先従隗始・温故知新

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尖閣・反日デモ 続報

前回
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120916/1347730533


こういう積み重ねが
・日中経済断絶になったり
・ふとしたきっかけで軍艦同士の交戦になったり


こういうことは、各国の政府や右翼ゴロでコントロールできると思っていても、原発事故と同じで、そうはなかなかならない。
陸地では局地限定的であり色々とスムーズだが
海洋では民間、陸地では民衆デモと、一元統制の難易度は上がる。そして情報によるイメージばかり先行し、怒りなどは高まりやすい。


各国政府や右翼系の「読み違え」での悪化が心配。こういうのはヒューミントだけでは不十分だ。


だいたいねえ…反日デモ騒ぎの最中、満州事変の記念日ごろに、柳条湖へいく日本人…馬鹿でなければ何だ?重度の平和ぼけ症候群か????
もはや日中双方の民間人は、「気持ちをさっと切り替える モードチェンジ」するしかない。昨日までのことはさっぱり忘れ、要心と警戒に努めなくてはならない。
こないだもルーマニアにひとりでいってまんまと殺された女性がいたが、そんなことになりかねない。なにも異常殺人犯罪者でなくても、うっかり当たり所が悪いかもしれない。そしてウッカリの殺傷行為から戦争に発展したりする。
シリアでも女性記者が、ジャーナリストと言うことで「殺せ!」と狙い撃ちで殺されたが…戦争とか紛争に突入したというのは元来的にはそういうことだ…あとは程度問題やフェーズの違いでしかない。


何度も言うが、両国の政府も保守ゴロも、読みが適当すぎるし、甘すぎる。ネット上の書き込みレスをみても楽観過ぎて隙だらけだ。あんなゆるんだ右翼に日本国をどうこうされたくないね。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120918-OYT1T01037.htm
「日本人か」と聞いて殴る、邦人夫婦けが…香港


 【広州=吉田健一】在香港日本総領事館などによると、香港・九竜半島のホンハムフェリーターミナル付近で17日午後8時ごろ、歩いていた香港在住の日本人夫婦が中国人とみられる男に殴られ、2人とも軽傷を負った。

 男は英語で「日本人か」と聞いた上で殴ってきたといい、日本政府の尖閣諸島国有化への反発などが背景にあるとみられる。
(2012年9月18日21時05分 読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120918-OYT1T00691.htm
タクシー降ろされた…雰囲気危なく中国から帰国


 中国から帰国した人たちからは、反日感情に包まれた現地の様子に、戸惑いの声が上がった。

 18日に関西空港に帰国した兵庫県たつの市の男性(55)ら4人は、柳条湖事件の舞台となった中国・瀋陽を3泊4日で観光旅行した。同行した現地ガイドが別のガイドから「おまえたちはここから去れ」と中国語で言われたといい、男性は「緊張の連続だった」と話した。

 成田空港に帰り着いた群馬県桐生市の主婦(70)は、観光ツアーで瀋陽長春を訪れた。現地ではガイドから私語を慎むように言われ、持ち物につけていた日本語のシールをすべてはがしたという。北京市内に住む俳優青木一世(かずや)さん(19)は「雰囲気が危なくて日本に戻ってきた」という。「3日前にタクシーの中で電話した際、うっかり『もしもし』と言ってしまい、運転手に降ろされた」と話した。
(2012年9月18日17時41分 読売新聞)


http://www.asahi.com/national/update/0919/OSK201209190020.html
神戸中華同文学校で放火か 校門付近、灯油のにおい


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120918-OYT1T01414.htm
中国漁船数百隻、尖閣近海などで確認…海保警戒


 一部の中国メディアが「大量に押し寄せる」と報じた中国漁船について海上保安庁では、同諸島近海など東シナ海上で数百隻が操業していることを確認しているという。

 日中漁業協定で、日本の領海外の周辺海域では中国漁船の操業が認められているが、同庁では同諸島に近づく動きはないか警戒を続けている。
(2012年9月18日23時08分 読売新聞)


http://www.asahi.com/politics/update/0919/TKY201209180796.html
中国監視船、尖閣沖領海に侵入 海保、巡視船50隻投入  2012年9月19日6時54分


写真:魚釣島の北西約30キロの接続水域で、魚釣島を目指して航行する中国の海洋監視船2隻を全速力で追いかける海上保安庁の巡視船(右端)=18日午後2時6分、沖縄県石垣市、本社機から、河合博司撮影


 尖閣諸島沖縄県)の国有化を巡って日中の対立が深まる中、海上保安庁は18日、現場海域の警戒のため、現有の巡視船のほぼ半数に当たる約50隻を投入した。周辺海域では同日、中国の漁業監視船2隻、海洋監視船10隻が集まり、一部が領海侵犯した。海保は厳戒態勢を敷いているが、同日夜までに中国漁船の大船団は確認されていない。

