先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

DAHON Board walk D7 インプレ…「これは乗り手を選ぶアメ車」


(最初に追記。)
フロントFD化「ダブル化したい」人が飛んでくるので、参考に。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20140318/1395066713折りたたみ自転車 Amourを9sダブル化 66−52T
ダホンの場合は市販のバンドアダプターである程度は対応できるけど…60t以上になると非対応のサイズが出てくるから、上の方法を取るしか無い。72Tも対応。451後輪化で66T以上なら700cロードレーサーとタメはれる。
レースで700cに混じって有利に戦うならIDIOM、FUURIを10sの60t以上に。これもぎりぎり70−52Tぐらいはいけそうな。ヒルクライムレースも52−27で気合で登る。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20140112/1389489638


 ◇


FUURI,IDIOMと比較して…PANTOも大差ないだろうけども
これらはヘッドチューブは近めで、アヘッドを伸ばしてハンドルを遠くしてる。つまりステアは身体に近いので曲がりやすい。ヘッドチューブ〜ハンドルが遠いと大回りなのでステアリングも緩慢になる。
しかしダホンはヘッドチューブからまっすぐの位置でハンドル取り付けなので、ステアが遠くて曲がれない。身長175はないと伏せても厳しいだろう。
うちのアムールぐらいがアヘッドにするとちょうどいい。つまりホームセンター売りのあの車格で。


売価1〜2万のモデルでも自分でパーツを交換すればD7越え、S8なみになる。車重は11〜12kg台。パーツ費用はおおむね1.5〜2万円。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130312/1363015448
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130114/1358089631
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130210/1360405936
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130221/1361440660



2012/11/28追記
なぜ、ダホンD7やドッペル104がダメなのか、技術論的な考察の続報
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121127/1354019688
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121126/1353857434


16インチでラピュタや御岳を軽々登ると言うこと=適切な技術論が頭に入ってないと仕様を自分で煮詰めるのは不可能
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121118/1353235403
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121116/1353053177


結論:
ブランド信仰も結構ですが、
「ダホンさまに、無名安物ごときが!」などと企業の提灯持ちをやっても…
実際は、安物もちょっと仕様変更すればダホンなんか軽々と抜き去れるのが”自転車”ですので…


ブランド<技術


キレイなブランド自転車より、汚い技術的自転車の方が速いし、登れる。
銀座を後者で走ると、ブランド視点の人々は笑いはじめ、スペック視点の人々は驚愕や賞賛の目を向ける。それが世間というものですよ。


南青山のホンダは、ブランドからの出発でしたか?技術からの出発ですね技研ですし。海外から体に部品やチューブを巻き付けて帰国した宗一郎はさぞやイモでダッサかったろうね。


…あ、ちまたの大型掲示板とか、ステマブログとかは、業者やメーカーの手下ばっかりですんで、うちみたいなブランドもの批判記事を見つけると、自動的に攻撃し、けなしますよ。要は安物を安い部品だけで速くされると、ブランドを高額で売りつける業者やメーカーは困るので「対策係」のバッシング屋がネット上に張り付いて関し巡回している。(SOHO求人サイトでもたまに募集かかってますし。)
同じく、もし上映中の大作映画が2つあれば、片方をけなしてつぶし、自分のクライアントの映画が売れるように工作する、なんてネガキャン工作も毎日のように行われているのが実情です。
そういう『偏向バイアス』がインターネットですんで、話半分にしておいて、信じすぎない方がいいですよ。


2013/08/02追記時点で
ダホンやKHSで抜いてくるヤツは全然いません。
いやローディでも抜かれるヤツが大半です。サイクリングロードや山道の登りでエキスパートが抜いてくるだけ。
まだ32cで11kgですけど。
これが現実。ブランド<技術および知識
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130703/1372770532
ネット上でムキになってカミついてくるのは、販売店かメーカーの手先、あるいはカルトファンだけ。
GIANTショップやスペシャライズド代理店で客や店員にいやがらせされたこともあるよ、ネガキャンが流されてるからね。陰湿田舎者監視社会体質はオートバイ業界より自転車業界の方がはるかにひどい…既得権益死守のために汚いことを平気でやる奴らが多い。
2ちゃん板でも論破されてるでしょ「実際はたいしたことないんだっての」
たいしたことが無いからこそムキになって強弁する…高額でないと駄目だとかバネ下重量がどうとか…
90年代まではいましたよ、400円以下の洋菓子がおいしくなるはずがないという強弁が。


アムールのメーカーKOMDAってダホンOEMのフレーム生産してるし(いわば親戚)スポーツカーメーカーのロゴ入りの高額モデルも生産してるし。GIANTとおなじく下請けから創業してて技術がしっかりしてる。
まぁ画像の、しっかりしたフレームのモデルFD20036はもう入手困難だけど。スクラップで探すしかない。他のモデルは主婦向けにフレーム貧弱だったりする。
(以上、追記ここまで)




