先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

こちらでも執筆開始


311当日よりずっと、マスメディア記事や学術研究文献をあさりながら
2ch系掲示板やツイッターなどに張り付き、専門家、技術者、医師、各業界の実務経験者らと、侃々諤々を重ねてきた。


そろそろ情報も集まり、知識も充足したので
ここで書くようにしてもいいだろうと。


 ◇


昨晩に放送した「ネットワークでつくる放射能汚染地図 3 子どもたちを被ばくから守るために」
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0828.html


・2μSV/h以上で、チェルノブイリなら行政が移住検討レベル
二本松市阿武隈川沿い住民でも、10μSV/d以上がザラ(3mSV/y超、数年数十年後の健康被害を心配するレベル、だがそこに妊婦や新生児が住んでる)
・だが現地の女子大生世代は「えー、5μsv/hってまずいんですかー笑 5年後に髪が抜けるってホントー笑?抜けないんだーじゃあ安心じゃーん」と通りすがりの研究者に笑顔で聞く始末…たぶんシーベルトの末尾h d yの区別もつくまいな…


政府と自治体の発表なんて女子大生まで届いてない…
行政が、怖い顔して緊急避難を強制するまで、まず女子大生や軟派な男達は、悟るまい…


・野球部で屋外校庭ばかりの男子は内部外部とも高線量被曝、バスケ部で屋内体育館メインの女子は外部やや男子より低い、内部は野球部男子の半分、産んだばかりで室内引きこもりの母は内部被曝1/6


・除染は、家の雨樋にたまった汚泥を撤去するだけでも半減することも(要、線量計測)


家の除染は容易…けど家だけで生活するわけじゃ無いからね…道路も学校など各施設も、田畑も森林もってなると…無理。まだフクイチからは絶えず放射能吹き出しているし、大規模除染してもまた積もる。


フクイチは密閉しなくては意味が無い…
汚染水プラントは妥協の産物だ。今はそれしかやれることが無いというだけの過渡期の代物。
いずれ本番環境があるとすれば、フクイチを構造物や土砂で密閉すること。臨海再爆発などを阻止する手段を担保した上で。
これは、東電や政府が予算を渋り、責任を回避している限り、中々実現へこぎ着けない。


おれもこの番組を見るまでは、地表1mで2μsv/hなんて、飯舘村南相馬市みたいな原発近隣地域だけかと思っていたが…甘かった。
福島県ホームページ
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=24906
数値だけなら、伊達市なんて2μsv/hで収まってるんだけど…
木村先生が実測すると、二本松市でもホットスポットは6μsv/h以上がポツポツ。


岡野先生曰く「ネットやTVの関東・東北地図レベルの広域な線量分布図は、ホットスポットじゃ無く、ホットエリア…拡すぎるよ」


都内多摩でも、探せば2μsv/hなんて見つかるんだろうな…現地で15μが見つかるようでは。特に大きな気流の通り道や、水路水脈…土壌の放射能がみんな水で集まってくる…河川に集中する。


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けっこう知識はつけています。様々なケースや内情を文献で仕入れています。
放射線医学的な知識
原子力設備従事者的、原発設計技術者的なな知識