 海保関係者によると、尖閣諸島は最も近い石垣島からでも約170キロ離れている。236隻保有する小型の巡視艇のほとんどは性能面から対応できず、パトロールは巡視船が主に担う。海保が保有する巡視船は計121隻で、うち約1割は修理中。今回は稼働できる巡視船の半数に当たる約50隻を、全国の海上保安本部からの応援を得て現場海域に投入した。交代で警戒に当たっている。

 中国漁船1千隻が尖閣周辺に向かっているという現地報道もあり、「これまでにない規模の態勢をとった」(海保関係者)という。ただ、周辺海域では18日夜までの段階で、中国漁船は確認されているが、多数ではないという。


http://mainichi.jp/select/news/20120920k0000m030088000c.html

中国:日本へ「次の手」模索 ガス抜きは済んだと 2012年09月19日 21時06分


 【北京・工藤哲】尖閣諸島国有化に反対する中国は、反日デモを容認する形で日本への対抗策を取ってきたが、ガス抜きは済んだとの判断のほか、デモが激化したため、一転して抑え込む方針に転じたとみられる。中国メディアは尖閣諸島周辺海域の漁船操業などを繰り返し伝えており、交流事業の停止、反日デモに次ぐ「次の手」を模索している。

 19日午前8時40分、記者の携帯に突然メッセージが届いた。送り主は北京市公安局。「皆さんは他の方法で愛国の情を理性的に表明するように。再び大使館区域に来ないでほしい」と書かれていた。北京の日本大使館前の交通規制は解除され、通常通りの車両往来となった。大使館最寄りの地下鉄「亮馬橋」駅が一時閉鎖され、中国版ツイッター大手「新浪微博」でも「反日」のキーワードが検索できなくなった。

 当局が19日にデモを事実上禁止したのは、満州事変のきっかけとなった柳条湖事件が起きた毎年9月18日に、国内で反日感情が高まることは避けられず、この日まではデモを容認せざるを得ない事情があった。

 日中関係に詳しい北京大学政府管理学院の白智立副教授は「デモ隊が次々に掲げていた毛沢東の顔写真は『平等な社会』や『抗日戦争の英雄』を意味するものであり、暗に現指導部の内政や外交への批判を示していた。指導部が世代交代する党大会も近づき、こうした声が勢いづくことは容認できないと政府が判断し、18日をピークに収束を図ったのだろう」とみる。

 尖閣諸島国有化を受け入れられない中国側は、国営中国中央テレビ(CCTV)で尖閣諸島周辺海域で操業してきたとする漁船船長の談話などを伝え、国内向けに中国の主権を再三強調している。中国政府は尖閣諸島の海域について「伝統的な漁場」との立場で、監視船の航行や漁船操業は長期にわたり日本に圧力を加えられる手段と判断しているようだ。

ガス抜きと言うが、この内容でガス抜きになどなっているものか。
軍事大国の時代じゃあるまいし…中国も中国で…前時代の価値観や思想を抜け出せていない。
いまはゆるみきってぬるまゆにつかりきって、世界中が豊かで平和だらけだと思い込んでる「消費者」の大国だ。すこし手を出したって慌てて泣いて逃げて帰るし、イメージダウンや治安悪化一つで事業の縮小や撤退へつながる。


甘すぎる、時代錯誤とか、経済の時代に軍事ベースというミスマッチとか…色々とズレている。


さっき尖閣関連の2chスレまとめブログを見てきたが「戦車が出てくるまでは大丈夫」っておまえネット右翼の40代だか60代だか知らないが、天安門の価値観で今を語るのかよ…日本の右翼の考え方もいつだかの時代で止まったままだ、2011 311 14:46の時計みたいにな…


10年も国政を追っていればわかる。日本も中国も韓国もいやどんな国だって、急激な時代の変遷と変化に追いつき切れてはおらず、悩みながら古いままでなんとか国家社会を回している。不器用なじいさんが若者や子供まで全部面倒を見るような滑稽な事態が続いている。
…だから、読み違える。
政府も保守ゴロもいろいろ読み違える。そして甘い。冷戦時代とかバブル時代は甘くて甘くて、そういう時代が何十年も続いたからだ。平和ぼけ時代が永久に続くという錯覚で年を取った世代だ。

http://diamond.jp/articles/-/24938
国際社会も危惧する日本の右傾化と政治主導外交
深刻な日中関係を安定軌道に戻すための「4原則」


ディッチレーの国際会議で懸念されて
いた日本の右傾化、政治主導外交

 一昨日まで、英国オックスフォード近郊のディッチレーで東アジアの政治安保を論じる国際会議に参加した。第二次世界大戦中の一時期、チャーチル首相が別荘として使用し、英米の指導者が戦後の体制を話し合った場所である。

