先従隗始・温故知新

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原発に限らないが、火山噴火に弱い


ソーラーも火山灰が積もると採光できない。


原発の場合
・噴火により送電線断線=SBO全交流電源喪失
あとはDGディーゼル発電機が停止や故障しない限りしかもたない。せいぜい3日と言うところか。


噴火もひどくなると交通網が豪雪みたいに麻痺するので…
へたすると自動車の吸気系が灰で詰まって動かなくなる。パトカーも消防車も。
(そうなればディーゼル発電機だって…しかもエアクリーナーの予備があんまりなかったりするんじゃないかな…)


火山岩が道路にごろごろしてれば通れなくなる。雪みたいに溶けて無くならない。
火山灰が視界を奪う…自動車交通規制になる。
いや空から火山岩が降ってくる。まさにゲームのメテオみたいに。車じゃひとたまりもあるまい。
イタリアには都市丸ごと市民の大半がまたたくまに火山灰と火砕流に埋まった遺跡まであるぐらいだ。ポンペイ遺跡。


けっきょく、火山噴火だけでも震災と同じ大渋滞や麻痺が起きて
「あと数時間以内に必要機材を届けてほしい!そうすれば爆発は回避できる」
できなくなってしまう。福島と同じく。


ある意味、大津波より侮りがちだが
津波並みに、原発にとって脅威だ。


「大津波地震の対策をひとまずしたから大丈夫!うごかそう!」
けれど神様ってセキュリティーホールを突いてくるハッカーなところがあるので
次は噴火で谷底へ落とされぬように気をつけたいモノだ。
私だって九州のカステラや段々畑の柑橘類は恋しいのだから。


原発だけ、だからね…停電が長引くだけで水素爆発して日本中世界中へ「放射能ばらまき」までしちゃうのは…
火力水力風力いずれもそんな大それた災害は引き起こせない。

http://www.asahi.com/articles/ASG3G5TKSG3GUTFK00N.html
川内原発桜島の降灰量予測困難」 田中規制委員長

2014年3月14日19時07分


 九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)を巡り、原子力規制委員会の田中俊一委員長は14日、桜島の火山活動で同原発付近に降る火山灰を15センチと九電が見積もっていることについて「もっと降るのか降らないのか、実際にはわからないのが正直なところだ」と述べ、数値の検証が必要との認識を示した。参院予算委員会平野達男議員(無所属)の質問に答えた。

 規制委は、原発の事業者に火山の降灰について影響評価を求めている。平野氏はこの日、内閣府が昨年に「現代都市が大規模降灰に見舞われた経験はなく、影響の定量評価は困難」と提言した点を指摘。田中氏は「火山灰対策の妥当性などの論点は(課題として)残っており、引き続き厳正に審査を続けていく」と述べた。


火力も原発も基本的設備は一緒だからね。


でも原発だけがいつもいじめみたいに尋問を繰り返される。それは爆発と放射能汚染がすぐ実現できちゃうからだ。


参考ブログ
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/82a4d03493acfcdc6ef5a9737749a2c7


 ◇


新潟県知事とヤツコ氏が握手。最強タッグ。
新潟県では原発事故になったときの避難マニュアルがつくれない。
イカー避難した人々が大勢、車中泊を余儀なくされて
大量に被曝する。呼吸などでどんどん放射性物質を体内へ取り込む。

http://www.asahi.com/articles/ASG3G7GPJG3GUUPI009.html
原発の避難計画「有効策作れず」 新潟知事が見直し要望
2014年3月15日08時32分


写真・図版グレゴリー・ヤツコ氏(右)と新潟県泉田裕彦知事=山本裕之撮影


 東京電力柏崎刈羽原発のある新潟県泉田裕彦知事が、東日本大震災発生時に米政府の原子力規制委員長だったグレゴリー・ヤツコ氏と対談し、原発事故や地震の複合災害が起きた際の住民避難について「国の制度全般を見直さない限り、自治体が有効な避難計画を作るのは不可能だ」と明言した。泉田知事は福島第一原発事故の検証と総括が終わるまでは原発再稼働の議論に入らない考えを改めて強調したが、「有効な避難計画の策定」も再稼働への新たなハードルになる可能性がある。

 東京都内で12日夜に対談した。ヤツコ氏は柏崎刈羽原発について「地元の避難計画はできているのか」と質問した。

 泉田知事は「機能しない計画は作れるが、実効性が伴わない」と答え、理由として労働者の被曝(ひばく)線量限度が法令で厳しく定められており、住民輸送に必要なバスの運転手に避難指示区域に入る指示をするのが難しいと指摘。「民間人の線量基準を緩めるか、救助してくれる部隊をつくるか、この合意なしに自治体に避難計画を作らせるのは無理だ」と強調した。すでに避難計画を作った自治体もあるが、泉田知事は「形だけで実際には機能しない計画だ」とも述べた。ヤツコ氏は「避難計画が不十分なら、米国では原子力規制委が原発停止を指示するだろう」と指摘した。(奥山俊宏)




http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130926/1380164021

泉田県知事「柏崎刈羽の事故のときの状況を見ておられますか」社長「噂で…」県知事「道路が寸断するんです。敷地境界でじっとしているのは例外的と言われるがそうではない。被曝する」

泉田「柏崎刈羽火災事故時の街の様子知ってるか?2007年、緊急自動車が到着しない。車の中でじっとしていたら被曝しちゃう。でもベント必要になったらどうする気だ?」

 2007年、新潟の地震 緊急車両が通れないためクルマは止まらないといけない クルマに入っていただけでは防護できない 泉田氏

柏崎刈羽原発は…2007年の地震のときは…物資が到着しなかった…と…渋滞について指摘…泉田知事

泉田知事「そういう状態で、ベントしなければならないとなったらどうするんですか」東電社長「そのケースは屋内退避が有効で…少しでも早く避難を呼びかけて…自治体とも協力して…」

冷却材喪失事故が起きたとき2時間でメルトダウンするが、2時間でどうやって避難するのでしょうか。と泉田知事


泉田知事「結局ベントしないと圧力は下がらないわけですが、避難確保できない段階でベントをするんでしょうか?」さきほど泉田知事は400人の避難訓練でも渋滞した、と説明。

Q  非常事態宣言がでないとベントできないのか 宣言なくてもベントができるのか どっちなのか A うんぬん 広瀬氏

泉田知事「1号機のときは、政府からの判断を待って、圧力があがってしまった。ベント判断をどうするのか。今回の規制基準でそのへんを定めたものはあるのか」

廣瀬社長、ひたすらポジショントーク。立場に対する同情は得られても、一人の人間としての信頼を失うだけだ。人は会社の論理だけで生きていける訳じゃない。mahachishougo


 爆発したからキリンで注水できたが、そうでない場合は、誰が命をかけて注水しにいくのか 泉田氏

東電社長「我々も対策する」泉田知事「4号機は線量が高くで爆発前は入れなかった。そういった事態のときは命の危険があっても、行けというのか。250㍉SVを超えたらどうするのか」

 それについては法律的にどうしていくか決まっていない 自衛隊の特別支援などもあり国と相談していく 東電広瀬


第二フィルターベントも含めて、知事の事前了承をという話か?→ 社長「いや、第二フィルターベントは、まだ設計もしてない」