先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

蜂の一刺し


人柱になってきた。表題の通り。


処置が終わり夜になってジリジリ痛い痛いなかをこうして入力している。必死で処置方法を検索したついでだ。忘れぬウチという意味でも。刺されて毒が回った直後はショック症状に死を覚悟した。今も「峠は今夜」という悟りの最中だ。


対処法や予備知識などは、グーグル検索に譲るとする。
検索ワード:
ステロイド ハチ
ハチ 黒
ハチ 刺され 漢方
スズメバチ 針


予防上の要点は
・じつは9月が危ない(残暑〜中秋)
・黒髪めがけて襲う(熊は黒毛、耳穴や目は黒いなど…海外には目を狙うスズメバチ類も)


きょうの筆者も該当の黒髪狙撃(なんかやけにムキになって頭めがけて特攻してきたんで変だなあと思い検索)…なので
金田一かカウボーイの帽子を必ずかぶって出かける(アウトドアでは)。
・秋なら大丈夫なんてばかげた思い込み


8年前の7月に嬬恋高原でキャベツ収穫アルバイトを連日やったとき、麦わら帽子がないと酷暑の環境で、たまにスズメバチが帽子めがけて攻撃してくることがあって、ちょっとだけチクっとしたんだけど、夕方にちょっとだけ腫れた。先端だけ頭皮に届いていたんだな。


頭部の場合、毒の回りによっては舌がしびれる(からい味覚が刺された場所から徐々に漂ってくる)…というか患部から毒が血流で巡ってくるのがわかる。
舌はしびれ、それ以外の各部は麻痺というか熱いというか。
しばらくはそうしてほぼ全身が、脱力や、熱感で、軽度とはいえ支配的になる。風邪と同じだから意識も薄れる。
なるべく動かない。頭を刺されたら首を動かさない。ためしに動かすとピュピュっと毒素が血流に回るようで、ビリビリした感触が心臓とか手足に巡ってくる。ヤバイとわかるので動かない。

・ハチは一匹だけで助かった(重傷者や死者のほぼ全員が大量の襲撃を受け、数十〜百単位の刺し傷、毒の総量が多く劇症化)
・寝た (どのみち刺されて数十分は動けない。動くと全身転移が進むので体力次第ではアレルギーショックが劇症化するかも)
・洗って冷やした (毒が水溶性なので多少は効果)
・患部はいじらない(スズメバチなら針は残らない。毒を絞って出すと言うが、むしろモミこんで全身へ回してしまうケースもあり50%と言われる)
1時間後にフラフラしながらドラッグストアへ行き、ひとまずムヒ系の最強の千円のを買う。冷やす作用が強い。
帰宅して検索開始、ステロイドが常識というエビデンスを得る。たまたま皮膚科系でリンデロンもらってたので頭髪込みで塗り塗り…ポマードかよ…真夏に冷蔵庫の助っ人に導入した蓄冷材を、布を巻いて湿布・氷枕として使った。


はっきりいって、よほど虚弱体質とか老人とか幼児とか、でないかぎり、救急車はばからしい。
壮健な青年・成人の男女なら、状況や体調をよく見ながらセルフケアしてみるべし。意地を張って劇症化しても119しないのでは本末転倒だが。
現在4時間以上経過、徐々に症状は引いてきている。塗り薬と漢方服用と安静のみ。


翌日追記
朝、体温38度。漢方薬を違うのに切り替えて37度まで下げる。(人により場合によりつかう処方は違ってくるので具体名は書かない…自分で調べられる人「ああ、解熱はあれを使ったんだな」とわかる人でないと使用するのは危険)
脱力、節々が痛い、発熱、意識朦朧…完全に風邪と同じ(バカなのでこんなの数年ぶり)。抗体が解毒のため戦っておりそれを推進するため熱が出ている。はっきりいってスズメバチにまともに刺されて毒が巡ると(たとえ一匹でもね…何度振り払っても執拗に数回刺しにくるけど)、注入量が多いこともあるがほかのハチとは比べものにならない過激な作用に見舞われる。
患部の激痛は消え、掻痒感になっている。腫れと言うよりむくみになっているので、引き続き氷嚢で冷やしつつ水毒むけの漢方を服用。さすがに昨晩はうなされて頻繁に起きた。患部が頭部なので寝返りも打てず決まった寝姿勢で過ごした。
刺された直後、ビール缶1、アクエリアス2Lを買う。血清を点滴しないので飲用・排尿・発汗で代用とする(毒=抗原は、抗体と結合し無毒化され次々に尿排泄されるため、素早い水分補給と排尿促進は『支援』となる…水毒むけの漢方薬を飲んでも水分が体外へ出すぎて、寝て起きるとのどがからからだったりするので予防策ともなる)。…ここらへんは眉唾物なので信じないように。ただ大学病院でも「点滴をしないならアイソトニックドリンクをたらふく飲んで」ということは、場合によりある。ソリタT3の粉を渡される。ソリタとポカリ系は基本的にはおなじもので、糖分の有無ぐらいしか違わない。http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se32/se3229101.html


