先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

ハイテクにおぼれた小僧の末期 遠隔操作ウイルス事件の逮捕


IT業界で、都心で、システムいじりの職種をやればわかるんだよ。ハイテクにおぼれる程度のヤツはレベルが低い。スキルはともかく、人間のレベルが低い。
(おれはむしろ、枯れて誰も相手にしないツールや手段でA4一枚的なものを提示してアッと言わせるのが通例だった。とにかく便利、とにかく有効なものを。基本は社会奉仕…公益的に役に立つものを無報酬でも良いから提供する。)


容疑者はIT派遣会社に登録しての期間雇用だった。ITで派遣ではどうせ大したスキルや職種では無い(オペかヘルプデスク…中には高給取りも居るが雀の涙)。開発もクリエイティブも一定以上の案件は事業委託=フリーランスだ。


幼稚なヤツはテクニックだけに舞い上がって夢中になっておぼれる。
人間社会とか人間関係とか言った泥臭い部分を無視する…だが犯罪に手を染めるならこっちの方がキモだ。テクニックだけに夢中になるヤツは人間社会とのコネクト・コミュニケーションに不全がある。


そろそろ「テクニカルで一歩以上秀でることによって、無法を謳歌して、世間を自分たちの思い通りにしたアクション」も、バブル崩壊し、犯罪に手を染めた連中はバチや懲罰を受けるべきである。そういうのが2ちゃんねるを中心にヤクザ犯罪社会(国際)と結びついて、広まりすぎた過去12年間であった。こそくなストーキング工作もまだまだ行われておりしかも自民公明=右翼創価と公務員霞ヶ関が乱用している始末であるが、これもキッチリ雷を落としてやめさせる時期に来ている。
2ちゃんねるだろうが政党や役所だろうが、幼稚な、人を追い込むことを遊びのように思える程度の人間たちを、その幼稚なままで利用する。だから子供をしかるように懲らしめるしか無い。しかもしかられる先は公権力+犯罪社会と来ている大捕物だ。


やりたい放題の悪事が蔓延する世間=ルールが無効化されて滅びへ向かう。経済効果にしてもモラルにしてもろくなことは無い。いわば設計図が壊れた細胞=がん細胞だからだ。がん細胞はカビ=キノコとよく似ていて全体を急激に分解して死滅させる壊し屋さんである。
がん細胞もナラタケも非常に猛威をふるう。無遠慮に手加減無く相手を破壊し尽くす。そういう役割になった人間たちは「おれたちは新人類だ、社会を乗っ取ってスキに支配してやるぞ」と決まってのたまう。どんどん社会基盤が破壊されておかしくなっていく…あちこち食い破られた葉っぱのように。


水面下で卑怯な手口で人に危害を加え、社会をスキに操ってるバカどもは、いいかげん自分たちががん細胞であると気づかねばならない。


今回ばかりは右京さん勝利。

http://mainichi.jp/select/news/20130211k0000m040088000c2.html

PC遠隔操作:片山容疑者 犯罪予告13件に関与か

毎日新聞 2013年02月11日 02時30分


 遠隔操作ウイルスに感染したパソコン(PC)などから犯罪予告が送られた事件で、警視庁などの合同捜査本部は10日、東京都江東区白河4、IT関連会社社員、片山祐輔容疑者(30)を威力業務妨害容疑で逮捕した。一連の事件では4人が誤認逮捕され、「真犯人」を名乗る人物が犯行声明のメールで、今回の逮捕容疑となった1件を含む計13件の犯罪予告事件への関与を認めていた。合同捜査本部は片山容疑者がメールを送りつけた可能性が高いとみて調べる。

 捜査関係者によると片山容疑者は「全く事実ではありません」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、昨年8月9日午前10時40分ごろ、ウイルス感染した愛知県内の会社のPCを遠隔操作。インターネット掲示板2ちゃんねる」に「コミケコミックマーケット)でマジで大量殺人する。ナイフで無差別に刺す」などと書き込み、イベント主催者に警備を強化させるなどして業務を妨害したとしている。この書き込みは警視庁が把握していたが、強制捜査に着手しておらず、誤認逮捕された人はいない。

 13件の事件では、昨年6〜9月に都内の幼稚園に脅迫メールを送ったり、横浜市大阪市のホームページ(HP)に襲撃予告を書き込んだりしたなどとして、4人が誤認逮捕された。合同捜査本部は、片山容疑者が4人のPCをウイルスに感染させるなどして遠隔操作していたとみて、自宅から押収したPC4台やハードディスクなどの解析を進めている。

 今年1月に報道関係者らに送られたメールの内容通りに、江の島(神奈川県藤沢市)にいた猫の首輪から記憶媒体のマイクロSDカードが発見された。カードには「以前、事件に巻き込まれたせいで、無実にもかかわらず、人生の大幅な軌道修正をさせられた」とのメッセージがあった。近くの防犯カメラの映像に片山容疑者とよく似た男が映っていたことから解析を進め、猫に首輪をつけたのは片山容疑者と判断した。