 400ヘクタールという広大な敷地に建てられた荘厳な屋敷は、戦後米国やカナダなどの寄付を受け、ディッチレー財団が運営をする知的対話の場所となった。私もロンドンの大使館勤務の時代に何回か訪れた場所であるが、2日にわたって古い本に囲まれた会議室での議論を続けると、まるで世界を動かせる気分になるから不思議である。

 今回集まった約40名の有識者の中には、米国のクリストファー・ヒルカート・キャンベルといった米国務省の東アジア担当次官補の現職、前職や、英国外務省のピーター・ウィルソン現アジア局長も参加していた。

 私自身も、時期は異なるが外務省のアジア局長を務めた経験があり、東アジアという課題を巡って密度の濃い議論ができた。

 会議の圧倒的関心は米中関係にあったが、会議参加者の多くは日本の状況に大きな懸念を示していた。その懸念の最大のものは日本社会の右傾化であるという。

 日本の防衛力強化、集団的自衛権の見直し、武器禁輸三原則の見直しといったことには米国などの諸国は期待し、強い支持をするが、村山談話慰安婦についての河野官房長官談話を否定するような歴史や戦後秩序に触る動きは、米国を含め支持する国はいない。

 自民党の総裁選においても、このような動きが目立ち出すと、日本は東アジアで孤立していくのではないかと心配する声は強い。さらに、会議の外で話すと、日本という国は「政治主導」の旗印の中で外交ができない国となってしまったのではないか、という声も聞こえた。


以下のような繊細でゼネラルな分析ができるほどの知能がない…各国の右翼はそんなゴロツキやワルガキの集合体なので…けんかは増やすが落としどころは知らない。未来のことなんて知ったことではない…原発事故を擁護する担当も同じ右翼なのだ…
右翼が乗っ取ったかのような国家は、かならずや短期間で落ちぶれ、あるいは破綻する。

 中国や韓国、米国との関係で難しい問題であればあるほど、政府当局者がじっくり腹を割って話し、落とし所を探る必要があるが、日本の場合、官僚は政治には信頼されていないのでこの役割を果たせておらず、全て受身の対応となってしまっているという。

 私が東アジアに充満しつつあるナショナリズムの危険を話している最中に、中国における暴徒化した反日デモの話が報告された。16日に帰国すると日本のメディアは中国の100を越える都市における反日デモの報道で持ち切りである。

 2005年、2010年に比べ、今回のデモは規模や広範な都市への広がりから言っても相当深刻である。従来は中国のメディアではあまり報じていなかったが、今回は新聞でも大々的に報じられている。これで終わりになるのではなく、今後も続いていきそうな気配もする。


いま自民の総裁候補になってる連中もまた「パイプはゼロ」
親中っぽいことをやったのは福田まで。親中の丹羽大使だが重用されたのは小泉政権の頃だ…むしろ官僚生え抜きのみで占めたい閉鎖的な既得権益側は丹羽氏を疎んで排除したがっており、昨今死去した後任の大使はまさに外務キャリアであった。

 第三に、日中間の太いパイプを再構築する必要性である。自民党政権下においては国会議員をはじめ各界を代表する人々のパイプはそれなりに太いものがあったが、現在そのようなパイプはほとんど壊滅した。

 さらに、日本外務省の中国スクールと言われる人々を含む、中国通や中国の「ジャパン・ハンド」と言われる日本通の人々の影響力は大きく減った。普通であれば、現在のような日中間の危機と言われる状況においては、日中両国政府で緊密な協議が行なわれてよいはずであるが、そのような動きは全く見られない。

 誰が、どこで、事態の収拾を図るための協議を行なっているのであろうか。もし事態がそれぞれの国民のお互いに対する反感で悪化していくとすれば、外交不在と断じざるを得ない。


 日中関係を安定的軌道に戻すべく上述したような戦略が実現されるには、プロフェッショナルな政府の存在が大前提である。民主党自民党の代表選びや維新の会などの動きを見ていると、本当にこの国は大丈夫であろうか、と思ってしまう。世論に競争的に迎合していくようにしか見えない。

 対中国関係だけを見ても、ポピュリズム的雰囲気が充満している。


逆に、野田総理は官僚・財界ロボット過ぎるが。
素人同然でキャリアの浅い民主党は、いちいち両極端だ。官僚を排除したり、いきなり官僚をご主人様にしてポチになったりと。

 このためには、「何でも政治家」といった誤った政治主導は改めなければならない。政治が十分な信頼を官僚に与えた上、両国間で掘り下げた協議が行なわれることを切に期待したいと思う。


