先従隗始・温故知新

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車両火災につき、青梅街道R411一時通行止め

青梅市森下町、国道411号線青梅街道と小曾木街道のT字路交差点の先、二輪車の火災によりしばらく通行止め。


本日2012/05/19の火災発生、おそらく15時半頃。
16時過ぎまでは残作業などのため通行止めが続く模様。(追記:16時過ぎに通行止め解除、車両は撤去)
狭い裏道や吉野街道などへの誘導が行われており現場周辺の道路交通はたいへん混雑している。

http://g.co/maps/yt5nz

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 ◇


…さて、
私は二輪車に関しては整備もライディングもセミプロレベルであるので、軽く概要を解説。


現地で聞き込みを軽く行い、「ああ、よくあるパターンね」とすぐわかった。


・年式が古い25年物http://www.honda.co.jp/news/1987/2871215.html
・停車し(休憩?)、再度イグニッションON時、なんかこげくさかったとのこと


つまりよくあるパターンだ。いわゆる直4エンジンに多い。


1 経年劣化で、ホース経路や、タンクなど金属部との接合部や、タンクそのもののサビ穿孔などで、ちょびちょび漏れるようになる
2 かつ、整備経験が浅くユーザが気づかない
3 この状態でメインスイッチをONにして通電してしまうと、アース側などから火花が出ることがあるから、気化しているガソリンに引火し、瞬時に燃え上がる


これに対するアドバイスは以下。


・せめてキャブをおろす程度の整備経験がある人だけが、15年以上経過し、かつ褪せて劣化が一目瞭然の、バイクに乗ってよいです
・でないと「レトロ車は燃料が漏れると言うこと」「そういうレトロ車を乗り回す際の注意点」などが、わかりません。誰にも教えてもらわないまま過ごしてしまう。
・端的には、タンクはかならず内部が結露する…気化しやすいガソリンが冷たいことも寄与する。(むろん燃料キャップのパッキンの密閉度や耐久性によっても変わってくる…)と結露した水蒸気はタンクの特定位置にたまりやすい=長年ずっとそうしてるとサビが大きくなって穿孔することがある=ホンダ車以外がなりやすい


ホンダ車でもスクーターのリード系などは、
タンクが一番下にあり、燃料漏れがわかりやすく、かつアツアツのエンジンにかからないので気化引火しにくい。


だが直4バイクだとキャブやFIの真下がエンジンだ。ひっかかるとたちまち盛んに気化する。そしてフレームにはアース側の電気が流れている…レクチファイヤなども取り付けされている。


おれは同車種(NC23)と250(MC19)の両方のコイツをレストアしたり乗り回していたので、ことさらわかる。ライバルのFZRも同様に整備したおして乗り回した。『漏れるまで』の経験は何度もした。アルプスのほうまでいってからタンクのサビ穿孔に気づいたこともある。追記:あとで確認すると、当該車両はMC19でしたhttp://www.honda.co.jp/news/1988/2880512c.html


そういう人からのアドバイスです。


・おかしい、と思ったら乗らない、エンジンかけない
・コゲくさい…のを放置するなんて論外。へたすれば乗車中に発火(爆発)して焼死するぞ。


関連ブログ
http://cbr250r1989mc19.blog.fc2.com/blog-entry-18.html
2009年以降、CBR250R(MC19)の火災事故が5件