 片山容疑者は05年にもインターネット掲示板に殺害予告を書き込んだなどとして警視庁と宮城県警に逮捕され、翌年に実刑判決を受けている。昨年10月の犯行声明メールでも、動機について「警察・検察を嵌(は)めてやりたかった」などと記載されていた。

 一方、片山容疑者が以前使用していた携帯電話に、記憶媒体を付けた猫の写真が保存されていたことが分かった。遠隔操作事件を伝えるニュースも一時保存されていた。


 「真犯人」を名乗る人物が1月1日に報道関係者らに送信したメールのリンク先には、東京、埼玉、山梨の3都県にまたがる雲取山山頂付近に記憶媒体を埋めたとの記述があったが、片山容疑者が実際に昨年11月下旬、同山に車で向かっていたことも確認されている。【


 ◇派遣先のパソコン使い操作か

 愛知県内の会社のパソコン(PC)が遠隔操作された事件で、片山祐輔容疑者(30)が技術者として派遣されていた東京都港区のIT関連会社のPCを使って遠隔操作した疑いの強いことが捜査関係者への取材でわかった。事件に関連するインターネットサイトに同社のPCからアクセスした痕跡があったほか、遠隔操作が行われた時間帯は片山容疑者の勤務中だったことも判明した。警視庁などの合同捜査本部は、同社のPCを押収し、サイトへの接続履歴を解析している。

 片山容疑者は、08年2月から品川区のIT関連会社に勤務。同社によると、昨年春から秋ごろにかけて、港区の会社に派遣されていた。愛知県内の会社のPCから「コミケで大量殺人する」との書き込みが行われたのは昨年8月9日で、片山容疑者が港区の会社に派遣されていた時期と重なる。捜査関係者によると、遠隔操作が行われたとみられる同日午前10時40分ごろの時間帯も片山容疑者は同社で勤務中だった。

 また、事件に利用されたとみられるサイトへの接続記録を合同捜査本部が分析したところ、同社のPCからアクセスした痕跡が見つかった。こうした状況から、合同捜査本部は、片山容疑者が同社のPCを遠隔操作に使った可能性が高いとみて調べている。

 一方、片山容疑者が神奈川県・江の島で猫の首輪に付けたとされる記憶媒体に保存されていたソースコード(ウイルスの設計図)と、愛知県内の会社のPCから発見されたウイルスのバージョンが一致していることもわかった。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130211/t10015430871000.html
片山容疑者は去年9月までのおよそ半年間、勤め先から東京・港区にあるインターネットの関連会社に派遣されていて、警視庁などが派遣先のパソコンの接続記録などを調べたところ、この期間に、遠隔操作事件でも使われた発信元の特定を難しくする「Tor」という特殊なソフトが何度も使われた形跡が残っていたことが分かりました。
プログラマーとして取引先に派遣されることが多く、遠隔操作によって犯行予行が書き込まれた去年9月までのおよそ半年間は、今回、警視庁などの捜索を受けた東京・港区のコンピューター関連会社に派遣されていたということです。また、健康上の理由で、去年12月初旬から会社を休んでいて、12日から復帰する予定だったということです。

逮捕時の映像ではすっかりうなだれて参ったという顔をしていたが
身に覚えが無い人は絶対にああいう様子にはならない。観念した…そういう本能的に取る態度に他ならないからだ。野生動物も同じようになる。
いくらTorの完全匿名性仕様を根拠に否認を続けても、あれだけ泥臭い部分でボロを出しては無意味だ。このまま裁判所へ行ってもまず有罪のフルコースを食らうからむしろ一部でも容疑を認めて反省の態度を示して軽減を図る方が利口だ。


PGという触れ込みだがどの工程やプロジェクト規模なのやら…気持ちが腐るぐらい”場末”だったりすると(NTT系列が元請けの公共性の高い大企業や役所のサラブレッドな案件もあれば、企業舎弟=やくざが濃厚なモバゲー系やパチンコ系などの泥臭い案件もあり…企業舎弟の現場にいたりなんかすると2ちゃんねるの運営側に取り込まれたり、犯罪に荷担するヘビーユーザに取り込まれたりしやすい)、休むほど体をこわしたり、犯罪で鬱憤を晴らすほど発狂したりというのは、おなじくITの開発や運用の現場にいたおれとしてはわかる話だ。メンバーポジションだとひたすらコードを打つマシンになってるだけだからねえ…

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013021100133
 遠隔操作ウイルス事件で容疑者が逮捕されたことを受け、大阪府警は11日、誤認逮捕したアニメ演出家の北村真咲さん(43)に、「逮捕しました。また協力お願いします」と電話で伝えた。
 府警によると、北村さんは「相手の人が否認しているのであれば、慎重に調べてください。同じ過ちを繰り返さないでください」と答えたという。
 北村さんは昨年8月、大阪市のホームページに「オタロードで大量殺人をする」などと書き込んだとして逮捕され、偽計業務妨害罪で起訴された。しかし、北村さんのパソコンが遠隔操作ウイルスに感染していたことが判明し、9月21日に釈放。起訴は取り消され、府警は北村さんに謝罪した。
 また、警視庁も11日、誤認逮捕した福岡市の男性(28)に電話で容疑者逮捕を連絡。捜査員が「しっかり捜査し、真相解明します」と話すと、男性は「よろしくお願いします」と応じたという。
 男性は昨年9月、東京都内の幼稚園に脅迫メールを送ったとして逮捕されるなどしたが、ウイルス感染の疑いが浮上して釈放され、その後不起訴処分となった。(2013/02/11-20:11)


