先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

アシアナ事故の件…


自動車以上に自動化されてる旅客機だから、設定通りに動かないのはかなり深刻。
いくら習熟フェーズのコパイといっても…


どっちなんだろうな

http://www.j-cast.com/2013/07/18179658.html
NTSBは「主要な自動操縦機器に不具合の兆候はなかった」


事故調査を進めてきたNTSBは7月15日までに事故現場での調査を終了。今後はワシントンで分析作業を進める方針だ。ハースマン委員長は、これに先立つ7月12日の会見で、フライトレコーダーを解析した結果として

「オートスロットルや主要な自動操縦機器に不具合の兆候はなかった」

と話しているが、操縦士は聞き取り調査に対して「オートスロットルが設定通り動いていなかった」と、NTSBの見解と矛盾する証言をしている。事故原因は「機体不具合説」と「操縦ミス説」の2つからしぼりきれていないのが現状だ。

いまはフライトシミュレーターのゲームが多く出ており、
実機でランディングしてみるとわかるけど、手順通りやればまず間違いなく接地できる。
つまり手順通りやってたので教官の機長も尻餅直前まで気づかなかったとみるのは正しい。メーター確認はちょっと甘かったけど。


まぁレコーダーデーターと進入路とを合成すれば、実機の様子はつぶさにわかるわけで…


1ヶ月前に油漏れ…エンジンオイルが不足するとかスティック痕が残ってると、低回転で出力が維持しにくくなるかもね。
自動車で考えたらだけど。

JNN
 こうした中、今回事故を起こした機体が1か月前にも、同じサンフランシスコ空港でエンジントラブルを起こしていたことが
新たにわかりました。アシアナ航空によりますと、トラブルが起きたのは先月2日で、着陸には問題は無かったものの、
乗客が降りたあと、片側のエンジン部分から油が漏れているのが見つかったということです。


 ◇


スペインの高速鉄道事故は、
これは運転士に速度がゆだねられている時点で、メーカーや鉄道会社の失態。


日本は狭いおかげもあるが、新幹線に限らず中央監視やATSでカーブ手前から監視制御される。
日本で言うと福知山線事故なみのことがスペインや中国では新幹線でも起きる。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130729-OYT1T00349.htm
190キロで急カーブへ「不注意だった」運転士


 【パリ=三井美奈】スペイン紙エル・パイス(電子版)によると、同国北西部で起きた列車脱線事故で、過失致死容疑で警察に身柄を拘束された運転士(52)が28日、地元ガリシア州の裁判所に出廷し、判事の審問で容疑を認めた。

 運転士は、制限速度の2倍以上となる時速190キロで急カーブを走行し、列車を脱線させたことを認め、「不注意だった」と述べたという。列車や設備の不備については主張しなかった。

 裁判所は審問後、過失致死容疑で運転士を本格捜査することを決定。運転士が毎週、出廷することを条件に身柄を釈放した。逃走防止のため、旅券は没収した。今後の捜査では、運転士がなぜ、カーブ直前に減速しなかったのかが焦点になるとみられる。

 この事故では28日、入院していた負傷者が死亡し、死者数は計79人となった。
(2013年7月29日16時14分 読売新聞)

海外へ鉄道を売り込みたいスペイン政府は「これはたいした事故ではない」と強調するが
海外へ原発を売り込みたい日本政府が「福島のはたいした事故ではないし津波のせい」と強調して福島被災地の汚染も首都圏の汚染も無視させ、軽く見せたい…のと共通。


人間の考えることやることは同じ。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130730-OYT1T01310.htm
 【サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン北西部)=三井美奈】スペインで79人が死亡した列車脱線事故から、31日で1週間を迎える。


 列車が猛スピードで急カーブに進入した原因についての捜査は続いているが、速度超過時に強制減速する装置の導入など、安全システム自体の見直しを求める声も強まっている。

 事故現場を見下ろす丘では30日も、犠牲者に花を手向ける人が相次いだ。現場に散乱していた座席や車両の破片は撤去されたが、すすけた鉄の異臭が今も漂う。

 地元紙エル・ムンドは30日、運転士が事故直前に安全装置のボタンを押し続けていたと報じた。このボタンは28秒連続で押せば、緊急停車する仕組み。捜査当局は装置の不具合も視野に入れ、車両から回収した運転記録の解析を急いでいる。

 運転士は制限速度が時速80キロ・メートルのカーブを約190キロで走行、脱線を招いたとして、過失致死容疑で取り調べを受けている。

 メディアの論議は、速度超過防止システムがなかったことの是非に集中している。現場で使用されていた保安装置ASFAは、在来線と同じもので、速度超過した場合、運転士に信号で減速を促すが、時速200キロを超えない限り自動ブレーキは働かない。

 スペインでも、速度超過の場合に強制減速させる欧州標準保安装置の導入は進んでいるが、カタルーニャ工科大のマルタ・サンチェスボラス准教授は、「現場は駅から4キロの市街地で、高速運転区間ではない。こうした地域では今でも(旧来の)ASFA使用が一般的だ」と述べた。

 国鉄側は、「事故当日、車両点検で異常はなかった」と主張し、責任は施設や車両でなく、運転士にあるとの立場を貫く。ゴメスポマル・ロドリゲス国鉄総裁は、事故が減速運転区間で起きたことを強調し、報道陣に「これは『高速鉄道』の事故ではない」と主張した。

 背景には、「8月にブラジル高速鉄道の入札を控えている」(エル・パイス紙)事情もあるとみられる。国鉄を中心とする企業連合は、推定総工費約130億ユーロ(約1兆7000億円)の事業で受注を目指しているが、入札では過去5年以内に高速鉄道で死傷事故を起こした企業は排除される規定になっている。
(2013年7月31日11時29分 読売新聞)

どうみてもスペイン国鉄の体質です…

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130731/t10013423771000.html
スペイン脱線事故 電話中にブレーキ
7月31日 11時56分


79人が死亡したスペインの国鉄脱線事故で、脱線の直前、運転士が運行に関して電話で話をしていたうえ、その通話中にブレーキをかけたことが分かり、捜査当局は事故との関連を調べています。

この事故は今月24日、スペイン北西部のサンティアゴ・デ・コンポステーラの近郊で国鉄高速鉄道が脱線し、乗客79人が死亡したものです。
現地の捜査当局は、52歳の運転士の男を過失致死の疑いで逮捕して事故原因を調べています。
スペインの新聞エル・パイスが30日、複数の当局者の話として伝えたところによりますと、運転や交信の記録などを分析した結果、運転士は事故の2分前に、スペイン国鉄からの電話をとり、運行に関する指示を受けていました。
そしてその通話中、運転士は脱線現場の250メートル手前で時速184キロで走行中にブレーキを作動させ、脱線の4秒前には非常用ブレーキもかけようとしたものの、間に合わず脱線したということです。
捜査当局は、運転士が電話していたことや通話の最中にブレーキをかけたことと、事故との関連を調べています。