ちょっと最近の韓国は、挑発や扇動を受けてるとはいえ、やりすぎ、攻撃的過ぎになってきた。いわばネオコン傾向を大統領自らが率先している始末…
基本的に過激発言や攻撃的姿勢は「いかにその国が余裕がなくなっているか」の指標でしかない。北朝鮮と同じことだ。
韓国は人口は日本の半分で、産業も日本ほど幅広くはない。経済が乱高下に陥りやすい。
あんな北朝鮮の模倣じみたことを繰り返していると、ほんとうに北朝鮮みたいに孤立化してしまうぞ…そうでなくとも任期終わりかけの、ずっと不人気だった大統領だ…大統領の自決行為に国をあげて巻き込まれているに等しい。
前任のノムヒョンは逆で、おとなしくて紳士過ぎて、経済改革がうまくいかなかったのでバッシングを受けて落ち込み、ついには崖から落ちて自殺するよう仕組まれてしまった。
なんか、中間ぐらいのちょうどいい大統領に恵まれない国だね…そこらへんは、尖閣問題といいまだ中国の方が判断に厚みがある。
読み手にもカンチガイしないでほしいのは、たとえば日韓で政治的に険悪になってケンカをしても、今の時代にあっては双方とも大きな損失しかしないと言うことだ。
政治には強いが民間経済には疎いとか、ケンカの専門家であって社会地位が低く頭もよくないとか、そういう「偏った人々」の心中行為に、社会全体がまきこまれるようなことに、なってはならない、なるべきではない。
たとえば以下。こういうことが、何年も、幾多の業界で、無限連鎖で折り重なって…ひいてはGDPや貿易収支、各社の収益にじわじわ首を絞めににじりよってくる。
ケンカをして楽しいのは、ごく一部の雲の上にいると思い込んでいる勢力だけ。
しかも、ほんの数ヶ月とか数年で「大変なことをした」と思い知るか、大勢に詰め寄られてそう言わされることになる。
http://mainichi.jp/select/news/20120816k0000m040075000c.html
日韓が領有権を主張する竹島（韓国名・独島）への遠泳リレーに韓流スターのソン・イルグク氏が参加したことを受け、ＢＳジャパンは１５日、ソン氏が主演する韓国ドラマ「強力班」の放送を見合わせることを決めた。ＢＳ日テレもソン氏が主演する「神と呼ばれた男」の放送を延期する。
http://www.asahi.com/business/update/0815/TKY201208150428.html
韓国旅行者向けの新カード発行延期 三井住友カード三井住友カードは１５日、韓国に旅行する日本人向けに予定していた新たなカードの発行を延期すると発表した。提携する韓国のカード会社と２２日にソウル市内で記者発表会を計画していたが、これも延期する。
韓国の李明博（イ・ミョンバク）大統領の竹島上陸や対日批判などを考慮し、「今サービスを始めるのはふさわしくない」（広報室）と判断したという。
経済界、経団連レベルでなくても各社の共通の思いはむしろ、丹羽大使サイドであろう。ゲンダイも記事にしていたが「なんで中国なんかにケンカを売るんだ」と、社運のかかったアジア進出ゆえにみな目を白黒させている。
いまは企業舎弟などを抱えていない裏社会勢力だけが暗躍していてよいのだろうが、いずれ企業舎弟側＝経済ヤクザらの懐をさびしくさせることへつながるのだから、ここらへんが遠からずギクシャクしたり懐柔要因になったりするのだろうと予測する。
良くも悪くも、嫌でも何でも、近年の日本の各業界は韓流バブルで利ざや確保してしのいできた経緯もある（放送業界なんかもはや広告ビジネス崩壊で自社でろくな番組作れないからタダで韓流番組レンタルしてもらって枠を埋めないとやっていけない）。収益確保は理屈ではない。
繰り返すが、もはや日本は体育会系のバーバルやバイオレンスでは「食えない」時代になったのだ。
家電とクルマが追い詰められている以上、いままで迫害や冷遇を重ねてきた対象＝インテリジェンス人材に頼るしか、国家生き残りの道を見いだすのは難しい。
いまや家電は「別に日本製はいらない」とパッシングされている。忙しい工場は日本以外のアジアだけで、そこに作らせてる母体も日本企業ではない。
まだ日本車は「日本車じゃないとダメ」な差別化がまだ生きてるから、なんぼか生き残りやすいけれども…
つまり、すくなくとも日本経済は来年から『片肺』になってしまうのはもはや確実だ。その”穴埋め”のために、新たなキラー商材や戦略を「思いつく」ためには、天才的頭脳とか、変わり者とかに、頭を下げて頼み込む『勇気』が、従来の政官財なり裏社会バーバルには必須となる。必須の通過儀礼、関門である。
山本勘助…いちどは脚光を浴びてまた”嫉妬側”につぶされた、あの流れ…
嫉妬が「排他」となり、国家をつぶした前例は近年でもいくらでもある。ジンバブエ経済が極端な例。
近年の日本の不況と収益縮小も、攘夷じみた外国資本排斥風潮の盛り上がりによるものである…軽いやけどのはずが、重度の全身やけどにしてしまった。ここらへんに対する批判はほぼ竹中平蔵氏のが正しい。