 ◇


あくまで「物証があるなら出して見ろ」と、Tor遠隔操作犯罪犯の姿勢を一貫していることがむしろ、ボロを出す結果となっている皮肉。証拠不十分で逃げおおせることを狙うのは組織犯罪の常。
2ちゃんねるのスレッドやまとめブログは、組織犯罪の構成員がいろいろリークしにくることも珍しくない場だが、「真犯人がもし捕まったらこう言いのがれする」と極道スジのヤツがカキコミ説明していた内容と全く同一だ。
どのみち拘留が長引けば真犯人がこいつならもう犯行はできないし、別働隊がいても手口が微妙に違ってしまうだろう。

http://mainichi.jp/select/news/20130215k0000m040141000c.html
14日に接見した弁護人の佐藤博史弁護士は、片山容疑者が「自分は潔白だ。自分のPCからも職場のPCからも決定的な証拠は出るはずはない。証拠があるなら示してほしい」と話していることを明かした。


 ◇


・主犯から続報がない
・証拠が次々に出ている
など、言い逃れ以上とは考えにくい状況ではあるが


2ちゃんねるなど、群れるコミュニティを根城にしている(誰々をとっちめろ的な「祭り 炎上」が基本であるのを見れば明白)
・えてしてハッカークラッカーは交流を持つ(技術交流、共同攻撃)
などを鑑みると


たとえ片山が犯人だとしても、共犯がいたり、それによる言い逃れを用意していたり、する可能性はあり得る。
そのテクニックが高度であればあるほど、ヤクザなり海外犯罪マフィアなりの関与が濃厚となろう。


仮説としては、
えん罪逮捕者一般人数名>オトリ役としての片山>主犯数名
などのモデル。オトリとはいっても一味であるパターン。


もっと込み入ってると…
犯罪社会のみならず政府と警察もグルで、シナリオでっち上げ犯罪であって実際は存在しない犯罪とか…政府与党に好都合な火消しスキャンダルとして、やけにタイミング良く重犯罪が発生するようなパターンの一環。

http://www.j-cast.com/2013/02/20166217.html
コラムでは、佐藤弁護士がインタビューに対し、マイクロSDカードを付けた首輪を猫に着けたとされる1月3日に、片山祐輔容疑者(30)が江の島の現場に行ったと言っているとは認めた。しかし、4、5匹の猫と接触して、写真を10〜15枚撮っただけと話したといい、疑問に思った佐藤弁護士は接見後、取調官に決定的な証拠を示してほしいと迫った。

すると、警察側は、「マスコミが勝手に書いているだけ」などと答えるに留まった。そこで、今度は検事に、本人が猫に首輪をつけたことを示すような防犯カメラの映像はないのではないかとただすと、沈黙するばかりだったという。

警察は、片山容疑者を尾行して、猫を撮ったスマホを片山容疑者が1月中旬に売却すると、すぐに回収して写真を復元している。しかし、佐藤弁護士はインタビューで、警察が片山容疑者に見せた復元写真は、事件とは無関係なものばかりだったと指摘した。

また、ウイルスのプログラミング言語は「C♯」だったが、片山容疑者はC♯は実行できるか確かめたことはあるものの、プログラムは書けないと佐藤弁護士に話したとした。録音・録画しないと取り調べに応じないとしているのは、それにもかかわらず警察がC♯を使えると調書を作っているからだと主張している。

インタビューでは、最後にマスコミを批判し、最近はFBI捜査の話にすり替えられており、警察の情報操作に使われていると指摘している。


若狭勝氏「証拠はあるはずだが、有罪かは疑問」

警察や検察は、事件捜査に当たって、公判維持のために「隠し球」を持つことがあると言われる。今回、猫に首輪を着けたかどうかを巡って、写真などの隠し球を用意しているという可能性はないのか。

この点について、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は、「隠し球があるかはよく分からない」としながらも、何らかの証拠はあるのではないかとみている。

「今回は、遠隔操作による誤認逮捕の流れで来ています。ここでまた間違えて証拠もないのに作り上げて逮捕するようですと、警察の威信は地に墜ちてしまいます。そこまでリスキーなことはしないはずで、どんなものかまだ分かりませんが、少なくともそこそこの証拠があるのではないでしょうか」

