先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

喧嘩がなくなった国ではその手の対処が下手になった

偽楽園の副作用ですかね。


いきなりもみあうのは最悪で、まずは平常通りにいさめるのが先決ではと。刺したり振り回すとどうなるか、刑法上の罰則や禁固…家族はどうなるか、その地域で住んでいけるのか、まして通学は、等々…などもちゃんと頭に入れておかないと。いわば応酬話法の領域でもある。
逆上につられて逆上で応じるのは興奮と興奮でいわばセックスだから本能的になってしまう。意識が戻れば刺してしまっていたという顛末になる。
説き伏せつつ、子供っぽいことだと恥らわせ、人生と生活をひたすら説いて冷静にさせる。今後というものを考えさせれば誰でも意気消沈してしまうだろう。「おまえ、そこで人生終わるぞ、明日から学校もいけず、あちこち引っ越して隠れ住むようになるぞ」と。
それで駄目なヤツならば、ふだんから心得てる取り押さえ術で捕縛したらいい。その際も相手が素人然ならばなんらかの術を心得ていると断言するといい。

http://mainichi.jp/select/news/20120423k0000m040055000c.html
傷害:バス運転手刺される 容疑の乗客逃走 東京・八王子


警視庁八王子署は傷害容疑で捜査を始めた。同署によると、逃げたのは若い男で黒の学生服姿とみられる。


同駅バス停で降車する際、料金の支払いにもたついていた高齢男性に「早くしろよ」と果物ナイフのようなものを示して脅した。運転手が取り押さえようとした際、もみ合いになり、運転席付近で刺されたという。当時バス内はこの3人だけで、高齢男性にけがはなかった。

 男はそのまま車外に逃走。運転手が追いかけたが見失った。高尾方面に逃げたとみられる。同署によると、現場近くに男のものとみられるかばんと携帯電話が残されていた。


同じ理由から、果物ナイフを護身につかえると思ってるのは阿呆だと断じていい。
こと護身とか武器というかぎりは、「海外の常識、日本の非常識」を通用していい。みな武器もない社会で扱いに不慣れなのだ。逆に逆上とか負傷につながりやすい。

警官がワルガキなどを諭すときは「その刃物で人を刺したらどうする」だ。刺さないと言い返すヤツが多いが、問い詰められてると結局かならず最後に、そうですねと降参することになる。得物は最後の最後まで控えるべきである。

http://mainichi.jp/select/news/20120423k0000m040108000c.html
銃刀法違反:容疑で中部大准教授を逮捕


 愛知県警春日井署は22日、同県春日井市神明町、中部大准教授、大滝朝春容疑者(62)を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕した。

 容疑は、22日午後8時半ごろ、春日井市白山町の歩道で、刃渡り約10センチの果物ナイフを正当な理由がないのに所持していたとしている。同署によると「護身用だった」と説明しているという。


続報…一件落着。
いわゆる中2病だな。ちなみに数年前にこの西八王子近辺の警備会社でちょっとだけバイトしてたんで、近くに”萌え寺”があるのは知ってる。その警備会社は警官天下りゴロとか部落ごろつきばっかだったけどな。

http://www.asahi.com/national/update/0423/TKY201204230089.html
警視庁が23日未明、八王子市立中学の男子生徒(14)を傷害容疑で逮捕したことが同庁への取材でわかった。容疑を認めているという。

 少年事件課によると、男子生徒は22日午後3時15分ごろ、同駅で停車した、乗車していたバス内で、果物ナイフで男性運転手の左胸を刺し、走って逃走した疑いがある。男性運転手は全治1〜10日のけがを負った。

 この直前、男子生徒は車内で運賃の支払いに手間取っていた男性に立腹、果物ナイフを取り出したという。仲裁に入った男性運転手ともみ合ううちに、刺した


http://www.asahi.com/national/update/0423/TKY201204230154.html
 男子生徒は容疑を認め、「部活動中に仲間にばかにされた。バスジャックをして、学校の友人たちを見返したかった」と話しているという。


友人を見返してやる…つもりが、
友人どころか人生までなくすことは、いっさい考えないのがコドモのお粗末なところ。
「知恵が足りない、社会経験も足りない」
おれの同学年で商業施設に爆弾仕掛けたと脅迫電話し身代金まで要求したやつがいたが、あいつもその後の人生は転落一途…学校生活で見る限り。


だから結局、大人として実社会を渡り歩いてないのが未成年・学生の最大のディスアドバンテージなのだから、そういう連中に社会影響力を持たすようなことは原則、絶対にやるべきではないね。
例外は311震災時にNHK総合の映像をそのままUstreamで無断で流した(再配信した)けど例外的に許諾された中学生みたいな「非常事態における有益性」のばあいぐらいかな。奇兵隊なんかも維新期の特例みたいな存在だった。


