先従隗始・温故知新

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立川駅前 細川候補、応援の小泉元総理、街頭演説を聞きに行った


テレビだけではわからない、小泉流の細やかなフォローがよくわかるね。目の前にいるのをずっと見ていると。
・自分の出番じゃない間も、ずっと方々を振り向き、手を振る、会釈をする、これを絶やさない
・演説はしばらく長いけど、ワンフレーズ・ポリティクスである=途中で聞いてる人でも十数秒でわかるように、似た内容を繰り返す。
ここらへんは二度目の安倍総理でもさすがにかなわない。
他の総理の演説もいくつか見てきたが、そこまでこまめな配慮はない。
小泉はやっぱり生粋のリーダーシップそのものだ。安部総理はまだまだ模倣の範囲で演じている域を出ない。
まして井上副大臣ぐらいの若手クラスが衆院選の前にあちこちの街頭に立って応援を呼びかけているのを見ても
棒立ちのようにしか見えない。きまじめで演じるのが苦手な人物が、つったってしゃべってるだけだ。
石原元都知事も小泉元総理も、役者の資質もあるということ。そして人嫌いや内向的ではない。


ぶっちゃけると、小泉政権の頃はおれは影武者の一人みたいなポジションだったから
だからこそ、現役総理のうちはテコでもこのような場での対面は避けた。メディアで眺めるにとどめていた。
そうすることに、色々と理由があるからだ。
ゆえにナマの小泉をまじまじと見たのは初である。
当然にきょうも、おれが演説を聞くのを妨害しようと、次々に敵陣営の工作員が訪れては嫌がらせや妨害を繰り返した。ステップ、舌打ち、やかましい会話、「あいつはえらっそうで生意気だからダメだ」などと嫌味を言いながら立ち去る…いずれも右翼系や創価系ばかり…=安倍陣営に近い連中。
おりしも細川候補が「きょうもこんなところへくれば袋叩きに合うのはわかっていたのですが」などと演説している最中だった。なんだか両者が同期している…


きょうはもう元総理大サービスフィーバーの日であり、
小泉乗車の横浜ナンバーレクサスはおれの目の前で停車するし
細川候補乗車の品川レクサスもおれの目の前で停車するし
いやぁ、なんというか…ただ交差点の横断歩道を渡るだけなんだけどね、車列の最前列が元総理なのよ2度も。
そのハイヤーに乗り込む小泉を、おっかけの一般人たち多数が詰め寄ること詰め寄ること…バーゲンや福袋へ詰め寄る大衆そのもの。(元総理ってレベルじゃねーぞ!)
やはりものすごいな小泉人気と、人心掌握スキルは。


細川候補が政界が嫌になって隠遁して趣味にふけってたのをカミング・アウトしていたのは、わかるわぁ…
たしか菅総理か鳩山総理か誰かに対して「政界はそんな甘くはない」みたいな忠告記事を書いていたこともあった。日経ビジネスかどっかで。非自民政権で、90年台のお固い時代で、よほど嫌な思いをされたんだろうねえ…まだ現在の政界のほうがややソフトになったというか合理的で当たり前になってきたというか…


小泉元総理は毎度と同じく、原発事故が起きて初めて危険だとわかって自分で勉強もして、脱原発で行くべきと理解したと繰り返していたけど
つまり二人の総理経験者が、口をそろえて「原発はヤバイ」と言い出したのは興味深い…
目で見て、情報を読んで聞いて、何が起きたのか理解してやっと、世間みんな理解する…
話を聞いて情報を見て頭ではわかったつもりでも、胸にしまいこんでいると、やがてなかったことになって…忘却の彼方…十年後に思い出のアルバム開くまですっかり忘れてるような。
過酷な現実、実際に見聞きし体験してやっとわかる。王族やエリートですらベクレル汚染食品を食べるしか無い現実に追い込まれてやっと。
過酷な体験はなかなか胸に仕舞いこんで忘れることができない。生物は「身に降りかかる危機は常に意識しておきなさい」と本能がささやくから。


誰もが一度は飯館村を通行してみるべきだ。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120715
すこしは現地やインターネットで現地民の話を聞いたり、過去ログで当時の思いや現実をあさってみたらいい。


都政としては、中小規模の火力PPSをやるという話はどうなったのか。
縄張りの垣根を取っ払い、全国エリアの市場流動性を高め続けないと、いつまでも原発依存とか言った古い体制体質で各電力が苦しみ続けるしかなくなる…新しい事業、収益モデルが既存電力を救うかもしれない。


