先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

食品のベクレル表記は「セールスポイント」であり、隠したがるのは誤り

カインズホーム青梅インター店、
農家に場所貸ししている、地物野菜コーナー。


何を思ったのか、ベクレル検査結果の資料を、せっかく用意してあるのに
『棚と棚のスキマに、隠してあった』
これ、とんでもない思い違いだ。


いまや都心のスーパーでは、(ある程度のインテリ向けの)
むしろベクレル表記をして、肉野菜を陳列している。


いまだインテリ的に劣る田舎の農家は「放射能騒ぎで、ベクレルなんて書くと売れないんじゃないか」
などと、無知、頭の悪さから、カンチガイするわけだ。(…まあ、田舎社会では、同レベルの市民=消費者も一定数いるだろうけどね)


すでに日本中の食物は、多かれ少なかれ、汚染されている。完全なゼロベクレルはパチンコ大当たりなみのたまたまのラッキーでしかない。
ならばこそ、低ベクレル食品は、セールスポイントである。どんどんベクレル表記をすべきだ。


あまりに基準値スレスレに高い食品は、生産者側も「ああこりゃやべえんだな」と、あきらめもつく。
実際に福島の漁業や農業の関係者はそのような謙虚な反応が目立つ。


画像の要点は
・お茶は、お茶をいれて、それを計測している(お茶は、丸ごと食べる野菜などと違い、薄めるうえに、セシウムがある程度茶葉に残る可能性が高いのでまだましである)
・野菜の測定結果は昨年11月と、情報が古い(できれば毎日、せめて毎週か毎月は、やってくれないと…いかなサンプリング試験でも。関東でいきなりベクレルが上昇する要因はほぼ無いんだけども)
・野菜は20ベクレル下限であり、お茶は1ベクレル下限である(測定の精度も、業者も、異なる。お茶の計測結果は今年4月とまだ新しいので信用できる)


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せっかくだから、たまにお伝えしている『宮城・塩釜港産の薩摩揚げ』系の、
線量計による簡易測定』の、きょう測定の結果をお伝えする。ベクレルモニターではなく、あくまでガイガー線量計での簡易測定だ。数値の増分を見ているだけ。


1 製品の袋の上から、線量計GM管部分を押しつけている。
2 現場の空間線量はSoeksだと0.11〜0.25で上下、TERRAの5回平均値だと0.13程度


・Soeks01M:やはり0.3超えが何度か
・TERRA:線量はたまにリセットしても0.3超えが出るか出ないか。ベータ数測定では、リセットすると20回/cm2 minにいくことが多い、次第に平均化され10回未満で落ち着く。ちなみに何もないところでは0〜1,せいぜい5までがたまに出る程度。


使ってみるとTERRAのベータ測定は優秀で、最初に線量測定モードでその場のガンマ線量を確定し、それを元にベータ線カウント増分で計算してくれるので、ベータが無い場所ではちゃんと0ばっかり出るし、ベータがある場所では跳ね上がる。さすがウクライナ政府保証がついて、軍などでも使用されてる信頼性だけはある。


…以上のように、やはり海洋汚染が如実に宮城水揚げの製品には出ている。そのせいかどうかは知らないが、都内のスーパーで売れ残る魚介練り物のはここ産のが多い。


鈍感で信頼性に欠ける線量計ですらここまではわかるから、
上記のカインズで委託販売の野菜は、ベクレル検査をしてなお低い数値結果が出ているのだから、信頼性はあると言うことにはなる。(あくまでサンプリング検査ではあるが)


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こええええ
やっぱ、他のプラントとおなじ、いかなトラブルが起きても、原発だとおっかねえ…やっぱ原発ぜんぶなくなってくれ、一刻も早く。

http://mainichi.jp/select/news/20120616k0000m040056000c.html
玄海原発:ケーブル焦がす火災 放射性物質の影響なし

毎日新聞 2012年06月15日 20時25分

 九州電力は15日、玄海原子力発電所佐賀県玄海町)内の低レベル放射性廃棄物を処理する「雑固体溶融処理建屋」で、照明用ケーブル約70センチを焦がす火災があったと発表した。九電は国や佐賀県のほか、原子力安全協定などに基づいて福岡県や長崎県に連絡した。

 九電によると、同日午前10時45分に建屋で火災警報が鳴り、同11時10分に社員が現場に駆けつけて3階のケーブルの焦げ跡を確認した。建屋は3階建てで、3、4号機から約90メートルの位置にある。火災発生時に処理設備は稼働していなかった。けが人や放射性物質による周辺への影響はなく、九電などは出火原因を調べている。

 建屋内の処理設備では、配管やバルブなどの低レベル放射性廃棄物を小さくするために溶融して固化。固化体は、日本原燃の「低レベル放射性廃棄物埋設センター」(青森県六ケ所村)に搬出する。処理能力は1時間150キロで、09年に運用を開始した。玄海原発1〜4号機は現在、運転停止中。【中山裕司】


