先従隗始・温故知新

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速報 2014.4月、東京都青梅市(西多摩)、震災直後と比較して放射線量は半減期通りに15%減衰


かつて震災後に測定した「雨樋出口の土壌地面」定点を、
自宅周辺を5箇所ほど測りましたが
(おなじSoeksの生の値が出るバージョンで…こいつはほどほどに敏感で素直な値なので0.3以上を測るのにちょうどいい、ただし72で打ち止めで原発事故直後の事故発生県では役立たず)
どこも一致しています。
青梅駅周辺…http://hakatte.jp/report/gaogai/ http://hakatte.jp/response/gaogai/


セシウム137が半減30年で
セシウム134が半減2年ですから(短い半減期放射線量が強い。同じ歯磨き粉チューブを短時間で全部出しちゃう感じ)
まぁこんなもんでしょう。


両者の存在比率はバラバラです。おおむね134/137=0.5〜1.5だという統計的な学説があります。
ふりかけみたいに乱暴にばら撒かれるんだから地域によりバラバラで当然ですね、ストロンチウムも存在地域はバラバラです。
原子炉での核分裂時点では1:1とも言われている。134がどんどん減っていくので0.5へ近づいていく。


つまり134が多ければもっと減ってるはずなので
西多摩は137優勢の地域なのかな。


マイクロシーベルトだった地点が0.9を割るぐらい
0.5ぐらいだった場所は、減ったんだか減ってないんだかわからんぐらい。
そのままあてまめれば、2012年春に550だった浪江町津島の雨樋出口は、いまは500ぐらいなのかも。大熊町なんかじゃ1〜2ミリ=1000や2千が出るとか何とか…でも現地はセシウム以外も多そうなので…
あと土壌に染み込んだセシウムの流出しやすさとか、いろいろな条件が重なる。


チェルノブイリ事故被災地では、政府が「避難移住勧奨地区」と指定している中程度の汚染レベル。
日本経済維持を重視する政府と経団連の前では黙殺です。


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http://mainichi.jp/select/news/20140425k0000m040077000c.html
北陸電力:総会に「脱原発」を株主提案へ

毎日新聞 2014年04月24日 20時10分

 北陸電力の株主でつくる「北陸電力と共に脱原発をすすめる株主の会」(中垣たか子代表)は24日、株主総会脱原発を求める株主提案をするため、同社に議案を提出した。

 株主提案をするには3万株以上の保有が必要。これまでは持ち株数が足りず提案できなかったが、メンバー以外の一般株主から賛同を得られたことから、初めて提案に踏み切る。

 議案では、定款に「原子力発電は行わず、再生可能エネルギー等による小規模分散型発電のネットワーク構築を目指す」を加えるとした。志賀原発(石川県志賀町)を再稼働させず、安全な廃炉を進める「廃炉本部」を設置し、使用済み核燃料の再処理を行わないことも盛り込んだ


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http://gendai.net/articles/view/newsx/149708
ルポ漫画「いちえふ」を発売した元原発作業員が見た“現場”

2014年4月23日 掲載


(C)いちえふ 竜田一人 講談社 モーニングKC
 福島第1原発で働いた作業員が原発ルポルタージュ漫画を描いた。23日発売の「いちえふ〜福島第一原子力発電所労働記〜」(講談社・第1巻)。昨年、漫画誌「モーニング」主催の新人賞で大賞を受賞した作品だ。作者の竜田一人氏(49)を直撃し、漫画を描いたきっかけやトラブル多発の福島原発の現状をどう見ているか聞いた。

 竜田氏は大学卒業後、職を転々としながら売れない漫画家として活動。震災後、ハローワークで被災地の仕事を探す中で、福島第1原発の作業員の職に就く。2012年6月から半年間、原発構内の休憩所管理や建屋の配管補修などに従事した後、年間被曝限度量に達したため自宅に戻り、漫画を描き始めたという。

「もともとは単純に働きに行ったんです。でも行ってみたら、あんな興味深いところはない。漫画家として描きたくなった。それに、報道されているのとは違ったので、自分が見た光景を残しておきたいと思ったのです」

■現地で「フクイチ」と呼ぶ人は皆無

 漫画のタイトル「いちえふ」。これにも報道に対する皮肉が込められている。
「作業員や地元の人は100%、福島第1原発のことを『いちえふ』と呼んでいました。報道では作業員とされる人が顔を隠してインタビューに答え、<フクイチでは…>なんて語っていましたが、本当に作業員だったの? と疑問に思いました。世間では、作業員は低賃金でこき使われて虐げられた人たちのように伝えられていましたが、実際は自己責任で判断し、自分の意思で来た人たち。みんな普通のオッサンですよ。下ネタやギャンブルの話、冗談を言って楽しく仕事していました」

 さて、頻発している原発トラブル。竜田氏はこれをとても心配しているという。
「トラブルの種類が問題です。単純なミスなのか、構造的な欠陥なのか。最近は、誤ったところに汚染水を流してしまいましたが、これについてはキッチリ調べる必要があると思います。故意にやろうとすれば可能。いまは作業員の身元確認や背後関係などほとんどノーチェックなので、悪意のある人が現場に入り込める状況なのです。最低限度のチェックをした方がいいんじゃないかと思います」

 先ごろ政府がまとめたエネルギー基本計画については、こう言った。
「国の大きな方針もいいですが、福島原発の事故を収束させる議論が後回しになっている気がしてなりません。これから何十年もかかる廃炉作業で、長期的に熟練の作業員を確保できるのか。健康に影響のない範囲内で被曝限度量を合理的に上げることを考えてもいいのではないか。そうした現場の視点が不足しています」

 単行本は第2巻の予定もあるというが、竜田氏は「早く『いちえふ』へ戻りたい。原発収束作業にずっと関わりたい」と話している。