2012/05/02追記
こんな妄想力のみで世間を把握したつもりになっているとは、さすが中学生…もっとモノホンの極道、右翼、テキヤ創価、公安や所轄…ひいてはCIAや元KGBモサド筋になにより総連系…ああいうのと毎日毎年ニラミあってつつき合ってみろよな…働いたり首根っこ押さえられたり色々と経験すれば、こんな馬鹿な妄想は絶対にしない…どう動けば世間がどう対応するか、世間にはそれぞれどのようなセクションが構えているか、すべて知ってしまえばね。
妄想ばかりに頼るのは、実体験による裏付けに乏しいからである。これは成人もふくめ。

http://www.asahi.com/national/update/0502/TKY201205020149.html
「からかった仲間土下座させたくて」バスジャックで少年

 東京都八王子市のJR西八王子駅前で西東京バス(同市)の男性運転手(37)が刃物で刺されてけがをした事件で、警視庁に逮捕された市立中学3年の男子生徒(14)が調べに対し「自分をからかった生徒たちをバスジャック現場に呼びつけ、謝らせたかった」と動機を説明していることがわかった。警視庁が2日、発表した。

 少年事件課によると、生徒は、中学入学後、他の生徒から消しゴムを投げつけられたり、「先輩に敬語を使え」と言われたりして不満がたまっていた、と説明。犯行前日に所属する運動部の大会の応援に行った際、一部部員と口論となったことで事件を思い立ったといい、「バスジャックをやれば報道陣や警察が集まる。みんなが注目する中でからかった生徒らを呼びつけ、土下座をさせて謝らせ、殴りたかった」と話しているという。

 事件直前、部活動の顧問に電話で計画をほのめかした点については、「からかわれていることを相談したのに、ちゃんとやってくれない。先生が慌てたら楽しいと思った」と話しているという。聴取を担当する捜査員に「(事件を)またやりたい」と話すこともあるという。「事件の後は3カ月ぐらい逃走するつもりだった」とも話しているという。

ゼッタイにこんな流れになり得ないことぐらい、『ナマの抗争や殺しあいの経験を何年も何年も積み重ねてきた、汚れた大人たち』なら、口にするのもばからしいぐらいに肌身で知っているさ。


ダチやライバルをダマらしたかったらカンタンなこった。
そいつをコテンパンに殴って停学でも何でもなればいい。
なんらかの大きさを見せつけてボス格になっていくか。
むしろ一匹狼として「あいつに近寄るとヤバイ」という風評へ持ち込むか。
これは大人社会でも共通項だ。


なにも公衆の面前、公共交通機関で、殺人未遂なんかやることはないんだよ、量刑も重くなるし騒ぎも大きい。
ふたりで殴り合うぐらいならへたすりゃ新聞にも載らないし量刑も科されないだろうが。


つまり、現代のコドモ社会が、大人社会を学べるようなオママゴトのつくりでは、無くなってきているんだ…ケンカの仕方や、気にイラン相手の減らし方、黙らせ方も知らない…
大人社会では地下型にせよ露骨型にせよまだまだ『ケンカ・争いが主軸』なのに、大人たちはコドモ社会にだけはオキレイにそれを学ばせまいとする…子供を争わせまい清潔でいさせようという大人たちのエゴを押しつけられてゆがんでしまっているんだ、ある意味でかわいそうなことだよ。


おれの中学時代なんて、学校に交通警察の手下がいたんだぞ。同校の自転車通学を相手に交通委員が交通違反取り締まりのネズミ取り(物陰に隠れている)までやって、累積点数次第で免停で徒歩通学とかあったし。番長とかリーダーっていや親分格だし(ビーバップ映画が流行の時代)…まだまだ学校が実社会の鏡写しだった。


以下の事件も、昔からよくある”地元ヤクザ系”の犯行手法にあてはまるけど。いきなりヤクザ的な極端な殺害行為にまで及ぶのは、やはり現代のガキが『ガキ過ぎる』からだ。ガス抜きがなくていきなり極端にはしる。内面精神人格を磨いてこなかった証拠だな。ゲーム機とケータイとカネばかり相手にしていて、人間同士のうまいつきあいを知らない。
殺害手法だけを見れば立派に極道だが、そのノウハウを行使してるのは『まるで幼稚園児みたいなまま年齢だけ大人になってしまった、もやしども』


テレパシーだけで相手の心臓を止めることができたとして、それを幼稚園児が使えたらどうなってしまうか?今やそんなようなあきれた幼稚な殺人および未遂レベルの犯行が相次いできているのだ。
凶器ばかり大きくて、人間としてはあまりに小さい。ノウハウばかり知ってるが、それを使うヤツはたとえ成人や成人間際でも中身は幼稚園児なのである…

