ツイートログ 9月
http://twilog.org/kasumin777/month-1109
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IC…isolation condenser
非常用復水器
これって別に、動作してようが途中で止まろうが、水素爆発じたいを避けられる手段ではないからね…
さわぎ過ぎというか、枝葉の問題。
SBOを早期に解決できる見込みがない時点で、丸一日も過ぎれば爆発するのは覚悟の上だったろう。(公言はできないだろうが)
実際、ICは旧式の自然対流式で、1号機世代を持って廃止…
次世代からはタービン駆動(ポンプ整流)の隔離系、RCICとRHRに取って代わられている。
でもその次世代系統ですら、数時間延命できただけで、結局は爆発…
ICが作動したかどうか、は『枝葉』でね、
・炉はもっと小型化で、有事対応しやすさを重視すれば
・機械式の良さを重視し、電磁弁方式とは違う設計があってもよかった
(どの冷却設備も、弁が電動だったので閉まってしまった…むろん機械式で開きっぱなしになることによる深刻な事態もあり得るが…機械弁を開閉にいくのは結局は人になってしまう)
・冷却水系統を複数確保して万全の備え
(GEの最新ESBWRはそういう設計思想http://www.ge-energy.com/products_and_services/products/nuclear_energy/esbwr_nuclear_reactor.jsp)
…とか、いろいろもっと『幹』の部分があるのですよ。
いわゆる”そもそも論”
基本設計が誤りなら、付属物の不具合は枝葉でしかない。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110908-OYT1T00268.htm
事故調の調査では、現場で指揮を執っていた吉田所長が1号機の非常用復水器(IC)停止を把握していなかったことも判明した。
運転員は、ICが作動すると発生する蒸気の噴き出しが確認できなかったため、IC内の冷却水が失われた可能性があると判断。空だきによる配管の破断を避けようと、11日午後6時半頃から約3時間、ICの運転を停止した。
ICの停止は炉の状態を急速に悪化させる。東電が5月に公表した解析結果では、ICが電源喪失後に停止したと仮定した場合、11日午後6時40分頃には燃料の損傷が始まったと試算している。