こいつはほんとうに駄目だな。約束を守ったとか守らないとかで、解散の時期をずらすなんてのは「愚の骨頂だ。」官僚とか利権のポチだから、自分を操るご主人が「解散は先がいいなあ」なんて言ったもんだからYESしたんだろうよ。
守るべきこと…原則にせよアドリブにせよ、どんどん破られていく。支配者都合で「やるべきでないこと」ばかりどんどん行われていく。これも一種のモラルハザードだ。

http://www.asahi.com/politics/update/0919/TKY201209180813.html
 野田佳彦首相は18日夜のTBSの番組で、自公両党と消費増税法成立と引き換えに合意した「近いうち」の衆院解散について、見直しを示唆した。合意後に自民党が首相問責決議案に同調したことで「状況の変化がある」と指摘。民主、自民の両党首選後の党首会談次第では、合意をほごにする可能性が出てきた。


民主党代表選と自民党総裁選後に党首会談を開き、「もう一回、3党合意の確認、仕切り直しをしたい」


日本が正義と言うことには絶対にならない。むしろ先手後手でいえば都知事(極右票を集めている手先)はかなり先手をやった。
片方にしか過失がないと紛争が起こらない。だからこそ大国には挑発のノウハウが充実している…真珠湾攻撃も挑発に乗った結果だ。
日本の…こと武士道を自己都合解釈した方面は、「短気」。真珠湾攻撃したのも、大国のハイレベル挑発を受け続けてキレた軍部の仕業だった。武士道とか言い出せば現代で息巻くのは極右だから、都知事みたいなのは武士道を気取る悪政因子として厳重に抑え込まねばならない。いくら両国政府が慌てて沈静化を図っても、また都知事一人で爆弾を投げ込む可能性が高い。
まだ近代日本は、文民オンリーになったのは戦後の『たった70年』だと言うことを忘れるな。それ以前の1500年はつねに武士が軍事政権(朝廷が軍を従えた政権も含め)で仕切ってきた野蛮な国だ。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120918-OYT1T01179.htm
日本側被害、首相「中国に責任」…賠償請求へ


 野田首相は18日夜のTBSの番組で、反日デモによって北京の日本大使館などの窓ガラスが割られた問題について、「日本の企業とか政府の建物とか、在留邦人で被害が出たら、当然、中国が責任を持つのがルールだ」と述べ、日本側の被害に対して中国政府に損害賠償を請求する考えを示した。

 外務省の杉山晋輔アジア大洋州局長は同日、反日デモによる大使館などの被害と、中国国家海洋局所属の監視船が尖閣諸島周辺の領海内に侵入したことについて、中国大使館の韓志強公使に電話で抗議した。

 首相は同日午後、首相官邸に河相周夫外務次官を呼び、中国の反日デモについて、今週末に再びピークが来るとの報告を受けた。外務省幹部は同日、民主党の会合で、反日デモについて、「ヤマ場を越えたことにはならない。おそらく長引く」との見通しを示した。
(2012年9月19日07時36分 読売新聞)

弁償請求は、
国有化名言と同じく
『火種』になるんじゃないのかね…
まるでロボットみたいに、いきなり単刀直入に
「国有化!」
「弁償しろ!」
こういうの、キッツイ言い方だから、相手もムッっとするんだよね。


ノダはなんでもそう。急にキッツイ一言で済ます。自民党時代ではあり得なかったね。
小泉もそうであるようにみえて、内実はすべての勢力に一定の配慮を欠かさなかった。この厚みの違いはやはり「稚拙な民主党」に尽きるだろう。ノウハウも実績も経歴年数も全部足りない。


おそらく相手も相手で「じゃあうちの所有物の尖閣を無断拝借しやがって、弁償しろ」とか言い出すぞ、最終的に中共政府でどういう答弁に落ち着くかは知らないが。


自民党ならそうした、かは知らないが…
こういう弁償沙汰は、水面下で、やってしまったほうがよかったのではないかねえ(実は弁償してました、と数ヶ月後とかにリーク記事が出る宇ような)…こないだも「中国の財界筋が匿名を条件に接触してきた」なんて記事が出てたし、『「表沙汰になる」と火がついちゃう時期』なんだよ。
つまり、いまのノダ政権・民主党も、外務省も、『空気が読めてない』。事務的にキッツイ言い方をして、人間同士の心のコミュニケーションができておらずおいきなり報道沙汰でけんか腰で相手に迫って、ぜんぜんけんかが収まらない対応をしているように見える。


彼らはちゃんと孫子の兵法を読んだのだろうか…


最近の外務省は「タカ派軍事的外務省」にしか見えない。自衛隊を接収すると恐ろしい好戦的軍になりそうだ。
ウエに引用した記事の、この部分が気になるので再度引用する。

 さらに、日本外務省の中国スクールと言われる人々を含む中国通や、中国の「ジャパン・ハンド」と言われる日本通の人々の、影響力は大きく減った。普通であれば、現在のような日中間の危機と言われる状況においては、日中両国政府で緊密な協議が行なわれてよいはずであるが、そのような動きは全く見られない。