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飯舘村の村民、そして飯舘村でまだ働いてる連中の、正直な叫び。
…職場のすぐ近くが50マイクロシーベルトじゃ…施設内だけ除染して、決められた通路以外は通ることもユルされないという…

http://twitter.com/NORKUROX/status/213572640500236288
素晴らしい。うちのワンマン製作所とは違う。がんじがらめの人を人だと思わない菊池には、社員全員うんざりしている。社員の意見も聴かずに勝手な事を就業規則を押し付け、私の言う事が聞けないなら辞めろ。という会社だ。 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/work_life_balance/出生率回復や労働市場改革へ政府が推進。2010年3月には2週間程度の連続休暇取得を促すガイドラインを発表


http://twitter.com/NORKUROX/status/213578150116999168
自分の未来も真剣に考えなくては。 今の会社に人生を弄ばれてる。そういう人が結構多い。http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/interview/568899/(上)「社員をコスト扱いするな」岐阜に日本一幸せな会社 (中)「いいモノを安く」はダメ 未来工業創業者・山田昭男


除染してるとこhttp://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120601/1338486612
http://twitter.com/NORKUROX/status/213304836127604737
職場近いから
http://twitter.com/ka2nd/status/213295900477493249
あのyoutube動画からコメントが返ってきたが「除染してる側も50μんとこあるよ」と
http://twitter.com/NORKUROX/status/212918595334832128
飯舘村の田んぼ除染していますが、道路を挟んで反対側の歩道からは40マイクロシーベルトです。


「経済大国・ニッポンの非国民でなければ、腕が3本になったってゼイタクはいえないはずだ!」
ってか…鶏肉の足が5本でオトクとかいうパロディが15年前のマンガにあったが。

http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/1ddceba0b6603e039233fc997ba3041c
これが日本の将来でもあります


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だいぶマシになり差は埋まってきたとはいえ、まだまだ「お金に余裕があれば「ベンツBMWアウディVW買う」もんなあ…


ニワカにレクサスやりはじめたとはいえ、まだまだ日本の製品は貧相で、貧乏人上がり百姓根性でつくった製品が多く、ブランディングがへたくそだ…


あのキティちゃん=サンリオを救ったのが、ブランディングの雄、鳩山玲人

http://b3.spline.tv/xoxo/?thread=3613&command=REPLY&id=3613
まだまだ百姓大国・日本のブランディング・センスは、個人の才能に依存しっぱなしだ。国策になりようがないから、グローバル展開では押されっぱなしである。企業単位でしか勝てない。

英国エコノミスト日本語オンライン予告メール:6月16日号
6. Schumpeter  Zen and the art of carmaking (Business)
日本人の物造りには長い伝統があるし、ある意味で他人がまねできないような完成度に至る技術を持っている。その典型が自動車メーカーではトヨタである。だがその反面、マーケティングにはさほど得手ではない。それに力を入れているのが日産だ。日本企業はその両面を持つ必要がある。


http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/interview/568899/
 山田 衰退の元凶は「いいモノを安く売ろう」という発想だね。その先にあるのは過当競争。これでどうやって儲(もう)かるんですか? アメリカの製造業の経常利益率は平均で35%なのに、日本の製造業は3・5%しかない。日本の方が技術は断然、優秀なのにおかしいでしょ。

 試しに銀座を歩いてごらんなさいよ。今や外国の有名ブランドの店ばかり。品質は日本製品の方が上だけど、「高い方(外国ブランド)」が売れる。そういう商売を日本がやらないといけないのに価格競争で疲弊してしまっているんだ。付加価値のある、差別化した商品を作り「高く売る」ことを考えなきゃダメ。

 −−だけど、日本の「ものづくり」の伝統も今や風前のともしび…

 山田 危ないね。敵(中国や韓国)が随分、伸びてきたからな。日本の企業で60歳定年になった技術者を、韓国企業などが倍の給料で引っ張っていく。当然、先端技術もどんどん外国へ流れるわけですよ。

 だからウチは定年を70歳にし、60歳を過ぎても給料が下がらないようにした。ヨソからは「60歳、70歳で生産性が向上するんですか?」って、よく聞かれるけど、それは重要じゃない。一番、働き盛りの30代、40代の社員が、その制度に感動して、がむしゃらに働く気になるわけですよ。「オレはこの会社に骨を埋める」ってね。




−−でも、イマドキの若い社員はどうですか。がむしゃらに働いた世代とは気質が違うでしょう

 山田 それは、「扱い」を間違えているからですよ。日本が戦争に負けたのが昭和20年。それからたった23年間(同43年)で、世界2位の経済大国になっている。そのときは、ほぼ全員が「正社員」だった。

 “失われた20年”の間に企業は随分、派遣社員やアルバイトに切り替えたけど、GDPは伸びていないでしょ。社員が幸せを感じるには、やはりそれなりの待遇が必要。派遣社員のままでは技術や営業のやり方を必死で覚えようという気にはならんしね。

 −−ただ、若い世代の中には、「派遣社員やフリーターの方が気楽でいい」という人もいます

 山田 それは「教育」が悪い。確かに今の日本はデフレの世の中で、年収180万円でも食うには困らないかもしれんが、そのまま、40歳になったらどうするの?

 戦後、日本の教育は、子供たちを「バカにする教育」をやってきたとしか思えないんだよ。「考えるな」「皆と同じことをやりなさい」という教育だね。だから僕は、制服や給食も反対。全部同じで横並びでは、何とか工夫しようという発想が起きないでしょ。(喜多由浩)