きょうはごく近所のみ。
オフにしようかと思ってたが、コインランドリー近くの公園に「滑り台出口が芝生」というのを見つけてしまい、結局測っていく流れに…
結局、そこは低かったのだが。http://hakatte.jp/spot/27602
つまり、青梅市でも山村の成木は、滑り台の利用者がごく少ないので
出口付近の芝生が伸び放題になり、セシウムをたっぷり吸い込んでしまう。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111113/1321152335
河辺や小作みたいな市街地の公園は利用者が多いので
出口付近には芝生が生えられずハゲてしまうので、セシウムを集める芝がいない。
ついで、近くの青梅市総合体育館。じっくり面測定する練習を兼ねて。
最初は市民利用者として適当に測っていたが、
週末の駅伝準備の職員と課長に窘められ
「一度話はして、許可は取ってくれ」で落ち着いた。館長に許可はもらったのでしばらく測った。
最初は「公的施設は全部公務員が遮り制止して測らせない、球場だろうがどこであっても注意して帰らせている」
「公務員が公式に測ってるんだから市民測定者は邪魔、不要」みたいに言うから
「市民測定者は増える一方なのに、公権力側が測るのじゃましていたら、プロ左翼だのが目をつけて権利侵害みたいな騒ぎを起こされ、話がややこしくなっていくだけでは…我々一般人は諍い嫌いだからおとなしくして円満に徹するけど…線量の件はお遊びじゃなく、健康がかかってますからねー」
と助言すると、「ああそうかーそうだなー」みたいな、「測るのはいいけど一言ちょうだいね」ぐらいに落ち着いた。
役所も、色々と知らない、わかってない部分は多い。
よほど俺のような個人ボランティアの方が、全国各地を巡ってるから、実態をよくわかってる。
「隣の武蔵村山市役所は、おなじ体育課の倉庫を測ってても寛容ですよ、むしろよくやったな的な態度ですよ」と告げると
「いや青梅市は青梅市だから、うちは頑固だから」みたいな返答。
その方、青梅市体育課の課長＝体育館長だそうです。
縦割り行政、石頭行政などと、揶揄される部分を垣間見た気がした。べつにDISってるわけではなく実感として。
同じようなことは、次の場所でもあって。河辺保育園。
ここも園内の滑り台出口は、芝生…そしてタイル敷きと境目になってる。
園の職員に注意喚起だけするのだが「私に計測させてくれとは言わないから、市役所が計りに来たら、滑り台出口を念入りに測るよう念押ししてください」
職員はロボット的に返答するばかり…「役所がちゃんとやってますから、大丈夫ですから」
なんか面倒な人が来た的な、すっかり悪者扱いな空気。いつものことだが…
…大丈夫じゃねえよ…
セミプロの俺が見て、市役所の計測方法が実に『いい加減』だもの。
こちらは大学の学者や、原発作業員らと話し合いを重ね、
直でノウハウや知識を引き出しているんだ。
関東一円で最重要なのは、
濃縮スポット（雨樋の出口、滑り台出口など）に集まっている高いセシウム線源ホットスポットであって、
市役所みたいなド素人が適当な場所だけ適当に測って済ます、見当違いのダメダメ計測ではない。あれじゃ低い値しか出なくて当然。
（今日の測定結果で一目瞭然でしょ…すこしでも範囲を離れると低い…ホットスポットを発見する、警察犬のようなスキルがなくては無意味）
福島の南相馬市の逸話。（NHK教育 ETV「南相馬市からの報告」http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/1030.html）
もはやあちらではお爺ちゃんおばあちゃんでも線量計を常備してて家の隅々まで測り終えており、
文科省や自治体が計測にくると「こっちの方が高いです、計測お願いしますよ」と陳情するが
「ルールによって、玄関先と決まっておりますから」と逃げ切られて、
遙かに低い線量で済まされる。
３μ以上だと非難干渉地点に指定され避難補償沙汰になるが
ギリギリそうならないスポットを選んで測っているようだったと。
（爺さん婆さんが自分で雨樋出口や、室内にほど近い屋根の真下を測ると、雨樋３０μ、庇の下１５μ、室内が２μ以上…）
これによって、政府と役所は、
莫大な補償問題や、膨大な測定や除染の義務から逃げ切れる。
逃げることしか考えておらず、つまり役所はちっともしっかりしてない。
しっかりやってなくて逃げ腰なのに
「役所がちゃんとやってますから、お帰りください」
と、ベテラン、セミプロ、事情通の市民を、帰らせてしまうのが
校長なり園長なり、公的施設館長である…こういうパターンが実に多い。
自分たちの無知に起因し、無知からくる漠然とした不安感が意地っ張りを強めている。
かならず、校内や、園内に、高いホットスポットが眠ってる。
誰も探し当ててないだけで。
なのに、探してくれる人を帰らせてしまい
