先従隗始・温故知新

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重ね重ね、日本政府、霞ヶ関省庁および役所のやることは、ズレている


先日のNHK報道で、「なぜ福島産の米は、ベクレル基準超のものがすり抜けて市場流通してしまったのか」


これは日々、私がこのブログで言ってきたことそのまんまである。
『役所は、線量計測の素人のくせに、適当な場所を選んで測ってしまうから、間違える、間違え続けている』
原発漏出の飛散放射性物質で、重要なことは、【ホットスポット探し】』


放射性物質素人の)役人の誤認:
放射性物質なんて霧で吹きかけたように均等に存在するだろう、広く数km四方でひとくくりでいいや、どうせ人手不足だし、1〜2カ所測ったら2km四方は全部同じってことにしよう」


放射性物質専門の大学教授や、俺みたいな実値計測ベテランの、実認識:
「霧で吹きかけただけでも、斑状、ヒョウ柄、点在である。まして降雨により地表のセシウム他は雨水流路に沿って流れ偏在し、あるいは生物濃縮でホットスポット化している」
(ってことは同じ土地にある田んぼでも、わずかな地形の違い次第で雨水セシウムが流れ込むか流れ込まないか明暗分かれていると言うこと…山や谷から流れてくる場合もあり、水系の違い次第でも…)


要するに役人は、役人をやることに忙しく、放射線計測ばかり毎日やれないので、詳しくなれない。
あと、命令がないことはできないので、自分から率先してホットスポットを探しまくることは全くできない。


…だが最悪なことに、役人しか対処できないフクイチ発放射能において、
役人は、すべきことの正反対ばかりやっているわけだ…


小山准教授(福島大)http://www.fukushima-u.ac.jp/economics/international/index.html
は農村部での実値計測に携わっており、
http://yokohama-konan.info/rice3.html
「せめて100m四方でなくてはダメだ」と、今までの農地線量計測の経験則から主張。
政府機関の、2km四方の線量地図には、レッドゾーンがなくても
准教授の100m地図をそこに重ねると…小さなレッドゾーンがいくつか散らばっていた…!


国とか自治体がいくら線量計測しても、まるで錬金術のように、
緑や青しか出ない線量地図も


きちんとわかってる教授や専門家が作成した地図ならば、
赤や黄色は宝石のように散らばって点在しているのだ…
そこでとれたお米が、市場流通すると、やれ1200ベクレルだのという数字が出てくる。…当たり前だ…


この俺もまた、大学教授や計測業者とともに計測作業したり
ネット上で彼らと日々情報意見交換を重ねており
ホットスポットばかり探すことに意義を見いだし、
いまではホットスポットになるとわかってる場所ばかり計測している。
カテゴリ「原発」の通りだ。


以下も、測ってガイガーhttp://hakatte.jp/に投稿してる数値を、
自分の分だけまとめた線量地図だ。
これが関東の、ホットスポット相場の実像である。
http://maps.google.co.jp/maps/ms?msa=0&msid=216896075475772757370.0004af5254669affdb05e
大きめの雨樋:2μ
民家の雨樋:1μ
浸透性のいい土壌か、浸透性のコンクリ:0.5μ付近
基本的に北関東南部より南ではかならずこの相場だ。
松戸や柏など広域ホットスポットはもっと高い。
那須や北茨城より北方も然り。


だが政府機関や役所は基本的に素人で無知のままだから
こんなホットスポットは調べてないし、線量相場も知らないままだろう…
というか、知らないふりをしていままでは隠蔽してきた形跡もある…だから高い線量のお米が出回ってしまったのだ。


中央の政策は、一大転換を迫られている。
ホットスポット積極探しまくりにスイッチ」


事故直後は、世間側も何が起きてるのかわからず動揺し混乱し、
知識もないし、下手なことを教えてもパニックになるばかりで逆効果だった。


だから当時は、伏せることが多めでもよかったのだ。


でも今は違う、全国各地は落ち着いた。被災地でさえ落ち着きは見せている。
みな放射線とか放射性物質について、気になってるから、勉強している人も多い。


そしてなにより、農産物に、ベクレル基準超の製品が出回ってしまっている。
これは明らかに失政だ。結果的失政である。


もはや世間は、多くの情報を隠蔽せずとも、受け入れてくれるだろう。
むしろ、米など食料品の安全に弊害が出ることも明らかとなった。


そのNHK報道では、
チェルノブイリ至近のベラルーシの現地取材もやっていたが
あちらでは農地の除染は手間がかかるからしないのだと。
その代わり、小山准教授のように細分化した農地汚染地図を作り、
危ない農地だけ休耕にしてしのいでおり、それで十分なのだと。


 ◇


なお以下は個人的見立てだが、
線量計で全国各地の地表線量を計測している程度の見識だが


・フジテレビ大塚アナ
天皇陛下


いずれも、その農産品のベクレル値で、やられてしまったような痕跡がある。


以下は私のツイート。

http://twitter.com/#!/kasumin777/status/141003104161247233
昨日のETV放射能汚染地図4 海のホットスポットを追うhttp://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/1127.html陸上の地面線源、風で舞う吸引線源、農産物汚染…では片手落ちで、生体濃縮が盛んな魚貝海草類こそ用心しろと。海底にもホットスポット散在


http://twitter.com/#!/kasumin777/status/141003739518603264
番組中の岡野眞治博士の調査結果…線量比率…海水1海草10魚貝類50(生体濃縮)。海面1海底70(海底沈着)。


こと農産物には、生物濃縮率と、移行率がある。
こと動物は、つまり魚類も獣も、肝臓など特定臓器へ毒物質をため込む…
翻って植物は、根から吸い込む比率が移行率として決まっている。


結果、濃縮による毒が勝るケースと、
移行率が低くてさしたる害にならぬケースがある。


で、冒頭のお二方…高いベクレルにやられてしまったのではないか…


放射性物質による内部被曝(体内にナノサイズの電子レンジが無数にあるようなもの…血中までまわらなくても、消化器官や呼吸器にあるあいだは体内被曝である)。


大塚アナは番組でも積極的に「私は福島応援野菜をどんどん食べてます」とやっていた。
皇族は311後もずっと那須御用地の野菜しか食べてない。

 昨年のアジア大会(中国・広州)で銀メダルを獲得し、全日本選手権の男子フリースタイル74㎏級で5連覇中の長島和幸選手(クリナップ)が急性骨髄性白血病にかかり、
現在、都内の病院で闘病中です。
 《寄せ書き・千羽鶴等の送り先》
  〒979-0204福島県いわき市四倉町細谷字小橋前52 
  クリナップいわき事業所四倉工場 レスリング部
http://www.japan-wrestling.jp/2011/12/01/5178/