ただ、若狭氏は、起訴をして有罪に持ち込むのに十分かは、疑問の余地があると指摘する。

「たまたま犯人がバーチャル空間から表に出てきたことがきっかけですが、防犯カメラなどからの状況証拠では、必ずしも犯人だとは断定できません。もし共犯者がいて、頼まれてやったと弁解すれば、立証が難しくなる可能性があります。サイバー犯罪は、ネット上の分析で特定することが立証を固くしますし、本来は望ましかった。FBI捜査で分かることもないではありませんが、それで有罪になるかは何とも言えませんね」

弁護側は警察やマスコミを批判しているが、それについては、若狭氏も理解を示す。

「録音・録画を弁護人が要求したら、やらないといけないと思いますね。痛くもない腹を探られることにもなりますし、警察や検察も自分たちの助けにもなりますから。えん罪の可能性があるわけですので、マスコミも警察の捜査を鵜呑みにするのではなく、もっと監視を強めていくことが大事だと思いますよ」


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130220/k10015644141000.html
パソコンの遠隔操作事件で、アメリカのサーバーに残されていた複数の遠隔操作ウイルスを解析した結果、逮捕された男が働いていた会社のパソコンから送られたことを示す情報が含まれていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
男は容疑について否認を続けているということです。

この事件で逮捕されたIT関連会社社員、片山祐輔容疑者(30)は、調べに対して「事件はニュースで見て知っているが全く身に覚えがない」と容疑について否認を続けているということです。
一連の事件では、インターネット上の掲示板から無料のソフトをダウンロードするとパソコンが遠隔操作ウイルスに感染していましたが、事件で使われたとみられる複数のウイルスがアメリカにあるサーバーに残されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警視庁などがFBIアメリカ連邦捜査局と解析を進めた結果、すべてのウイルスに片山容疑者が働いていた会社のパソコンから送られたことを示す情報が含まれていたということです。
警視庁などは関与を裏付けるものとみて調べています。
一方、担当の弁護士は警視庁などに取り調べの録音録画を求めていますが、実施されていないとして、片山容疑者はここ数日間、事件についての取り調べに応じていないということです。


ほらこういうのってさスピードワゴンじゃないけど、ヘビーITユーザでもわかりきれず、ITエンジニアでないとわからないレベルの話ってあるからさ。警官もITオンチだったが世間の一般人の大半もITオンチなわけだよ。
都心でSEやってた身から見ても、この片山ってのはクサいよ。出てくる状況証拠の数々がクサすぎる。江ノ島にも奥多摩の山にも行ってるし郵便番号まで一致とか、ありえるかっての…こういう一致条件からしか追い込めないじゃない?Torがらみだから。アナログでは隙だらけの犯人だよね。
もしクラッキングし乗っ取ったPC(えん罪逮捕された人のPCね)を遠隔操作して踏み台にする場合は、気づかれないように短時間でチョコチョコやるんだよ。上に引用した報道内容のような『「Tor」という特殊なソフトが何度も使われた形跡が残っていた』という履歴が残るはずがない…ITの技術や開発で仕事してるヤツならPCの不審な挙動とかで気づくだろ(プログラマー用PCはとくに重いソフトを入れて高負荷なのでウイルスなんか動作したらごっつ重くなるし)。逆に主犯だったら文章の推敲やら送信、乗っ取り先のPCの遠隔操作やら、忙しくなるから頻繁にTor立ち上げるはずだからね。
・システム運用保守系のオフィスなら、同僚みんなで居るのでなかなかウイルスソフトに限らず余計なものをいじってるヒマはないが
プログラマーはそれぞれ黙々とひたすらコードを打ちこんでる時間が多いので、やたら締め切りがキツイ案件でない限りはTorぐらいいじれる

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130214/crm13021402070001-n1.htm
片山容疑者、またミスか メアド作成時に派遣先郵便番号
2013.2.14 02:07 [ネット犯罪]

 遠隔操作ウイルス事件で、「真犯人」が福岡市の男性のパソコン(PC)を遠隔操作して殺害予告を送信したフリーメールの使用をメール管理会社に申請する際、片山祐輔容疑者(30)の派遣先の会社がある東京都港区南青山の郵便番号を登録していたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。

 郵便番号は、虚偽でも登録できるが、メールの使用を申し込んだ時期が片山容疑者の派遣期間と一致。片山容疑者は犯行予告などを派遣先から繰り返し書き込んでいた疑いがあり、警視庁などの合同捜査本部は、片山容疑者が派遣先の郵便番号を“正直”に登録するミスを犯していた可能性もあるとみている。

 捜査関係者によると、ミスの可能性が浮上したのは「morokkosarin@excite.co.jp」というメールアドレスを使用するための登録情報。昨年8月27日に福岡市の男性のPCを遠隔操作してアドレスが作成され、同日中に都内の幼稚園や女性タレントの所属事務所など4カ所に殺害・襲撃予告のメールが送られていた。

 このフリーメールのアドレスを設定する際、性別や生年月日、郵便番号の登録が求められる。真犯人は性別「男性」、生年月日「1990年3月5日」、郵便番号「1070062」と入力。生年月日は片山容疑者と異なるが、郵便番号は片山容疑者が平成23年11月〜昨年9月に派遣されていたIT関連会社がある港区南青山のものだった。



