先従隗始・温故知新

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アロカ様からご返答をいただく。


むろん、『都庁の嘘八百』を論破するには最適な返答でもある。
1cm当量の話をしないんだからな、彼らは…さすが役人、文学と数字のマジックの錬金術師。


(以下引用)


件名:ご質問の件


++様
回答遅くなり申し訳ありません

ご質問の内容につき下記のように回答します

東京都、長野県等は以前よりTCS-166で測定を行っており
測定単位は
空気吸収線量率μGy(グレイ)/hです

一方 TCS-172Bは1cm線量当量率 μSv/hです

校正方法が異なっており セシウムを考えた場合
TCS-166では1R(レントゲン)/hの照射場で8.76mGy/hです

一方TCS-172Bの場合1R(レントゲン)/h での照射場は10.5mSv/hとなるように校正しています
(実際にはもう少し弱い照射場Rで校正しています)

値だけを見るとこれだけで2割違います

Gyはガンマ線のエネルギーに関係なく1R/hの場ではほぼ一様に8.76mGy/hとなる一方、
1cm線量当量率 μSv/hでは測定場におけるγ線エネルギーにより1R/Hからの換算係数が異なります

一般的にγ線エネルギーが低いと換算係数が大きくなりますので、
したがって両機種の値だけ見れば

自然環境の中ではSv/hの値の方が多くなります

以上を補足し、まとめますと
1、2機種の測定単位が違う
2.測定とする対象が違う Gyはは空気、Svは人
3.緊急時の場合 GyをSvに置き換えてということが記載されている


詳細はJIS Z 4511をご覧下さい



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この件はさすがにシャレになってないので
都庁にガチンコ質問状たたきつける。右翼左翼などにかぶれてなくても、こればかりは譲れない。



件名:Fwd: ご質問の件
To:koe@metro.tokyo.jp
CC:無数に…

石原都知事、明日中にでも、今までの「ウソ公表」内容の訂正を求めます。


都庁がウソを発表し、指導したおかげで
都内全自治体が、以下のウソ内容をバケツリレーで『伝言』しております。

http://www.city.ome.tokyo.jp/kankyo/housyasensokuteikekka.html
  >今回使用した測定器は、個人の外部被ばくを管理する目的の機器であり、
ウソ>安全側に評価するように調整されているので、高めの数値(38〜46%高)を示します。(東京都説明)
ウソ>小型放射線測定器(DoseRAE2)とTCS−166 との測定値の違いについてhttp://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/doc/chigai20110622.pdf

↑役人文学にしても、これではさすがにウソです。

確かに「実際にこうであるだろう線量より、絶対に低くは表示しない」仕様にはするでしょう、技術者ならば。
だが、40%も高く(呆)表示するわけがないでしょうが…グレイとシーベルトの違いがわかってないだけ。素人知識。

吸収線量=グレイと
実効線量=シーベルトの違いや
http://ja.wikipedia.org/wiki/吸収線量

線量当量=1cm当量線量の違いを
http://www.mikage.to/radiation/info/info0007.html

まるで歪曲して、自己都合的に、ねじ曲げております。いろいろとごまかしたい役人の都合です。
なんせ、グレイの数値は、かなり低く出るのだから…


このままにしておくと、面倒なスキャンダルになりますよ?

至急の訂正発表を。期限は明日でいい。

ちなみに私、世田谷2μ発見通報者なので、都市新聞各社の記者さんからお名刺を頂戴しており…

正義を貫くためなら、私はどんな鬼にでもなろう。