またもし甚大震災がきて各都市が大規模停電を続けざるを得なくなった時にこそ…すこしでも救われるエリアが増えるのが、多数分散配置型の中小PPSのメリット。家の明かりがつくことも、会社で職務が成り立つことも。トヨタなど大企業が自家発電蓄電装置を震災後に拡充したのも、大企業が全国各地へ拠点を分散したのも(災害時拠点を設置したことを含め)、性質としては同じこと。
いわばワンマンボスに一手に引き受けさせて、ボスが倒れたら全滅というのが従来の発電所原発はもし事故で倒れると二度と復活できないのでいつまでも世間に対して共倒れを強制し続ける…これに放射能毒=汚染、除染の100年単位の問題が加わる。


時代は分散化=トランザクション、そして多様化=マルチソースへ向かってるのはITやグローバルに限らない。原発に頼るしか無いのは論外、旧来の拠点型発電所に依存するのもリスク。
家庭、職場、地域、田畑…身近なところからエネルギーを少しづつ取り出し集約、蓄積する方向性。いわば元気玉

http://www.eneres.co.jp/service/pps.html
PPSとは、「Power Produce & Supplier」の頭文字を取ったもので、電力の新規参入者(特定規模電気事業者)です


http://youtu.be/_-PtpQiXEMA
http://youtu.be/T6BYTgRvxkw
http://youtu.be/XxJ0RGNYYR4




 ◇

繰り返すが、安倍まして山口の両名がいくら応援に駆けつけても…
小泉の存在感には到底及ばない。


いわば
小泉みたさについきてしまう人数ということでもある。
安倍はテレビでいいやと思う人数でもある。
カリスマ?


動の小泉と静の細川、案外にバランスしているのかもしれない。
舛添と安倍ではそのようなクッキリとした印象はない。

http://gendai.net/articles/view/news/147610
「細川・小泉」演説に2000人 危機感募らせる舛添陣営
2014年1月30日 掲載


結果は国政に直結/(C)日刊ゲンダイ
 安倍首相と公明党の山口代表が日曜日(2月2日)に応援演説をすることが決まった。舛添候補と3人で銀座の街頭に立つ予定だ。世論調査ではリードが伝えられる舛添陣営が焦り始めている。

 首相の応援は、安倍政権にとっても舛添陣営にとっても、リスクが大きい。
 いくら「都知事選は地方選挙」「原発は争点にならない」といっても、安倍がマイクを握れば地方の選挙で済まなくなる。結果は国政に直結するし、負ければ大打撃だ。また、
 「安倍VS.小泉」の代理戦争の図式が鮮明になれば、都民の関心も高まる。投票率だって上向く公算が大きい。組織選挙を徹底する舛添陣営にとって、無党派層をたたき起こす戦術は大きな賭けとなる。「巨大与党に立ち向かう元首相連合」という構図も、判官びいきを刺激しそうだ。


 細川―小泉連合の驚異的な人気にも恐れをなしているらしい。政権から睨まれたくないテレビや大新聞は詳しく報じないが、2人が演説を始めると2000人が足を止めて話に聞き入る。とりわけ巣鴨での練り歩きは衝撃的だった。細川はSPに囲まれながらも、握手を求める人たちにもみくちゃにされたのだ。


 29日、舛添と細川は、ともに吉祥寺の駅前で演説している。ただ、舛添の話を最前列で聞いていたのは、1時間後の細川が目的の人たち。舛添がいなくなったあとも、“本命”を待ち続けていた。

「舛添さんの演説を聞くのは30〜40人程度です。細川さんと小泉さんに付いているようなSPもいません。この差は大きい。安倍さんと山口さんが銀座に行けば、SPは付くし、テレビカメラも来る。頭上にはヘリも飛ぶでしょう。どうしたって物々しい雰囲気になります。それが緊張感を生み、陣営を引き締める。身内を盛り上げるためのパフォーマンスです」(鈴木哲夫氏)

とりあえずもう細川で投票してきたし
いかな街頭演説に出向く予定もない。


立川は南口と北口でやったから、足を止めてしばらく眺めた人々を加えたら片側2000人かもっとじゃないのかな。
なんせ中高生ですらつい足を止めたら最後しばらく聞き入ってたもんな。
ずらーっと並び続ける聴衆の他に、
10分ぐらいしばらく聞いて立ち去る人がかなりいるわけ。用事や予定があったりするんだろう。


現地は警察ヘリ巡回に私服警官多数でな…
つい目の前の私服に「あ、私服だ」って口に出してしまったが、しばらくにらまれちゃった…
イヤホンしてるからばればれなんだよな。普通の現地サラリーマンと様子が違うし。
DJポリスがいたなら、第三の有名人として騒がれたことだろう。