 誰が、どこで、事態の収拾を図るための協議を行なっているのであろうか。


アニメを含むSFの、異星人との戦争ものでも、相互無理解が要らぬ戦争を勃発させるパターンばかりだ。「異文化コミュニケーション」とエイリアンが説く英会話教室のCMもあったっけ。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1802X_Y2A910C1MM8000/
傷口広げた稚拙な日本外交


 原因はさまざまだが、ひとつは中国の出方の読みあやまりだ。

 「政府が買うのはきちんと管理するためだ」。尖閣諸島の購入計画が浮上した7月ごろから、政府は中国側と接触を繰り返し、こう説明してきた。そのときの反応も踏まえて、米政府にも「『日中で意思疎通はできている』と伝えていた」(日米関係筋)。

 だが、中国内の反日デモが政府の予想以上だったことは、玄葉光一郎外相が豪州の外遊を切り上げ、あわてて帰国したことからも明らかだ。

 一因は日中のパイプの乏しさにある。権力闘争が続く中国では、従来の外務省や共産党のルートに頼るだけでは、相手の出方を読み切れない。

 「胡錦濤国家主席らの政敵はどう出るか、軍はどこまで反発するか。反日デモの規模は。これらを把握するには党、軍、地方、そして草の根に広がるパイプが必要だが、日本にはそれが乏しい」。中国の内情に詳しい外交筋はこう指摘する。

 もっとも、そうしたパイプを整えるだけでは、中国の対日強硬がやむことはないだろう。日中の国力が逆転しつつあるなか、中国は「もう日本に配慮しなくてもいい」と思い始めているからだ。これを解決するには領土の警備を固め、国力を回復するしかないが、すぐにはめどが立たない。

 ならば日本は米国や他の友好国とも組み、中国の強硬路線に歯止めをかけていくことが肝心だ。




 尖閣国有化に際しても、日本への明確な支持を得られるよう、最低限、米側には入念に根回ししておくべきだった。だが、それも十分だったとはいえない。17日に来日したパネッタ米国防長官は「尖閣の帰属については中立」との立場を崩さなかった。

 格差が広がる中国は人々の不満が広がり、危険なガスでふくらむ風船のようだ。日中パイプの裾野を広げ、米国や友好国と対中戦略でがっちり組む――。まずこの2つに早急に取りかからないと、外交危機は治療できない。(編集委員 秋田浩之)


中国軍部はやる気満々…やるやる詐欺だといいんだがね。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120920-OYT1T00290.htm
中国軍の5将軍は主戦論「断固として軍事行動」



 【北京=竹内誠一郎】中国人民解放軍内で、日本の自衛隊尖閣諸島に出動した場合、軍事行動を辞さないとする発言が相次いでいる。

 強硬姿勢を示して日本をけん制する一方、危機を強調することで政権内での軍の発言力を強める政治的意図もあるとみられる。

 中国系香港紙「文匯報」によると、北京で15日、将軍5人の座談会が開かれ、徐光裕少将(軍防化指揮工程学院の元副院長)は「海上自衛隊が釣魚島(尖閣諸島の中国名)の12カイリ内に入るか、中国の民間船舶を攻撃すれば、断固として軍事行動を取る」と述べた。他の4人も主戦論を展開した。

 軍関係の研究機関・中国政策科学研究会の彭光謙少将は14日のシンポジウムで、「自衛隊が釣魚島に上陸すれば、一線を越えたことになる。軍はいつでも使命を履行できる」と述べた。
(2012年9月20日15時32分 読売新聞)


 ◇




こちらも大変な状況だ。あえてこのエントリー記事に併載する。


日本は今や、数々の罰当たりを繰り返し、今まさにその「精算」を受けてるように見える。やり過ぎると、罰が当たる。儲かりすぎるだけでも、反動がくる。
日本はもう駄目だ。これは覆せない。
観念論ではない。事実関係がすでにそれを示している。


いつまでも、いまの豊かな暮らしが続けられない。各家庭は『備え』が必要だ。
きのうも某筋に怒られた。「日本経済が陥落寸前の時に、自転車だので遊んでる場合か」と。どこまでフェイクでどこまで本気かわかりかねるが、日本の政治経済産業が取り巻く状況を総合すると、その叱咤もけっして”飛ばし”ではない…


近年、家電>デジ家電>スマホという主力変遷の流れがあって
右へ流れるほどどんどん日本メーカーは追い詰められたり下位に落とされてきた。これは欧米側が日本を蹴落とすため故意に行ってるのだ。昔からこのような日本冷遇はたまにあったことだ。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1404D_U2A910C1000000/
iPhone対抗は遠く…始まった日本メーカー外し 2012/9/19 7:00


国内メーカーから聞こえてくるのは、あきらめにも似た言葉ばかりだ。産業構造の変化に取り残され、最先端の技術を使った製品をタイムリーに出す能力も底をつきかけている。日の丸スマホの落日。瀬戸際の現場を追った。