翌々日追記
体温は平温になった。やや頭部のむくんだ腫れが残る程度。キッツイのは初日から12時間ぐらいだね。昨日はほぼかったるい程度だった。熱があると疲れるので頻繁に寝たけど。

夕方、リハビリがてら、山林へ。さすがに自転車はきついので原付。まだ刺されて48時間では患部を動かすと毒が全身へ回ったり、患部が腫れて熱が出る。
到着してすぐ、あの忌まわしいアタッカーの羽音が…ボボボボボ…重低音のホーネットサウンド
道行く人々に、秋のスズメバチ注意を伝えていく。けっこう帽子かぶってないなどスキのある人は多い。
幸いなのは爺婆ばっか。黒ではなく白髪なので的にされる確率は下がる。でもじいさまはさっそくあわてて帽子をかぶってた。
かくいうおれも、さすがに要心のため鮮やかな色彩のゴア雨具のフードをかぶる。後頭部を刺されると『背中からの不意打ち』なのでまず回避できない。

刺された位置じたいはすっかり治まり(腫れてむくむのはその周辺ばかり)、さわってみると一カ所だけだった。
野郎め(刺すハチはみんな女だけどね産卵管だから)3分ぐらいしつっこくツンツンしてきてたが、刺しはしなかったようだ。
さいごは力士のように「はたき落とし」たので、彼女は地面でピクピクしていた。5分後に現地に行くといなくなってたので、ひるんだだけだったらしい。
毒が回って朦朧と麻痺でなかったら、踏みつぶしていただろうな。


以上


24日現在の患部…3ミリ四方で膿んでかさぶたになった。
傷の状態からして、3分ほど患部肉薄でスズメバチ一匹に滞空されしつこく攻撃機制を受け続けたため、刺されただけでなく「かけられた」可能性がある。他のハチ傷の画像を見てもこのようには膿んでない。
google検索調査を重ねると、クラゲ毒の場合は皮膚内に注入された毒液が皮膚潰瘍により表面にしみ出すと『ただれる』そうなので、おなじ症状らしい。患部から大量の毒が頭部全ての血管へながれてくるのがビリビリとした感触でわかったし…舌に到達すると辛みを感じたり…だから『逆流=漏出』もあったんだな、患部処置の後も徐々に徐々に…)
付近に水場はあったかもしれないが川井キャンプ場なので人も多く忌避した…数km先の沢井の公衆トイレ到着まで患部を洗わなかった。なるべく患部=頭部と首を動かさぬよう毒を血行で回さぬよう慎重に自転車をゆっくりこいだ。
これでもステロイド軟膏塗布と漢方3処方により大事に至らなかった結果と言える。

皮膚をこんなにしちゃう毒物質が、患部周辺の血管内を循環していくのだから…下手に動いたり腫れた部分を触ると全身へ…



アナフィラキシー劇症化で死亡するのは1時間以内。そういう人は刺されてすぐにやばそうな容態になる。


俺の場合、すぐ瀕死症状になるようならおとなしく死ぬし(理由は後述)、そうでないなら自分で処置できるので、20分ほど意識朦朧で麻痺しかけている体を横たえて様子見していた…らだんだんと動けるぐらいにはなってきた=アナフィラキシーは出ないと診断…がしかし熱が出てきた、カッカする…いわば風邪ウイルスを注射したような状態だからな…ハチ毒でも風邪でもおなじ抗体反応が起きる=熱が出てだるくて…ひとまず患部を洗おうと沢井の公衆トイレへ自転車を進めた。毒の回った体で川井キャンプ場の階段を折りたたみ自転車を担いで上がるのはキツイかとおもったがそうでもなかった。むしろもうろうとする意識で運転する方がやや難しい。やはり患部側=左側後頭部の左目や頭部頸部皮膚はやや感覚麻痺度が高い=気配をつかみにくかったり。


病院側は警告を重視してるので、ご判断は各位慎重に。

http://www.j-poison-ic.or.jp/sanjyo/hati.pdf
日本中毒情報センター


岩手医科大学救急医学 井上義博
http://ccm.iwate-med.ac.jp/bee/bee.htm
特にアナフィラキシーの前駆症状といわれる口内違和感、口唇のしびれ、四肢のしびれ、心悸亢進、耳鳴り、めまい、腹痛、下痢、悪心、尿意、便意などが認められたときには、厳重な経過観察とともに、静脈路確保の上、輸液や酸素投与、エピネフリン投与といった初期治療が必要になる。