危険な場所が残る園内に、子供を閉じ込めているような…たとえは悪いがそういう『実態』が大半である。
自治体任せは危険だ。
足立区や柏市など、高い線量が見つかって報道になってる場所では
かならず、教師らが自分で持ってた線量計で、勝手に、独自に、測定した結果、発見しているのだ…
千ヶ瀬第一保育園の目の前の例（園の職員には説明済み））
http://hakatte.jp/spot/24838
茨城県・結城中学校の例
http://hakatte.jp/spot/27161
市役所レベルでは、まして都庁県庁だろうが政府だろうが担当外の部課の面々は、
『無知』なので…線量も線量計もホットスポットもまるで知らない。
まだまだ「価格信仰、資格信仰、権威信仰」に依存していることが大半、ほぼ１００％だ。
「教授じゃないから、高価な測定器じゃないから、有資格者でも業者でもないから」と
じつに見当外れの、実態と実像を見ていない、杓子定規な物言いばかりする。
おれは世田谷パワーラークスでは、
業者と教授と一緒に計測作業をしたし
同じ数値が、高価なアロカでも、安価な線量計でも、ちゃんと出ることを確認している。
2μsvスポットを発見して通報したのは俺だし
実はもう一つ「西側の店舗建物の中にも線源があるぞ」と、業者に教えたのも俺だ。
道路のT字路の角で敷地境界付近を何カ所か測ると、どこで測っても高めだったのでなんとなく気づいたのだ「ああこれは建物の中にあるなあ」と。それを教えておいた。
翌日か翌々日の新聞報道で、新たに店内でもいくつもホットスポットが見つかったと地図入りで報道…案の定。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111102/1320161513
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111101/1320078941
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111029/1319828549
左下の２．５、８．０などいくつか集中してるあたり
http://f.hatena.ne.jp/geasszero/20111103023036
おれはすでに。知識経験、ノウハウだけはもう、膨大に蓄えている。
だいたいがSoeksはロシア政府が検査し公認している機器だ。
安いとはいえ、チェルノブイリ事故関連によって世界中でたくさん売れているから安い。
安かろう悪かろうではない…中国企業設計の中国製製品は評判悪いけど。
◇
公園で計測中、付近のキリスト教会の連中がなにかと邪魔したがる。
国際原子力利権＝欧米圏＝基督圏なので、
日本で個人による計測を邪魔したがってる権力意思の、源はそっちなのかも。
日本政府を操る某国的な。
むしろ日本固有的な連中の中には、もっと測ってくれ的な人々が少なからずいる。
◇
役所および、役所の発表を鵜呑みにし、根拠とする人々の特徴…
・ひとんちに立ち入って測ること自体がダメなのだ
・うちの雨樋で２μｓｖ？知らないよ（無知だからこの数値の意味がわからない）それより測った行為自体が気に入らないね
…つまり、「ルール至上主義で、結果が重大情報であっても完全無視」
こういうのを「本末転倒」といいます。
たとえば、津波が迫っている…ひとんちに勝手に上がり込んで歩けないばあちゃんを背負って助けた、大声で逃げろと怒鳴った
…ら、役人およびその取り巻きは「こいつはモラル違反だ、犯罪者だ」しか言わない。
みたいな。
無知が無知を呼び
間違った行為が間違った行為を増殖させる
いま日本社会は、最悪のループの中にある。
立ち入ること自体がダメならば（たとえ沿道沿いですぐ一歩先でも）
新聞屋も郵便屋も営業さんも、ぜんぶ犯罪者だね。
必要最低限のグレーにさえ寛容でない、融通の利かない社会は、
欠落、欠陥が目立つね…
こちらは、放っておくこともできる。
むしろ面倒だから本当はやりたくなどないし。
誰が、何を助けようとしているのか…これを正しくわかるには
猛勉強、知識が必要だ。知識すらなくては理解しようがない。
今は関東に在住し、多くの住民に高い線量を見つけ次第教えているが（善意の一心で）
そのうちに、全員見捨てて、おれだけ西日本に移住するよ。
話が通じないんじゃ仕方がないもの。彼らは、俺のほうが悪だとか変人とか思い込んでるし。
…かように、放射能、被曝、原子力は、難しすぎる。
国民にどんどん学ばせなきゃいけないのに、
政府はむしろ隠したがってるから、国民はいつまでも学ばずスタート位置のままだ。
原子力や放射能は難しすぎる、説明しきれない。
原発なんてとっとと全廃しないと、
国民の多くが理解する前に、みんなして被曝を重ねて子孫類類まで病気になってしまうと思う。
学ばないのだから、また似たような事故が起きかねない。また起きてもまた学ばないだろ？どん詰まりだよ。