 ◇




デケッ
…現物を見ての第一声がこれ。カタログで見たイメージと、実際のサイズが全然違う。
http://www.dahon.jp/2012/products/boardwalk_d7/index.html


あまりスポーツ自転車屋さんにとっては言ってほしくない事実だろうけど
これはダホン全般に言えることだろう。
『アメ車過ぎて、デッカ過ぎる』
『小柄な、特に女性には向かない』


エドワード・エルリックさんや、ラルクHydeさんのような、イケメン紳士には不向きなのだ…


アムールにかぎらずタウン向け20インチの、ショートホイールベースで前40Tでショートクランクのだと
漕ぐのも、車体を振り回すのも、コンパクトだ。むしろ身長が小さければ小さいほどいい。
だからダウンヒルや、かついで山登りなんて、じつはこっちでないと駄目なぐらい。おそらく奥多摩周遊道路の登りも余裕。
だって車体をこまかく操舵するのも、少ない動きで漕ぐのも、そっちがベターだからね。
大型二輪みたいな巨体を、ウンショ!ウンショ!じゃ…操舵してる間に崖下いきだよw
ほんと、これでVブレーキつけば最強。


翻って、ダホン…
・上記のタウン向けが原付なら、ダホンはまるで大型二輪
・ゆえにGIANTのROCK(フルサイズMTB)よりもさらにキャビン部分は大柄(大男が治まるように作ってある…Producted by USAだから)
=ロングホイールベースで、フレームもリアアームも長い…
=ハンドルポストも前輪軸も、頭と身体から『遠い』ので、全然キビキビとステアリングが切れない…これMTBやトライアルな使い方にとっては致命的
 タウン向けの要領で歩道の段差を登ろうとして、全然登れず死にかけた…
 縁石へ向かって全速力で突っ込んでいって、一気に倒し込んで向きを変えようとしてもステアの反応が鈍く…やはり死にかけた
 つまり、急回避にはまったく不向き…イザってときに死ねる仕様
 これはサドルをイチバン前寄りにしてもダメだった。身長180ぐらいなら真上から見下ろせるだろうけど…


・とにかくツライ、ロングクランク…
=こいつによって、重いレシオ構成でも1.急坂を登りやすく 2.最高段でも速度を出しやすく
 してるんだけど…とにかく回転円の直径がデカイので、つかれるーーーーーーー!
 完全に白人男性や、今時のキリンさんイケメンむけになっている。

 緩い坂の幹線道路周回のおなじルートで、アムール(タウン)ならちょっと疲れ。ダホンだとゼーゼー大汗。
 たしかにダホンなら速いんだけどね。 

結局、ダホン前52Tリア最低段28T(シマノtourney)=タウン向けの2速(レシオはシマノSISでも同じ)に等しく、これでは峠や山道は無理だ…
しかも大きすぎるクランク回転円によって非常に疲労する。漕ぐことが疲れることで満足感を得るための装置だな。足の長い180cm超のイケメンならちょうどよいだろうけど。


ドッペルみたいなリア14T前53Tのギア比が3.8で
ダホン シマノ7Sだとリア12T前52Tのギア比が4.3で
ぜんぜん重い。高校生乗車禁止だっけか。ケイデンスだと4回転減る。
とかく、ロングクランクで回してみる限り、4.3のギア比は相当に重い…60どころか55TでもNGだわ…ケイデンス計算だと26インチMTBの21段中の最高段にわずかに劣る程度。
でもショートクランクで漕いでみたいんだよなーw


要望する仕様…
・ショートクランク
・前2速 40T-52T
・後7速以上 28T-12T以上
・ショートホイールベース
・ショートリアアーム(=後輪軸がサドルから近い)
・ステアリングヘッドも前輪軸も人体から近いこと


おれはバイクでも技能講習会=教習所走りの鬼なので、キビキビと操舵できないとダメだ。生存率=無事帰宅率が落ちてしまう。
クイッっと向きを変えられること。
テキパキと鋭角にコースをとれること(ジムカーナ的に)
ケツと後輪が近くないと、テールスライドの要領でクルリと旋回できん…取り回しが象を振り回すようで鈍重になってしまう。ロンスイいれてるバイクと同じだな。
んでステアと前輪軸が伏せた自分の目の前にないと、キビキビと舵を切ったとおりにパタンと倒れず向きも変わらないんだな…ステアと頭部の位置が肉薄しないと、ステア方向が読み取れず、パニックにすらなるのはバイクも同じ。


けっきょくこれが、バイクでも自転車でも、高速走行時にヒヤリハットな飛び出しとか段差があったときに、生存率が違ってくる。


直進ばかり優先してるロードモデル…ダホンのような仕様だと、突発的になにかがあっても、鈍重で、なにもできんうちに事故る。
ロングクランクだと、クイっっと漕ぐこともできず
ロングホイールベースだと、クイっと向きが変えられず倒し込めず
なんだろうなあ…アメリカンバイクみたいだよ。もしくはゼロヨンレーサーモデルみたいな。


