先従隗始・温故知新

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これからは綱渡り送電がデフォルトだね

これが、背伸びしない現実。これでいいのだ。
無理して、もし事故になると国家国土が終わるようなヤバイ原発に頼るべきではない。なかった。


身の丈に合わせ、ある分だけで何とかする。
まだ、少々ガマンすれば足りてしまうだけマシで恵まれているではないか。
海外ではもっと送電環境に恵まれない国はいくらでもある。特に瞬間的な停電がない国の方が珍しいという。

安定的に送電を受けたければ発電手段を多角化しバックアップを多く確保するしかないから(単一ソースが故障すると、もうそれだけで発電できなくなる)、すると代替発電装置手段の開発が進むわけだ。まだまだ先の長い話である。

http://www.asahi.com/national/update/0203/SEB201202030002.html
九電・新大分発電所が凍結で停止 計画停電は回避
寒波のために液化天然ガス(LNG)の供給パイプに、空気を送る管が凍結。流量を調整する弁がすべて閉じたことで、燃料の供給が止まった。作業により午前9時現在で出力の3割近くが回復しており、午前10時ごろには全面的に運転を再開する見通しだ。

 緊急時に節電してもらう契約をしている大口需要家46社に要請し、約30万キロワット分を抑制した。


http://www.asahi.com/national/update/0203/TKY201202020722.html
東京・武蔵村山市も「脱東電」 大規模施設の大半で

 東京都武蔵村山市は2日、市庁舎や市立小中学校、公民館など電力小売り事業自由化の対象となる27の大規模施設のうち26について、4月以降、東京電力以外の事業者から購入すると発表した。

 東京電力福島第一原発の事故を踏まえ「より安定的に、より安く電力供給を受けたかった」という。電気にかかる年間予想支出は1億円で、東電からの購入に比べて約1400万円削減できるという。

 同市は、市民会館と総合体育館の2カ所については一昨年から特定規模電気事業者(PPS)の供給を受けていた。原発事故を踏まえてさらに「脱東電」を拡大


国家権力国政、発電送電など…時代遅れの『中央集権』一極集中のやり方が限界を迎えている。多くの民業ではすでに廃れた手法だが、変わりたがらない殿様商売の連中だけがまだ居座っているのだ。
ITから流行し始めた分散処理、マルチソースの概念が、次世代を開拓する…


インテルのCPUにしても中央制御のPentium4は大失敗…いくら高速にしても過熱暴走するばかりで性能が出なかった。速度向上しなくてもクールに速かったのは現行のCore2である。2〜4つのCPUが搭載され分散処理を行うのでいわば窓口が複数あり処理が滞らない。2CPUで同時処理すればRAIDとおなじく倍速処理も行える。このMPU方式は商業用途のSUN社のソラリス向けスパークサーバで長年使われてきたのだ。大企業のサーバーコンピュータがもし深夜の自動処理が止まると、それだけで業務が一日止まり、損害額が数十億円になったりするからである。

つまり、福島原発の爆発がいわばペンティアム4の失敗であり(国家的大損害も出たし)、今後はコア2方式を見習うしかないのだ。