はてなブックマークのコメントより)
http://b.hatena.ne.jp/entry/www3.nhk.or.jp/news/html/20130220/t10015644141000.html
そのPCが遠隔操作されてたら。と仮定するとなんの役にも立たない情報。 2013/02/20
『片山容疑者が働いていた会社のパソコンから送られたことを示す情報』またIPアドレスですか? 2013/02/20


http://netjikenbo.no.land.to/hy/sp/
【特別再掲】遠隔操作事件 片山祐輔容疑者の2005年の連続ネット犯行予告事件の詳細記録


http://2chnews.biz/news.php/5326_%E3%80%90%E3%82%86%E3%81%86%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E7%9C%9F%E3%81%A3%E9%BB%92%E3%80%91%E7%B1%B3%E9%AF%96%E3%81%AB%E4%BB%B6%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%8C%E8%A4%87%E6%95%B0%E5%AD%98%E5%9C%A8%20%EF%BC%A6%EF%BC%A2%EF%BC%A9%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%81%A7%E5%85%A8%E3%81%A6%E5%8B%A4%E5%8B%99%E5%85%88%E3%81%8B%E3%82%89%E9%80%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%A8%E5%88%A4%E6%98%8E_all
82 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2013/02/20(水) 13:08:10.69 id:tMrFpxj8T
勤務先PCが感染していたとするなら、ゆうちゃんも2chで何か
拾って実行したとか言っておかないといけなかったな
まあそんな事言ったらプロバイダでログ調べられて
本当かどうかすぐにばれるけど
仮にゆうちゃんに身に覚えが無くて遠隔操作されてた
と言うのなら何故勤務先PCが感染
してたのか調べないと行けない
つまりゆうちゃんの現実での周りの人間関係に鍵がある事になる
なので今後も重要参考人として期間が延びてみっちり捜査される


100 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2013/02/20(水) 13:10:35.16 id:lJ8x78YQ0

>>76
ゆうちゃんは既に「被」遠隔操作をも否定している

けっきょく裏づけのない妙なプライドの高さが仇になった形だな


942 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です :2013/02/20(水) 16:39:31.54 id:J6N9k3un0
・猫に首輪が付けられた日にたまたま江ノ島に行った
・前科が会社のWi-Fiタダ乗りして脅迫(犯行後日端末をネット接続しMacアドレスから足が付く間抜けっぷり)
・まどかフィギュア購入歴あり
・趣味がバイクと登山
・遠隔操作事件発生時刻にTorを派遣先から使っていた
・遠隔操作が起きたスレに事件発覚前から張り付く
・会社のPCから遠隔操作プログラムをDropboxに入れた形跡を発見←New!!

これでゆうちゃんえん罪だったらゆうちゃんのストーカーしか犯人がいないと思うのだが


 ◇


さてはて
紛争が続きやばかったアルジェリアではテロリストと政府軍によって日本人だけで10名もぶっ殺されたし…
日本の組織犯罪をゴキブリホイホイする目的で設立された(と西村当人が説明したわけで)2ちゃんねるってのはものすごくリスキーな取引相手なわけだから
自業自得でしょうと…いいかげん10年前じゃあるまいしIT企業だからって見逃したり甘やかしたりしないでいいと思うよ。まだまだIT業界ってITバブルの時に甘やかされたお屠蘇気分が抜けてないヤツが多くてイヤだな。

http://mainichi.jp/select/news/20130221k0000m040092000c.html
遠隔操作:家宅捜索で損害 ネット開発会社が賠償求め提訴

毎日新聞 2013年02月20日 22時09分

 パソコン遠隔操作事件に関連して警視庁の違法な家宅捜索を受けたなどとして、ネット検索エンジン開発会社「未来検索ブラジル」(東京都渋谷区)などが20日、東京都などに計110万円の国家賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 訴状によると同社は11年11月〜12年12月、インターネット掲示板2ちゃんねる」で覚醒剤売買に関する書き込みが削除されなかった事件と、パソコン遠隔操作事件を巡り、2ちゃんねる元管理人(麻薬特例法違反ほう助容疑で書類送検)の自宅とともに警視庁などに家宅捜索され、会計書類やパソコンなどを押収された。

 同社は「2ちゃんねるの広告代理店を務めているが、運営には直接関与していない」などと主張。「捜索で業務が妨害され、犯罪に関与したかのような偏見を持たれた」と訴えている。

 警視庁訟務課は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。


 ◇


2013/02/23
おれの場合、まったくプログラムは書けない。JAVAだろうがCだろうがCGIですら。
けど、BZFLAG http://bzflag.org/というフリーのネトゲのクライアントソフトウェアをソースコードでダウンロードして、閾値だけいくつか書き換えて、自分でコンパイルして、ゲームをホスティングするインターネット上の公式サーバにアクセスして動作テストしたことはある。(不正プログラム検知機能がサーバ側に実装されており、ゲームに参加はできずBANされたが)