というかこれも大事なんだけど、ボードウォークのグリップは皮革なんだけど、
全然グリップしないぞ
そしてなんだかあったかいので春夏は厳しいぞw


クロカン・ジムカーナむけに、別のモデルに鞍替えかな〜
安いヤツでVブレーキつきのを、改造していった方がいいかもしれないなあ…


(2013年以降、上に乗っかってるのはアムール(キャリパーロード仕様デュラノ)になってます、下はノガード(Vブレーキクロス仕様イボタイヤ)で、物流用パレット積み荷物結束バンドで吊り下げて固定、前後フォークもこのバンドで結束して折りたたみヒンジから開かないよう固定)


大型二輪だってけっきょくは「白人向けのオモチャ」だからねえ
最近のスポーツモデルはだいぶ万人向けになったけど
90年代までの大型は…白人以外お断り


 ◇


2012/05/09追記
試乗を重ね、使い方を肌で覚えてゆく。
ポジション調整はだいぶやって、ベターなのを確立した。


・皮革の、グリップも、サドルも、とにかく滑りやすい
よく売られてるゴムラバーのスポーツサドル万歳だ。ありゃあ伊達ではないな。


何が危ないかって、滑りやすいサドルは下り坂がヤバイ。人間が滑って落車する。
バイクも自転車も、ハードなスポーツライドをする際は、ハンドルなんかに体重を預けない。体重の大半をサドルとペダルだけにかけつつ、足腰によりシッカリ固定する。コーナリングなんてバイクのハングオフでかまわない。


・ノーマル状態のDAHONボードウォーク=山道アップダウンは危険
と覚えておこう。
さりとて、サドルとグリップをいきなり買い換えるんだからコスパはよくないね。


まだ欠点はある。
・やはりロングホイールベースなので、Uターンはしにくいし、
・ロングリアアームなので、ウイリーしにくい=段差の前でハンドル持って「エイヤッ」と前後輪を持ち上げられない。


不便でしょうがない。やはりこのモデルは平坦なシティロードを走るものだね。というかダホン全般がシティサイクルかロードモデルだよね。


サイドスタンドがまたくせ者で、たてているとクランクが引っかかり、動かなくなる…後輪を浮かせて順回転させるので面倒。


色々と面倒…カリブーライト買い直してシマノターニーで7段化しようかな…12T-28Tのギアセット装着。
40Tチェーンリングのワキにムリヤリに52Tつけて…手レイラー。


こんな仕様だと山の中に運んでMTBとして使うのは無理…なのが最悪。小回りがきかないと楽しくないし不便だし危険だしな…きょうも梅ヶ谷峠の都道を登ってみたが、あまりの重さに序盤でリタイア。
これがタウンモデルのアムールなら、余裕で峠の一番上まで登れる。だから都道軍畑線を駅の方からコツコツと1〜2速で登り、下りをコークスクリューで楽しめる。車重は15kg越えるがドロヨケとキャリアつきでの話。シートポストとサドルを軽量のにすれば軽くなりそう。


ロードサイクリングしかしない背の高いイケメン(ダイゴやガックンみたいな)にとってはなかなかの逸品だけどね。


 ◇


2012/05/11
結局今日も、アムールの方でクロスカントリー
山の斜面の獣道を突き進む。こういうのはダホンでは無理だ…前述の通り。
そろそろ売却かな。


2012/05/15

こちらにも画像あり
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120413/1334295672


2012/11/10追記
このごろは、安い中古の軽量折りたたみ車をベースに、ネトオクで中古パーツを探してきて、『激坂トライ専用モデル』を開発中…D7のレビューもあり。
Amourも今や部品取り外しによる軽量化や別パーツ交換で13kgを切った…=D7といい勝負の車重に。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121109/1352424532
 1号車amour、2号車FLYWAY、3号車ドッペル104−2


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以下、カタログ代わり


当ブログ記事はたまたまとはいえ批判的ではありますが、
たまにお買い上げくださる方がおられて感謝しております。


体格が合うならマッチするし、ファッション性としてもモアベター
もしリンク先が売り切れでも、車種名で検索すれば現行モデルや安値品がみつかりますよ。
不定期に、カタログ入れ替えおよび、フラペFUURIで都民の森TT72分のサイクリストなりにオススメのモデルも掲載していきます。


一例(楽天アフィリより、買い上げ店と価格の報告が来ます)
2013/10 D7お買い上げありがとうございました。お気をつけてエンジョイしてください。
2013/11 D7お買い上げありがとうございました。ぜひ遠乗りでも楽しんでください。
きょうも乗り込む、D7…我が社の金庫を守るため(いや)


2013モデル 送料1025円


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