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120502-OYT1T00593.htm
知人を縛って連れ回し暴行…高校生ら6人逮捕


 知人男性を殺害しようと縛って車で連れ回し、暴行を加えたとして、徳島県警は2日、徳島市北矢三町、飲食店員家長崇裕容疑者(20)と、県内の男子高校生4人(いずれも3年)を含む少年5人(17、18歳)を逮捕監禁と殺人未遂の疑いで逮捕した、と発表した。

 いずれも容疑を認めているという。

 発表によると、家長容疑者と少年5人は共謀し、1日午前2時30分頃、家長容疑者と幼なじみの同市内の男性会社員(20)を呼び出し、ロープで縛って乗用車のトランクに押し込み、同県板野町内の山中で「殺す」などと叫びながら木刀やスコップで殴った疑い。同5時頃、現場を通りかかった猟師に発見され、6人は男性を放置して車で逃げた。男性は後頭部と左肩に軽傷。

 県警は男性が覚えていた車のナンバーから6人を割り出した。動機を調べている。


 ◇


最近はねえ、テレパシーナイフ=殺気を、組織暴力および組織的報復の手段として使う馬鹿な悪事が蔓延している。殴る蹴る刺すがすぐ刑罰につながるんで、なんでも目に見えない手段で安易に済ませたがるんだな、いまどきの悪のプロは。
プロが使うと、殺気の束も、立派に暗殺手段となってしまう。テレパシーの通信利用なんてまさに、切れない電話…ヤクザが切れない電話で四六時中押しかけ続けてみろよ、生活も人格も破綻するぜ、常人なら。


でも、殺気のような不可視手段でも、刃物でも、同じことなんだよ。使い方を誤れば大変なことになるし(報復テロじみた負の連鎖の行く末をただしく読み解ける利口な人間は少ない…)


刃物ナイフの使い方を誤っても
テレパシーナイフの使い方を誤っても
けっきょくは、個人が、組織が、国家が、世界が、衰退し、荒れて、滅びかねない。けっして大げさに言ってるわけでもないぞ?


大きな力であればあるほど、一回の過失で、巨大な滅びを呼び込む…原発事故でわかっただろ?


 ◇


こんな阿呆な実態が、やっと報道されて問題視されただけ、一歩前進だろうな。


ロジカルすぎてコンプライアンスサイドすぎて「ちょっと考えればわかるだろう」を、一切やらない役人という人種らしい不手際だ。そういうロジカルロボット役人というのは、とかく杓子定規に「プロで無きゃ駄目、専門家だけでやるの!」と排他閉鎖になったり、「ルールはルールだから」と弱者限定でいじめ抜いたりする。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120422-OYT1T00292.htm
報復恐れる住民を組幹部と直面させる裁判所


 福岡県久留米市指定暴力団道仁会旧本部事務所立ち退き訴訟で、住民が道仁会幹部の目の前で法廷に立ち、被害について陳述せざるを得ない事態になっている。

 住民側は報復を恐れ、対面しない形での実施を望んだが、福岡地裁久留米支部(有吉一郎裁判長)が認めなかったためだ。同種の訴訟で住民が法廷に立つこと自体少なく、識者からは裁判官の判断に疑問の声が出ている。

 住民の弁護団によると、住民側は抗争に巻き込まれる危険性などを訴える陳述書を提出し、住民の本人尋問は必要ないと主張。しかし、裁判長が組事務所があることで、どのように生活に支障を来しているかなどを具体的に述べるよう求めたため、住民側が本人尋問を申請した。

 さらに、住民側は意見書で別室からモニターを通じて行う「ビデオリンク方式」の採用や証言台の周囲についたてを置くよう求めたが、裁判長は理由を説明せずに認めなかったという。

 尋問は27日から開かれる口頭弁論で行われ、住民は原告5人と証人1人が出廷する。道仁会幹部は、これまでの訴訟手続きにほとんど出席しており、口頭弁論にも出廷する意向を原告側にも伝えているという。

 暴力団排除に詳しい弁護士によると、暴力団事務所の使用差し止めを求める訴訟は1987年以降、全国で十数件起こされたが、住民の本人尋問が行われたのは数件しかないという。

 このうち、岐阜市の住民667人が2003年に起こした訴訟では暴力団側が住民全員の尋問を申請し、裁判長は認めなかった。しかし、住民側が「被害を訴えたい」と申請して尋問が認められており、今回とは大きく事情が異なる。一方、ビデオリンク方式やついたてを置く措置については民事訴訟法で「圧迫を受け、証人の精神の平穏を著しく害される恐れがあること」などを条件に認められている。

 今回出廷する住民は「怖いがやるしかない」と話し、弁護団の弁護士は「今後の同種訴訟への影響を考えても住民を法廷に立たせたくなかった」と語った。