6)合併症

 アナフィラキシー反応の合併症はショックや呼吸不全といった早期に発現するものと、腎不全、DIC、肝不全などある程度の時間を経過して生じるものがある。何れにしろ初期治療の遅れによって多臓器不全に陥る危険性が高いので、迅速な対応が必要である。


検索を進める…
民間療法だと、ニラをすりつぶして患部に塗ると炎症が抑えられると、実際にできたと、農業系での報告がいくつかある。
漢方薬効の見地では「ニラ 消炎」で検索すると確かに消炎作用がある。ワサビやネギなどにも含まれる。漢方の薬草は西洋医学では精製して錠剤などにしてるので、馬鹿にならない。ソースは同一なのだ。


 ◇


一番ハチの気性が荒い、秋は要注意…

http://www.asahi.com/national/update/1004/SEB201210040004.html
高校生ら24人、ハチに刺され軽傷 山口・岩国 20121004


 4日午前8時40分ごろ、山口県岩国市川西で、登校中の県立岩国高校の生徒ら十数人がハチに襲われたと119番通報があった。岩国地区消防組合によると、生徒ら24人が刺されたとみられ、うち10人が市内3カ所の病院に搬送されたという。いずれも軽傷の模様。現場はJR川西駅近くの県道交差点付近。


http://www.asahi.com/national/update/1007/OSK201210070020.html
2012年10月7日15時20分
ハチに刺され11人病院搬送 徳島・眉山で観光客ら


 7日午前10時半ごろ、徳島市眉山(びざん)(290メートル)の登山道を歩いていた観光客から、ハチに刺されたと119番通報があった。市消防局は17〜47歳の男女11人を市内の病院に搬送。頭や腕、背中を数十カ所刺された人もいるが、重傷者はいないという。刺したのはスズメバチとみられる。

 この日は、市内でアニメイベントがあり、眉山山頂でもライブなどがあった。刺されたのはイベント参加者や登山者で、徳島県にぎわいづくり課によると、山頂へはロープウエーのほか、シャトルバスも運行中だった。さいたま市の男性会社員(27)は「バスもロープウエーも混んでいたので歩いた。近くにハチが来て、手で払ったら頭を刺された」と話していた。

 イベントの実行委員会は登山道の登り口と山頂、またツイッターで注意を呼びかけているという。


http://www.asahi.com/national/update/1012/TKY201210120265.html
児童ら11人、ハチに襲われ搬送 新潟・新発田の林道


 12日午前11時ごろ、新潟県新発田市菅谷の林道で、登山をしていた同市立藤塚小学校の児童ら一行がハチに襲われ、児童8人、教師2人、保護者1人の計11人が刺されて病院に運ばれた。新発田署によると、11人はいずれも軽傷で、襲ったハチはスズメバチではないかとみている。

 同署によると、一行は藤塚小の児童や教師、保護者の約120人。刺された児童は1年生の男子1人、2年生の男女3人、3年生と5年生がいずれも男子1人ずつ、6年生の女子2人。

Google検索:徳島市 マチアソビ
https://twitter.com/machiasobi


誰かが巣に接近して、振り払うなど刺激してしまうと、総攻撃開始…


・手で払ってはならない(一匹だけの場合、ひたすらはたきつづけると再度刺されずに済むが…巣に近いと仲間が集まる場合あり、あと刺されたのに動いてると全身へ毒が回る)
・麦わらや、布地のアウトドア向けの、全面ツバの帽子が頭部防護にいい(ロード自転車のメットはハチには役立たず)特にスズメバチは黒髪を狙い撃ちする習性


患部はステロイド軟膏やマキロンで、毎日欠かさず、消毒・殺菌してないと何週間でも化膿して膨れ続ける恐れあり。針で刺すような深い患部は化膿しやすい。化膿したらよーく周辺から広く絞り出してからマキロン消毒し、ステロイドを塗り込む。


 ◇


…まあこういうのも、極道右翼創価に政府公安、あるいは中韓露米などが、
・自殺心理へ誘導する工作
・なぜか心不全脳卒中で変死する工作
などの一環で、蜂に刺されるよう巧みに誘導する工作を仕掛けてくる場合も、政治的にマークされるような人物の場合はあり得るのが日本だが


ふつうのひとは心配しなくていいです。パパママの生きる姿勢や政治的発言が変わっていて、なぜか家族や知人が変死や負傷がやけに多い…場合だけ疑ってください。
なんかここ最近は(ってか2012年9月で)急に、大使が急死したり、大臣が自殺したり、町村が入院したりと、すんごくヤバイ政情ですけど、
普通の人は心配ない。