…つまり、フリーウェアとして配布されてるCGIプログラムをダウンロードし、自分用のBBSやチャットにするため閾値だけ書き換えて、サーバにアップロードして動かす…ブログ普及前なら誰でもやってたことがやれるなら、
CGIだろうがC#だろうがJAVAだろうが関係なく、けっこういじれてしまう。


そしてウイルスプログラムもまた、作成用のキットソフトウェアが普及しており、中学生ですら覚えればウイルスの核種機能ををアセンブルしてひとつのexeにできてしまうんだよ。あとはその遠隔操作犯人のばらまいたiesys.exeってのが、犯人が自作したのか、広く普及してる程度のものか、かなりこまかく閾値を書き換えないとだめなほど高度なのか、素人同然でもCGIプログラムの閾値設定だけできれば作成できちゃう程度なのか…


そこを、元来なら警察が高度なITスキルを駆使して突き止めなくてはならないが、当然にまだ日本の警察検察はそこまで追いついてない。


繰り返すがおれは一時期、都心の大企業や霞ヶ関相手のSEであったので、多数のプログラマーたちとともにサーバを構築したり運用保守していた。ユニク…とかキリ…とか日本航…とか財・・省に・・・務省など、そうそうたるクライアントが並ぶ。局長とご挨拶したり次官のいすに座ってPCいじったりしていたし、大企業でも専務以上と顔合わせはザラ。…それでも経歴書にはIT派遣アルバイターで職を転々と不安定とか、プログラムは一つも書けないとかいうみすぼらしいものになってしまう 苦笑


…そこまで現場経験があって、いろいろわかってる警官がいるならば、もっと警察も頼もしく捜査を進めることだろう。
でも警察がサイバー捜査官の増員募集をかけたのは「おれが警視庁と警察庁にそう強く要請するメールを出してから」だし、募集要項には「大卒以上で、専門資格を複数持つこと」などと、俺が絶対に応募もできない条件だったし笑笑
なんか、ズレてるんだよなあ…物事をよくわかってない人たちほど、どうでもいい部分のハードルまであげてしまう。
遠隔操作ウイルス犯人は、一流大卒でITアナリスト資格を持ってる人なら解決できるような性質ではないよ。


…そんな俺の見立てでは、上記のようにCGI利用者レベルによる作成という可能性もある以上、まだシロクロ半々とみている。
おそらく「2chのIT板の解析班」みたいな連中は、とっくにこのiesys.exeがどういうツールでアセンブルされコードはどこを書き直してるか、犯人のPGスキルは、などということぐらいは解析済みで、どっかのスレッドにレスしてあるんだろうけどね。おれは2chとは暴力沙汰で絶縁したのがもう10年前なので、入り浸るどころかめったに近寄りもしないので、実際は知らんけどね。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130219-00023545/
【PC遠隔操作事件】被疑者の素顔を弁護人に聞く
江川 紹子 | ジャーナリスト
2013年2月19日 22時19分


4人を誤認逮捕し、うち2人から虚偽の自白を引き出したことが明らかになっているPC遠隔操作事件。威力業務妨害容疑で逮捕された片山祐輔氏は関与を否認している。当初は、事件と片山氏を結びつける決定的な証拠があると報じられ、警察は絶対的な自信を持っているように見えたが、その後も160人もの捜査員を動員して証拠集めを続けるなど、苦労している状況も伝わってくる。

片山容疑者の弁護人となったのは、足利事件菅家利和さんの無実を証明するなど、刑事事件の経験豊富な佐藤博史弁護士だ。佐藤弁護士に、2月19日時点での弁護人としての考えや主張を聞いた。


【弁護人となるいきいさつ】

ーー佐藤先生がなぜ弁護人に?

報道で彼の逮捕を知った時には、他の方と同じように、警察がこれだけの発表をしたのだし、まず間違いないのだろう、ただ本人は否認しているんだな、と思っただけでした。彼が当番弁護士を要請し、その時にたまたま当たったのが、以前、うちの事務所にいた竹田真弁護士。その竹田弁護士から頼まれたんです。
事件について語る佐藤博史弁護士事件について語る佐藤博史弁護士

私はすでにいくつも刑事事件を抱えていて忙しかったのですが、竹田弁護士が「接見は私が毎日行きます。要所要所で出てきて下さるだけでいいですから」と言うので、「分かった」と。この時には、これほど頻繁に自分自身が接見に行くことになるだろうとは思ってもいませんでした。
江ノ島の監視カメラには何が映っていた?】

ーー容疑者とはどういう話を?

