先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

奥多摩駅でレンタサイクル

http://trekkling.jp/
・片道で青梅、河辺で乗り捨て(返却場所を青柳とコーキに委託してるあたりが渋いね)
・一日最大2000円、電動アシスト3000円
・雨天中止


店内はブリジストン系のスポーツモデルが多かった。
土日祝日のみ営業とのこと。


 ◇


まあ、青梅駅付近からのろのろ出発できる自分としてはレンタルするまでもなくて、
15時過ぎに出発して道中で買い食いしながら奥多摩駅リターンで帰宅が18時台とかだけどね。
むろん1万円モデル…20インチ折りたたみのスポーツ風タウン自転車です。前歯車40Tの6変速なので登坂は得意、高速でこぐと回転速いけど軽いので疲れはしない。ショートクランクなので動きも小さくてなお疲れにくい。そのうち55Tぐらいのを外側に増設し前ブレーキもシマノのに交換しようと思う。
上のやつ

・ハンドルポストにゼファールポンプ
・左ハンドルに買い物袋(サイドスタンド立てるとき重心が合うのでまず転倒しない。)
・右ハンドルにぶらさげペットボトル(最近流行のシリコンで引っかけるやつ)
・シートポストにバッグ(パンク修理セットと20インチチューブ)
・シートにすだれをカッティングして巻き付け(すだれのスキマの向きを車体前後方向にしてあるので通気性抜群、そして熱を持たない)
・レジャーシート常備(寝る)
・リアキャリアが低いのでベンチにしてお弁当や休憩
・大型ゴミ袋を買えばすぐ輪行できる(ズボンのポケットに荷造り結束ベルト常備、車体縛り付けや取っ手にする 運賃無料、電車賃・奥多摩〜青梅290円のみ)
・銀マット購入で余るゴムバンドを常備、ハンドルにゴア雨具や傘をくくりつける。
もうね、90年代にスポーツMTBとかにフル装備して重くてギブアップしたのがウソのようだわ。もうフルサイズのMTBやロードには戻れないな。フル装備で16kg切るし、ステア時の車輪の重ったるい挙動がないし、軽量なのでフルサイズと同じタイヤサイズでも(1.75とか)エアサス性能がアップするためシティモデルでもMTB用途で使えるし…BMXに近いんだよねhttp://www.zendistro.com/products03-1860.html。だからアクロバティックなダウンヒルや、じつは山岳の消防や救急そして警察の機敏で機動的な犯人追跡補助など(登坂向きで、ステアも機敏で、かついで柵越えも楽々)、多彩に利用できるはずなんだが…まだまだ消防でも赤バイ導入までがせいぜいで、もったいない。


 ◇


そんなわけできょう15時過ぎに出発すると、頭上を消防ヘリが奥多摩青梅市街方向へ…またか。
奥多摩現地で聞いてくるの忘れたので帰宅後奥多摩署にTELしたところ
「山岳で負傷者」とのこと。なんだ周遊道路のバイク事故じゃないのか。
たしかに道中はニワカ登山客もいっぱいいたな。さすがお盆。
こちらはもはや見慣れた渓谷の風景をみて「わー、すごーい!」のいわゆる都会人登山客ね大半が中高年のグループの。


つまりはこっちからすれば渓谷も低山も幾度も入って徘徊してるので、その意味でも見慣れて、慣れて、るんだけど、
ニワカ客はたしょうの装備を携えていても、やはり判断が甘く、不慣れだ。こっちが手ぬぐいと綿手袋だけでも無傷でとっととクリアするポイントでも、彼らはフル装備でさえ負傷してしまう。
都会の弱い体の人がニワカでやってくるんだから、体ができてないんだから、まず事故るものと思っていた方がいい。楽しいおしゃべりをしながら楽しいひとときになるのはもっともだが、でもけがするものと思った方がいい。


先週末から本日にかけて、近畿…奈良と大津という近隣地域であいついで中高生の部活登山パーティが「イージーな登山コース」で遭難していたが、彼らも結局はいくら登山部だろうが学生と教師なんて『判断が甘い』連中だから、遠足の延長の気分や装備でやってきてしまうのだ。
実際、奈良の生徒らが発見された直後の報道映像を見たが、コンビニの透明ビニールカッパとか…ナメてんのかと。ゴアを当たり前に着用してない時点で、この山に死ににきていますという甘さを露呈している。テントはあったようだが全員が寝泊まりできるだけ確保していたかも怪しい。


山ってパターンは似てるので、こういう沢に降りたらまずそうだとか、そういう「定番パターン」は、幾度もいろんなコースを練り歩いた人だけに身についてくるとも思う。低山でわざわざ獣道や、道のないところを行くことがあるが、いちいち道迷いしたり、里からむしろ遠ざかってしまうようなパターンというのは、だいたい決まっている。つまりは「こっちが道順ですよ」という示し方もまた決まっている…中には非常に意地悪というかカスカなのもあるんだけどね。


わざわざ倒木してある「行くな」な地点を突っ切ってしまうとか、暴風雨の直後で荒れてるからわかんないだとか…そんなイイワケしたって自然は容赦ないぞ。イイワケが通じるのは人間で完結してる場合だけ。


遭難や負傷しやすい人:人間の都市社会の延長に大自然があるという、公園散歩感覚の人
つまり、逆の人なら最初からキャパシティがあるので滅多にアクシデントにならない。
自然とは残酷で厳しい物であると。
日本なんて実はなくて、陸地の上に住んでる人間たちが勝手に国があると、この土地は俺たちのもんだと、言ってるだけなんだと。
人々がいくら教えてくれても全然足りない。
自分で自然の厳しさや危なさを確かめながら歩くしかない。