 日本メーカーの備えはどうか。これまでiPhoneの新機種は年に1度、秋に登場するのが基本パターンで、今回の発売も想定の範囲内だった。国内大手は夏モデルで対抗機種を用意。画面の大きさや日本独自の機能など、カタログの上ではiPhoneに勝るとも劣らない品ぞろえで迎撃態勢を整えているように見えた。

 ところが、思わぬ落とし穴が待ち構えていた。

 真っ先にそこにはまったのが、国内市場でトップシェアを争っていたシャープだ。

 8月1日午前10時。NTTドコモのウェブサイトからある製品の紹介が消えた。シャープ製の「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」。「生産中止」の告知も掲げられた。6月29日に発売したばかりで、調査会社のGfKジャパンによれば発売した週に携帯電話の店頭販売台数ランキングで3位に入った人気機種だ。

 いったい何が起こったのか。

 NTTドコモの説明はこうだ。「お客様からの要望が予定した生産量よりも格段に大きく、当初の割り当て分を売り切った店舗も出てきたため、ウェブでの製品紹介は見合わせました。今のところ、いつ状況が改善するかはわかりません。ただ、生産中止としたのは間違いです」(同社広報)


 シャープを窮地に陥れた理由は部品不足のようだ。米クアルコム製の最新半導体「MSM8960」の供給を十分に受けられなかったと見られる。影響を被ったのはシャープだけではない。例年ならば5〜6月に出荷される国内メーカーの夏モデルの多くが、今年は7〜8月まで登場しなかった。この部品の供給不足が一因とされている。

 そうしたなか、この半導体を搭載して大ヒットを続ける機種がある。シャープ製品の前日に発売された韓国サムスン電子製の「GALAXY(ギャラクシー)S3」だ。

 調査会社BCNの集計では国内の携帯電話出荷ランキングで、発売直後の7月にアップルのiPhoneを抑えて首位に輝いた。今もランキングのトップを争い、部品の供給不足の影はみじんもない。

 クアルコムはシャープをはじめとする日本メーカーとサムスン電子のどちらを優先しているのか。誰が見ても状況は明らかだ。

 基幹部品メーカーが世界シェアの高い海外の大手メーカーへの対応を優先し、国内メーカーを二の次にし始めた節がある。


 米マイクロソフトは次世代OS「ウィンドウズ8」の1品種として、タブレット端末に向く「ウィンドウズRT」を10月に発売する。ところが、これを搭載したタブレット端末を同時に発売できる国内メーカーは1社もない。このOSを使ったハードウエアを先行開発する企業の数をマイクロソフトが絞ったからだ。

 製品を発売予定のメーカーは中国レノボ、米デル、台湾アスース、韓国サムスン電子など海外勢ばかり。パソコンの出荷台数で世界シェアが高いメーカーしか選ばれていない。サムスンは数年前まで、パソコン大手のイメージは薄かったが、米ガートナーの調べでは11年の出荷台数でソニー富士通より上位の8位に付け、勢いづいている。

 11年の世界出荷台数でシェア6位につけた東芝はパートナーに選ばれ開発を進めてきたが、8月半ばに突如、製品化の中止を表明した。理由は「部品の調達が間に合わずタイムリーに発売できないことがわかったため」という。


 国内携帯電話メーカーの技術者が解説する。「タッチパネルで滑らかに操作できるようにするには、(グーグルやマイクロソフトが作る)OSの奥深くまで踏み込んだチューニング(調整)が必要だ」

 基幹部品のメーカーが緊密な共同開発ができる相手はおのずと限られることが、機器メーカーの絞り込みにつながっている。「サムスンなどは相当先に行っているようだ。今や日本メーカーは周回遅れの状態」(同)

OSまかせじゃないからなータッチパネルは。WinOSいれてはおしまいではない。欧米様にペコペコして気に入られないとこの共同作業をやってもらえないと。結局また、OSメーカーとチップメーカーが大いばりする復権の時代になったわけだ…10年前の悪夢。


シャープは数年前も、ソーラー電池のシェアでEU勢に負けてきた。
グローバル競争は単純で
・貧乏国が、いかに安く勝負するか
・大国が、いかにシェアーの大きさで勝負するか
日本は裕福だし、小さい島国だし、どれでも負けている。まさに日本がスランプに陥るための時代だ。

「日本で売っている端末をハイスペックと言って持って行っても海外では相手にしてもらえない。製品企画部門が1000本ノック状態で必死にアイデアを考えている」。松村氏は打ち明ける。


 国内機器メーカーの苦戦を、部品メーカー側は冷静に見ている。彼らが指摘するのは、世界市場を開拓する戦略以前の問題だ。


 「米国でのミーティングで日本メーカーと話したら、日本に持ち帰って検討すると言われた。同じ件で台湾メーカーは、その場で電話をかけて即決した」「うちの部品をどんな製品に使うんですかと機器メーカーに聞いたときに、人ごとのように『さぁ』と言われたのには本当にびっくりした」……。