まずは警察の取り調べ状況を聞きました。江ノ島に行ったか、猫に触ったか、と聞かれたので、本人は1月3日に行ったことを認めて、4〜5匹の猫と接触して、写真を全部で10枚か15枚くらい撮ったかもしれない、と説明したそうです。ところが、その後は猫について聞いてないんですね、警察は。それで、変だなと思いました。

私が、あの猫について聞くと、「(顔の模様が)ハチワレで…」となどと、色のことを説明し始めるんです。あの猫の写真を撮ったかどうかを聞くと「撮ったかもしれません」と。なぜかというと人なつっこい猫で、「膝にのっけたかもしれない」と言うわけです。そんな風に、全然包み隠さず話す人です。警察に対しても、過剰なくらい供述をしています。それで、彼の話を聞いた後、新聞記事を精査してみると、話が全然違う。これはどういうことだ、と思いました。

ーー足利事件の菅家さんの時には、面会してすぐに無実を確信したとのことでしたが、今回はどうでしたか。

当初は半信半疑でした。新聞には決定的な証拠があるかのように書かれていましたし。でも、取り調べで警察はそういうものを本人に示していないんですね。なので、接見の後、取調官に「もし決定的な証拠があるなら、早く示して欲しい。それで(否認しても)ダメだと分かったら、弁護人からも本人を説得しますよ」と言ってみたが、警察は「はい、分かりました」と言うだけ。「本当はそんな映像ないのでは?」とも聞きました。すると、「そういうこと(=決定的な証拠があるというような情報)はマスコミが勝手に書いているだけ」と。検事にも、「(本人が猫に首輪をつけたことを示すような)防犯カメラの映像はないのでは?」と水を向けたところ、沈黙しか返ってこなかった。

私がそう指摘した翌日は、取り調べもせずに捜査会議をやっている。その後も、彼が猫に首輪をつけたことを示す映像は本人に示されていません。報道でも、いつの間にか映像の話は立ち消えになりました。

こうした経過から見ても、警察は1月3日に彼が江ノ島にいる映像は持っているが、彼が猫に首輪をつける映像もなければ、(彼が江ノ島に行った)3日に首輪がついている状態の猫の映像もないことを、確信しています。

ーー江ノ島で猫の写真を撮ったカメラはどうなりましたか。

その時使っていたのは富士通製のスマホですが、新機種に買い換えて、1月の中旬にショップで売っています。ネットの方が安いので、ネットで新機種を買い、古いものはショップに持って行ったところ、店員が初期化して引き取ったそうです。もし、彼が真犯人であれば、自分で入念に初期化するはずでしょう。この時に彼は、すでに警察に尾行されていて、売ったスマホはすぐに警察が回収したようです。

ーー警察は猫の写真を復元したと報じられています。ならば、彼に示して説明を求めるのが普通だと思うのですが。

彼には示されていません。彼は、犯人が送った写真が自分のスマホの中にあるわけはない、と言っています。復元したとして本人に示されたのは、友人とコスプレをやる所に行って、鎧かぶとをつけてポーズを撮っている写真など、事件に無関係の3点だけです。

ーーそれだけ証拠が希薄なのに、よく逮捕しましたね。

前回の事件の時、彼は任意の調べでは否認しましたが、逮捕されてすぐに自白しています。今回も、逮捕してしまえばすぐに自白する、と警察は思ったんじゃないでしょうか。
【不利な証拠と有利な事情について】

ーー江ノ島の監視カメラ以外にも、雲取山に行ったとか、真犯人が送ってきた写真に写っている人形を買ったとか、最近は彼が仕事をしていた会社のPCでウィルスが作成された痕跡があるとFBIから情報提供があったという報道もあります。

山、海、前科、人形、猫、それにFBI情報。これだけ彼に不利な事柄が重なっておきる偶然はない、と捜査機関は考えているようです。ただ、猫の話もそうですが、そういう不利だと思われることも、彼は全く隠そうとしない。彼は自分が山に行ったことや、人形を買ったことなどは認めている。人形はAmazonで買っているので、購入したことはメールを見れば簡単に分かるし、彼も隠していません。

前科については、彼は反省し、警察や検察を恨んだりしていません。それどころか、私が「(取り調べの時に)黙っていた方がいいんじゃないの」と言っても、「僕はそういうのは不得意なんで…」と。それで、「じゃあ、無理に黙秘は勧めないよ」という会話をしたくらいです。後に、録音もしくは録画をしなければ取り調べに応じない、ということにした時も、警察から「話せることはないの?」と聞かれて、彼は「雑談なら」と言って、応じているんです。

ーーなぜ録音・録画をしないと取り調べに応じないことにしたのですか。

実は、問題のウィルス「iesys.exeアイシス・エグゼ)」に使われたプログラミング言語はC#ですが、彼は「僕はC#は使えない」と言うんですね。ところが、警察が最初に取った身上調書に、彼が使えるプログラミング言語が列挙してあり、その中にC#が入っていたそうです。彼は、C#は他人が書いたプログラムがあって、それが実行できるかどうか確かめろと言われて確かめたことはあるが、自分では書けない、と説明したそうです。そういう大事なことをさりげなく調書に入れ込もうとしていたことが分かったので、調書ができる時のやりとりはちゃんと記録してもらわないと危ない、と思いました。

