先従隗始・温故知新

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ビールだって科学である。


なぜ瓶ビール、サーバーのビールはよく泡が立ってうまいのか。
じゃあ缶ビールはダメなのか。


んなこたーない。誰も科学的に詰めなかっただけだ。


・瓶ビールでも缶ビールでも、注ぐまでは同じ
・注ぐ先がキレイに掃除した陶器やガラスでないと、泡の立ち方が悪く、泡の保存性も劣る


・一般的な、ピルスナーの泡を楽しむ注ぎ方=高い位置から滝のごとくジョッキの底へ注ぎ込む
・ジョッキは傾けたまま注ぎ、傾けたまま飲む
・こうしてよく泡を立て、その保存性も高めるわけだが…実は缶ビールでも、注がず缶のままでも、似た効果は発揮できる


・缶ビールでの泡の楽しみ方=振る
・まず開栓し、最初は軽く小刻みに振る(上下に、あるいは回転させるように)
 …すぐ飛び出してくるのでそのぶんは飲み干す(瓶ビールとジョッキ並みの泡が満喫できる)
・徐々に振り方を大胆にしていく
・コツは、飲むときに振って、出来た泡をすぐ飲み干すこと…泡の保存性は期待できないので
 (ジョッキが大きい場合、泡の居住スペースが大きいため、よく保存される)
・だんだん上手になってくると、最後まで泡を切らさず楽しめるようになる


なので安い100円以下の170ml缶ビールの場合、振ったらもう一気飲みするしかない。
逆に言えば、開栓前に目いっぱい振っておき、開栓と同時に吹き出してくるモノを飲み干すのが案外に楽しい。
大きな缶のビールは、放っておいてもどんどん炭酸が抜けるので、うまく泡立てながらすぐ飲まないと、マズく思えてしまうので扱いが難しい。


ジョッキにも不便がある。
常に傾けてないと、泡を多く保存できない。
事前によく冷やしてないとうまく泡が発生しない。
掃除を徹底しないと泡の発生やキレが劣る。


瓶ビールも結局は炭酸が抜ける。サーバーにはかなわない。
サーバーは家庭では楽しめない。


すると、上述のような缶ビールの楽しみ方は
ジョッキ用意しなくていいし
サーバーなみに楽しめるし
なかなかベターである。


新鮮な泡をたっぷり楽しむときは、故に
170ml缶のビールをたくさん買い込む。
振って、開栓してすぐ飲み干す。これを繰り返すと、泡を満喫できて満足度が高い。


科学である。
へんなジョッキや瓶ビールへの迷信じみた信仰は、捨てた方がいい。