 意思決定の遅さや戦略の不透明さ。日本の機器メーカーはそうした体質の改善が先決だろうというのが、部品メーカーの本音だ。

たいしたことの無い、小者・馬鹿ぞろいの日本人が幾人集まっても
世界中の英知が集まるグローバル覇権企業には、絶対に勝てない。
まして日本企業は、リストラと言っては嫌がらせしまくって追い出して自殺させ、社内をどこの馬の骨とも知らない(右翼や創価やオウムだらけの)ハケンさんだらけにした。彼らは契約通りの仕事しかせず、親身にアイデアなんか出してくれない。むしろカルト宗教や右翼極道筋は内部スパイ…知り得る限りの情報収集を行う。内部に右翼極道がいると、企業側はリストラを行うときに「ヤクザさん、あなたのプロテクで脅しまくって追い出してください」と依頼するから、凄惨な追い出し光景が繰り広げられる。ますます「日本企業なんかに誰が手をかすかよ」といいう反感を持つ国民が増え続ける…骨粗鬆症になっていく日本の産業や政財界…


おれはアップルやグーグルと関係を有して、Web2.0やiphoneなどを「生み出した人間」の一人なので、彼らと日本勢のクオリティの違いは熟知している。任天堂のDSやWiiがヒットしたりロングセラーなのは、あれらの設計思想や販売戦略&コマースを正しく導入したからだ。


震災と原発事故の、直後の政府対応をTVでリアルタイムで見ててわかっただろう。
・遅い
・ぐだぐだ
・素人くせえ
・足の引っ張り合い
・他人事、責任から逃げたい
あれが日本の政財界と、大企業の、トップレベルの『真の姿』だ。


リスクテイクする英雄がどこにでもいる…そういう冒険好きな社会にならない限り、生まれ変わらない限り、日本はいつまでも落ちぶれ続ける。


つまり『経済国日本は、まもなく倒産する』ということなんだよ。

 日本の機器メーカーは、
部品メーカーを「下請け」と見なす意識も根強いという。「部品メーカーは機器メーカーの言うことを聞いて当たり前と考えている。技術者に直接連絡を取ればいいのに、営業部を通して話そうとしたりするのも、『こっちは客だぞ』という意識の現れではないか」(基幹部品メーカーの技術者)

 現実には、すでに力関係は変わっている。
マイクロソフトの関係者は「ウィンドウズRTを使ったタブレット端末で共同開発の相手を選んだのは半導体メーカー側。パソコンメーカー側ではなかった」と明かす。今や基幹部品メーカーに断られれば、機器メーカーは製品の開発さえできない。

アップルのように半導体やOSも自社開発するならば話は別だが、低価格競争について行くだけで必死の日本メーカーにその体力はない。

 日本メーカーはスマホやパソコンなど異なる機器の設計や部品を共通にし、発注量を増やすことで部品メーカーとの力関係で優位に立つ手法に活路を見いだそうとしている。東芝はパソコンとテレビの事業を統合し、開発体制の一本化に踏み込んだ。

 しかし、そうした部品の共通化策は、ライバルの海外メーカーも取ることができる。むしろ、『日本勢より大きな規模』での実施が可能だ。そうなれば、スマホにとどまらず、テレビなどデジタル家電を含めた巨大な土俵で、日本は海外勢の攻勢にさらされるだろう。デジタル市場での総崩れというシナリオを回避できるのか。日本メーカーは瀬戸際まで追い込まれている

昔のやり方に固執する日本企業勢…
「おまえはもう徳川将軍じゃない」と徳川慶喜が明治の世にしかられている…




日経新聞にしても、こんな程度の情報さえ有料にして、読む人を減らし…たしかに社の収益は上がるだろうが、大事な情報を社会に蔓延させる機能は落ちているのだ…馬鹿が増える…無頓着で平和ぼけな市民が増える…=国際競争にますます危機感を抱かず負けるようになる。


深淵を読み解く賢者がいないと、こうなる。目先の利益確保で、全てを台無しにする。


 ◇


21日追記
はっきりいって尖閣に関しては、日本も中国も双方が「甘すぎる」
こんなガキのケンカ嫌がらせ合戦レベルでは、両国とも経済的にしぼみ続け、ひいては両国経済が縮小、グローバル経済への悪影響となろう。
昔は一国閉鎖経済だったが、その当時の軍国路線を引きずったまま争いをしても、いまは各国ネットワーキングのグローバル経済なのだ。迷惑は世界中へ飛び火する。
中国はせっかくの伸びしろを失い、いよいよ本格的に下落衰退を開始した日本はいよいよトドめを刺される。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120920-OYT1T00906.htm?from=rss&ref=rssad
中国警察、ユニクロに「デモ来るぞ、すぐ紙貼れ」



