先従隗始・温故知新

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はやぶさプロジェクトは美談ばかりでは無い


こないだ青梅市に講演に来ていた、はやぶさプロジェクトのPLだった人ですが、
民主党の野郎、はやぶさ予算カットしやがったので気に入らない、自民党はたぶんお手盛り増やしてくれるからそっち支持するわ」と、口調は違うけどほぼそのように断言していて、聞いていて気持ちのいいものではなかった。
結局、国公立で研究開発する人間というのはこういう「厚顔無恥、厚かましさ」がある人物がけっこう多い。
自分で民間からスポンサーをブン取ってくるんだという人物はまず居ない。つまり研究者は税金頼みの口を開けっ放しのヒナばっかりなので、余計に民間市場が活性化しない。研究開発=税金で政府、みたいな社会主義構図が続いてしまう。これは東大の学内改革を進めていた教授レベルでも問題視していたことだ。


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http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121129/1354150834

http://mainichi.jp/select/news/20130125k0000m040123000c.html
はやぶさ2:製作費など103億円 13年度予算案で


毎日新聞 2013年01月25日 02時30分(最終更新 01月25日 04時00分)
2014年打ち上げを目指し開発が進む小惑星探査機「はやぶさ2」の想像図=池下章裕氏提供


 政府は24日、人類で初めて小惑星の物質を持ち帰った探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」の製作費など約103億円を、13年度予算案に盛り込む方針を決めた。12年度は東日本大震災の復興予算を優先し、文部科学省要求額の半額以下の30億円にとどまっていた。目標の14年打ち上げに向け大きく前進することになる。

 はやぶさ2は、有機物が多いとされる小惑星から試料を持ち帰り、太陽系の生命の起源に迫る成果を狙う。地球と小惑星の位置関係から打ち上げ時期が限られ、14〜15年に打ち上げられなければ、同様の計画を持つ米国に先を越される可能性がある。

 機体の構造は、地球と交信するためのアンテナや、初代で故障が相次いだ姿勢制御装置などに改良を加えたほかは大幅に変えず、初代とほぼ同じ造りになっている。早期の打ち上げを目指すためだったが、財務省や政府の宇宙政策委員会などから「二番煎じではないか」などと、打ち上げる意義について疑問が投げかけられることになり、何度も実現が危ぶまれてきた。

 宇宙航空研究開発機構の全体予算が約100億円圧縮される中、文科省の概算要求額(114億円)には及ばなかったが、打ち上げ時期が迫っていることなどから予算が確保された。