先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

アムロ「こんな古いモノを…」な政界に嫌気がさし、与野党双方に進退を告げてきた先日


だって本当、10年前と比べたらアレだけど
「つまんなくなった」もんなあ…


バカアベが妄想たくましく「我々は新しいんだ」とか言って、筋違いカンチガイなことを次々とやり出して、すでに地滑り初日を迎えてる昨今ですから(見る人が見ればわかる)
国政が抱えることは膨大なので、派手に目新しいことをやって見せてるように見えても(こっちはショボく)、裏では古くさいことをコソコソしかしどんどんやっていたりする(こっちは大規模)。表の壇上では善人ぶっておきながら裏では極悪をいくつもやる。


真相というか実態はむしろ、森小泉政権より以前の、古くさい自民時代に戻ってしまってるわけ。ゼネコン系公共事業をバンバンやろうとか原発ちゃっかり動かしちゃおうとか…自民ならそういうワルいこと古いことやらせてくれるっていうんで、待ちわびてた悪党勢力どもが居るわけ。


バカアベのあんな壇上ではキレイなことばかり言ってるけど、
実際に俺は過去12年ほどを中央政界や国際政治外交ステージでの裏工作や陰謀に振り回されてきた”渦中の人”であるため、解散宣言で自民優勢と見たとたん『安倍や井上信治の子分である右翼』を自称する連中が大勢で襲撃をかけてきた。連日、連日。街を歩けば大勢の右翼や創価たちが、ありとあらゆる嫌がらせ、脅迫、殺気を撃ち込んでくるなどなど…
つまりは『古い体質…陰謀やりたいほうだい体質』
殿様や王様や高級官吏は、いかに無法な悪事や暴力をいくらでもふりかざせるかが勝負だと、そういう既成観念にガチガチに染まってる連中。「どうだ公権力やヤクザの暴力にはかなわないだろう降参しろ」と、そういうやつ。自民公明優勢とみたとたんに急激に復古して野放しになった。


そういった社会人口の数割という規模で構成員や協力者が居る『裏工作』も、悪い意味で進化もしている。
端的には
・「幼い子供も、兵隊にして、けしかける」
・「プロ工作員は物陰に隠れ、一般人を操って、兵隊としてけしかけてくる」
より卑怯に、無法やりたい放題になっている。タブーがないんだなネオギャング系は。


…そういったもろもろから「ああ、日本はいよいよダメだな」というのが透けて見えてしまったので、今まで関与してきたアレコレのひとつ、政治がらみとは距離を置くことにした。
もはやダメなんだから、関わったってしょうが無い。古くさい自民右翼ヤクザと官憲ゴロ…ああいう連中が好き勝手に私物化した国が、自業自得で徐々に沈没していくしか無い、希望の無い未来。


良質な協力者がどんどん居なくなっていく。
悪党のイエスマンばかりになっていく…悪党の協力者で世間がひしめいていく…
悪貨が良貨を駆逐する。
自分たちは新しいんだとか抜かす阿呆どもは、自分たちが悪性新生物だとは思わない。ググってみろよ悪性新生物。


もはや今後絶対に、改革だのイノベーションだの、国家社会の自浄だのが、機能することは絶望的。
少なくとも俺は二度と力を貸さないしな。
世捨て人として距離を置いて、墜落していく日本を傍観しよう。


つまんなくなった日本を。


 ◇


おまけ
いま日本で、どういう手口で陰謀・裏工作が行われているか、種明かし
http://blog.livedoor.jp/jasumin777/
一般市民に混じる、組織暴力カルトや、宗教カルトや、公務員ゴロの当人、および家族らが、実際にどうやって襲撃を仕掛けるかの種明かし
http://blog.livedoor.jp/jasumin777/archives/51888501.html


 ◇


とりあえずおれは、第二次安倍内閣には一切関わらない。内側に干渉するような声を発しないと言うことだ。
このことが、プラスと出るかマイナスと出るか。
短観と、長期観測と、両方の結果を待ちたい。

小川榮太郎安倍晋三試論、約束の日』を読み解く

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安倍晋三氏が、第96代・内閣総理大臣に任命された。
小川氏の『約束の日』を復習したい。



※要旨


・「安倍の葬式はうちで出す」
→2006年、安倍内閣当時の、ある朝日新聞幹部の発言だ。



・政治評論家の三宅久之氏は、筆者へ次のように語っている。

朝日新聞の論説主幹の若宮啓文と会ったときにね、
「朝日は安倍というといたずらに叩くけど、いいところはきちんと認めるような報道はできあいものなのか?」
と聞いたら、
若宮は言下に「できません」と言うんですよ。
で、「なぜだ?」と聞いたら「社是だからです」と。

安倍叩きはうちの社是だと言うんだからねえ。
社是っていわれちゃあ・・・。



安倍内閣では、理念の提唱にとどまらず、教育基本法改正、防衛庁の省昇格、
憲法改正の布石となる国民投票法の制定、天下りの規制を皮切りとする公務員制度改革など、
過去半世紀のすべての首相が敬遠してきた国家の土台部分の難しい宿題を、一挙に前進させたのである。
一内閣一仕事といわれた従来の自民党政権の常識からは想像もできない濃密さとスピードだ。



・私が安倍晋三さんの面識を得たのは、平成23年10月のことだ。
物静かな微笑み、寛いだ中にも、自ずから感じられる気品と威厳の高さが印象的だった。
語り口は澱みなく、会話の中にさりげなく挟まれるユーモアは、その場を不思議な明るさで包み込む。


安倍内閣の先代、小泉純一郎は、永田町の変人として若い頃から知られていた。
群れない。友人を作らない。孤独に強い。
強気の風貌も、歯切れの良い発言も魅力的だが、
総理就任直前まで、総理にまで上り詰めると予想した人は殆どいなかった。


小泉政権の最大の功績は、異例の高支持率を獲得して長期政権維持に成功したことだ。
政治の安定は最大の国力だから、これはもちろん皮肉ではない。


・官邸運営の要諦は、情報と人事。
会社でも通例を無視した極端な人事をやれば、みんな不満を持って動かなくなる。
それと同じ。
官邸人事の肝は、誰を総理秘書官に据えるかだ。
ところが安倍さんは国鉄からノンキャリア官僚になった井上義行さんを据えて失敗した。
飯島勲



・戦争には軍師が必要だ。
しかし、安倍さんの周囲は、安倍同様の理念型の人材が多く、
水面下で暗躍する飯島勲型の凄腕の知恵袋はいなかった。


・総理在職中、病気で退陣した安倍さんについて、秘書の初村氏は次のように述べている。

「実はこうなる前に、秘書や近親者は、何度も本人に、退陣してくれ、と頼んでいました。
単なる腹痛や下痢の頻発ではすまない状況に近づきつつありました。
しかし、本人は自分でなければ果たせないことがある。
自分は松蔭先生を本当に心の師としてきた。
松蔭先生同様、死を賭しても国のために戦い抜く、自分が辞めるのは死ぬ時だ、の一点張りでした」



※コメント

安倍・前政権の反省点としては、
総理秘書官の機能不全、官僚組織のマネジメント、メディアとのコミュニケーション、
閣僚の失言と身体検査不足、参院選挙の敗北などが挙げられるだろう。
もちろん、すべて安倍さんのせいではないかもしれないが、最終的にはトップの責任となる。
第96代内閣総理大臣になった彼の今後の手腕に注目したい。