最初に一般的な録音・録画を求める書面を送りましたが、それに加え、計3回に渡って、強く録音・録画を求めました。本人も、録音・録画をしなければ話せないと警察に明言したところ、捜査官がパソコンで仕事をする前で何時間も黙って座らされることになりました。その後、「話せることはないの?」と言われて雑談に応じたところ、捜査官は雑談に紛れ込ませて事件周辺の話をいろいろ聞いてきた。そういう事実上の取り調べが3時間50分も行われたんです。

なので、検事調べでは、録音・録画をしなければ、留置場の房から出ない、ということにしました。私が彼に接見する時刻までに検事から連絡がなければ、そういう対応をすると通知をしました。時間までに録音・録画に応じる連絡がなかったので、彼には出房拒否をアドバイスしました。決定的証拠があって、供述なしで起訴・公判維持ができる事件とは思えないのに、取り調べを犠牲にしても録音・録画をしないというのは、いったい何なのでしょうか…。

ーー彼がC#を使えないというのは、彼にとって有利な事情ですね。

そうなんです。「それだけで、君は真犯人でない、ということになるのでは?」と聞くと、彼も「そうですね」と答えるんです。でも、彼がその話をしたのは、逮捕されてから6日後のことなんですよ。それで、「そんな大事なことを、何でもっと早く言わないのか。このことを、警察は知っているのか」と聞いたら、最初の身上調書の話が出てきたので、これは録音・録画をしないと危ない、と思ったのです。

ーー彼が普段使っていたプログラミング言語は何ですか。

Javaです。

ーーC++はどうですか。

専門学校の時に資格は取ったと言っていました。

ーーウィルスとか遠隔操作などに興味は?

「ない」と言っています。それで、「セキュリティの開発のためには、(日々進化する)ウィルスとデッドヒートを演じている演じているわけで、そういうことに関心を持つこと自体は悪いことじゃないんだよ」と水を向けてみました。でも、本人は「セキュリティには関係ないし、MALWAREには全く関心がない」と。ハッカーの情報を交換するサイトがあるらしいけど、と聞いても、「そういうのは見たことがありません」と。

それで、彼自身がウィルス対策をどうしているのかを聞いてみました。すると「Win8はウィンドウズディフェンダーがついているし、その前のWin7の時にはマイクロソフトで無料のソフトを手に入れた」とのこと。その程度で大丈夫なのか、と聞いたら、「危険なリンクには近づかないから」と言っていました。
【被疑者の人間像】

ーー片山さんは、実際に会っていて、どんな人ですか?

「オタク」だと言われてましたから、そのつもりで会ったら、印象が全然違った。すごくコミュニケーションが取りやすい人なんですよ。確かにゲームは好きで、「全機種持っています」と言ってましたけど、年に2、3回は山に行ったり、バイクで出かけるなどアウトドアの遊びもしていました。コンパにも出ていましたし、女性とデートしたこともある。今年1月にはパックツアーでイタリア旅行をしているんですが、その時には老夫婦と仲良くなって一緒に食事をしていたそうです。

亡くなったお父さんのことはとても尊敬しています。愛情深い両親のようで、前の事件の時も刑務所に面会に来るなど、彼の立ち直りを支えました。弟一家とも親しく交流していて、幼い姪はテレビで彼のニュースが流れると、「あ、おじちゃんだ」と声を挙げているそうです。報道されている彼のイメージと、実際の彼とはずいぶん違います。

ーー逮捕前に、警察が尾行したりマスコミが写真を撮ったりしていましたが、彼はそれをどう見ていたんでしょう。

全然気付いていないんです。
報道各社に写真やビデオを撮られているのにも全然気がつかなかった報道各社に写真やビデオを撮られているのにも全然気がつかなかった

ーーあんなに多くのカメラが、あんなに近くから撮影しているのに?!

新聞に載っている猫カフェでの写真を見せたら、「こんなの撮ってたんですか?!」と本当に驚いていました。警察は江ノ島の猫から記憶媒体を回収して6日後には彼をマークし始めたと報じられていますが、彼は逮捕されるまで、警察に尾行されているのも知らないままでした。真犯人にしては無防備すぎませんか?

ーー前の事件の時と姓を変えたのは何故ですか。

彼の名前を検索すると、いつまで経っても事件のことが出てきて、これでは就職できないと気にしたからです。両親が協力し、分籍して彼だけの戸籍を作ったんです。そして、今度こういうことになって、彼は「これからどうやって日本で生きていけばいいんだろう」と悩んでいます。
【報道のあり方】

当初、江ノ島の防犯カメラで猫に首輪をつける彼の映像があり、それが決定的な証拠だと報じられました。でも、弁護人がそうした映像がないはずだと指摘すると、いつの間にか立ち消えになって、その後仕事先で使っていたPCに痕跡があるとかいうFBIの話にすり替わっている。あの映像の話はどうなったんですか?報道機関なら、そこをしっかり検証すべきでしょう。なのにそれはやらないまま、警察(の情報操作)に使われている。我々弁護人の主張は、あまり載らない。足利事件や村木さんの事件の教訓は、いったいどこに行ったのですか。


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