先従隗始・温故知新

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時給300円論の正論及び矛盾


The 2nd

いわゆるひろゆきなる人物が軽い気持ちで提唱した時給300円法制案は
シンプルな理論的には正しい

グローバル経済は貧しければ貧しいほど競争力で優位なので…カンボジアでは労働力が安すぎるのでフォークリフトを使わない

けど労働法制や社会基盤全体を国策レベルで考えてるレベルではないね


The 2nd

続:いわば、安直に途上国レベルの経済に転落させれば市場競争で勝てるならば
そういうゲームルールならばとっくに英米がまっさきにやってる

先進各国共通のジレンマは、価格勝負で勝てないが、落ちぶれることもできないこと
ワークシェアにしてもまずはオランダなどの実情を勉強しないと


The 2nd

植民地時代〜グローバル経済の変遷はこうだ

グローバルの
前:金持ち偉い人が数%、貧困層9x%、いずれも仕事や居場所がある
後:前者は維持、後者は仕事すらない(途上国や貧困国に食われて)

仮に日米がわざと貧困国に転落しても今度は富裕層基盤が破壊されるので「本末転倒」と捉えている


The 2nd

結:ということはつまり。

EU内部の軋轢=まさにグローバルへのストレスとジレンマ
東欧の貧乏人どもに仕事を奪われてるのが、受け皿新政党の台頭やデモの原因につながっており
ギリシャも当然にこれを引きずっている

日米英など先進上位国は世界を牽引する上位地位を捨てることが許されない


The 2nd

追記:国境をなくしていくことの欠点や苦労が、如実に出ているわけねグローバルの実態は…世界中の貧民が平等に競争してるから

TPPはそれをますます深めてしまう
台湾で稲作は崩壊した

西欧列強の植民地統治方式を引きずるグローバルが行き詰まると、いよいよ国際社会の維持の点がヤバイ