 ファーストリテイリング柳井正会長兼社長は20日、反日デモが行われた14日から15日にかけて、上海の地元警察が「尖閣諸島が中国固有の領土であることを支持する」との内容の紙をユニクロ店舗に貼るよう指示していたことを明らかにした。

 これを受けて中国人店長が独断で約40分間、紙を貼り出したという。

 同社によると14日夜、上海郊外のショッピングモール「開元地中海広場」のユニクロを含む日系数店舗が地元警察に呼び出され、翌日からの大規模デモに備えた安全確保策として、「支持釣魚島是中国固有領土」と書いた貼り紙を掲示するよう指示されたという。

 ユニクロの店長は当初、政治・外交問題に関与しないとの社の方針に従って、指示を無視していたが、15日正午ごろになって、デモの参加人数が1000人以上に膨れあがり、地元警官から改めて「もっと大規模なデモが来る。直ちに貼るように」と強い口調で言われたため、デモ隊が通り過ぎるまでの間、ショーウインドーに貼り出したという。
(2012年9月21日09時53分 読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120920-OYT1T01506.htm
尖閣出漁船に当局から125万円…船主が明かす


20日、中国浙江省石浦港に停泊中の漁船(関泰晴撮影)

 【石浦(中国浙江省)=関泰晴】沖縄県尖閣諸島付近の海域に向け、多数の漁船が出航したとみられる浙江省石浦地区の漁港を20日、訪れた。

 港では、複数の船主が、地元の漁業規制当局から補助金の約束を得て船を送り出したと証言した。

 人口約15万人の石浦地区は大小1500隻余の漁船の基地だ。大部分の漁船が夏の休漁期間が終了した16日以降、沿岸や沖合の海域に出ており、漁港周辺は閑散としている。

 「釣魚島(尖閣諸島の中国名)に向かう漁船には、当局から10万元(約125万円)の補助金が出るぞ」

 波止場付近にある市場で、漁船5隻を持つ船主が明かした。同地区行政府の漁業監督部門が今月初旬、漁船100隻余に対し、尖閣海域に出航する許可を与え、石浦尖閣付近の片道500キロを往復する燃料代に相当する現金10万元の支給を通知してきたというのだ。漁船乗組員の月給は3000元(約3万7500円)前後という同地区で、10万元は大金といえる。

 地元の漁業関係者によると、これまで同部門は「政府の意向もあり、面倒を起こすな」と尖閣付近の出漁を事実上、禁じてきた。ところが、日本の尖閣諸島国有化を受け、状況が一変したという。別の船主も補助金の通知があったことを確認した。

 実際の受け取りは今後になる模様だ。この船主は「我々が釣魚島に出航するのは中国国民としての義務だ」と話し、日本を揺さぶる「先兵」役を果たすことに意欲を見せた。
(2012年9月21日11時03分 読売新聞)

その『大金』の出所は日本との交易によるものだ。割合で半分近くがそうだ。
日本も中国も、政府・政治が争いを主導しているので、『お金が湯水のようにわいて出てくる意識』である…もっと民間の必死こいて金を稼ぎ出すような、そういう経験者がゼロなのである。
そういう「もう1万年でも湯水のように納税されてくる金で食ってきた連中」は、昔からの軍国だの愛国だのというゴロツキ利権で長いことやってきたから、今もその迷惑な振る舞いをやめない・・・数十年前の軍国路線を振りかざして、現代のグローバル経済に大迷惑をかけている…さらにかけようとしている。泣くのは民間と庶民ばかりなり…
もし日中でほぼ同時期にクーデターが起きるなら、それは「必死こいて金を稼ぎ出す苦労を知っている連中」が勝つのかもしれない。

http://mainichi.jp/select/news/20120921k0000e030169000c.html
尖閣:温首相、新たな措置示唆 2012年09月21日 12時04分(最終更新 09月21日 12時12分)

 【北京・成沢健一】中国の温家宝首相は20日、ブリュッセルで地元の華僑らと会見した際、日本政府の尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化を改めて非難したうえで「有力な措置を取る」と述べ、日本に対して新たな対抗措置を取る考えを示唆した。中国メディアが21日、伝えた。

 温首相は「日本の当局は茶番を演じているが、全世界は釣魚島が中国の神聖な固有の領土であることを知るべきだ」と非難。「国家主権と領土にかかわる重大な問題で、我々は不屈の精神を保持し、少しも譲歩しない」と強調した。

 温首相は10日にも「中国政府と人民は半歩も譲歩しない」と発言しているが、今回の発言は反日デモを抑制した後も日本に対する強硬姿勢を維持し続けることを改めて表明したと言えそうだ。

北朝鮮と同レベル。こんなだから日本の右翼も進化しない。同レベルでないとケンカにならないからだ。