先従隗始・温故知新

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テレビ時代>ネット時代という時代の変化で、庶民の夜の過ごし方はどう変遷したか

当然、時代のめまぐるしい変化に立ち会った世代はよく知っていること。90年以降の生まれは不利だろう。


ネット普及以前、毎晩の寂しさと退屈をしのぐには、放送を見聞きするか、曲でも聴くしかなかった。コピーといっても自宅でテープに録音程度。交流したければ長電話。
ネット普及後は、毎晩テキストで交流できるので放送や音楽CDは廃れてきている。


根底にあるのは『さびしさ』


よく、”交流”がどうとかビジネスシーンではカッコつけて言うが、なんのことはない”寂しさ”という陳腐な言葉で片付く。
ネットはなんだかんだといくらでもやることは見つかるので、むしろ繁忙ではあっても、寂しくはない。


ではテレビ番組も、深夜帯は、ツイッター連動でみんなでダベる番組ばっかりにしたらどうなるか…おそらく放送禁止用語や、芸能人ごとの「〜発言はNG」条件指定などが引っかかる…反面、芸能人が雑談に参加できる魅力もあるにはある。
しかしながらネットは掲示板のカテゴリ(最近は、まとめブログもある)にしても広大だ…自分から趣味に合ったサイトへ行ったり、仲間同士で集まる。…これに対応するにはテレビ側も同じぐらい膨大なチャンネルを用意し、すべて同時放送しなくてはならない…コスト的に現実味がない。


ネット側の膨大な情報資産、コンテンツ総数に、放送メディアは太刀打ちしきれないが(何より放送はストリームなので、オンデマンドでもデータ置きっぱなしでもない)
ネット側も、IT企業は必ずしも儲かっているわけではないし、放送メディアをソースとする情報も多く流用されている。
つまり、シナジーになりにくい相関関係と言えるが、両者がいないと困る関係には違いない。