先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

西村、書類送検。逮捕への布石、IT取り締まり強化への道…

はっきりいって1999年ごろの、まだ世間も役所もネットを全然わかってなかった時代に
2ちゃんねる=インターネット・ネオギャングは、あきらかに『やり過ぎた』。
物理暴力犯罪では関東連合某が騒がれることが多いが、どこか世代とか「ネオギャング系」である点に共通性がある。


理屈をこねて理論武装を進めて、ネット上の無敵を確立はしたが、
しょせんはヤクザや若いチンピラの多く集まる群れ…調子に乗りまくっていた。立件できない逮捕レベルの組織犯罪も数多くこなしていた。「どうせばれっこねえって」と。


過度の自由で組織犯罪のメッカとなり、捜査や取り締まりのメスが入る…古今東西よくある流れでしか無い。
ネット上で過度に2chや西村を擁護するのは、まず取り巻きによる援護工作とみてよい。

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65836318.html
2ちゃんねる元管理人西村博之ひろゆき書類送検 逮捕したい警視庁


http://mainichi.jp/select/news/20121220k0000e040185000c.html
2ちゃんねる覚醒剤広告:削除放置 元管理人を書類送検

昔はねぇ〜…
80年代までは、プロ野球と、プロレスしか、娯楽が無かったから…テレビは無敵だったし。


同じように、12年前は「2ちゃんしか無かった」から、いわば独占バブルであった。そして「ネットで悪さをしても、ばれっこねえ」連中が色々やらかしまくっていた。


だいたい、普通の人は1〜3年もすれば、飽きるか、嫌な重いが重なって、2ch抜けしていった。
そのころにはWeb2.0なソーシャルツールが増えてきていたし。ブログやSNSなどが。
今の2chはその抜け殻だ。一般人が減ったと言うことは、よりサクラによる自作自演の商業宣伝や情報操作の請負的な性質が濃くなっている。
我々のように『オンリー2ch』の熱気のころに楽しんだ世代にとっては、あそこは「えらくなつかしい場所」でしかないんだよ。古くさいしなw


 ◇


2ちゃんねるは、Torなんて便利な完全匿名化ソフトウェアが無かった頃のいわば匿名化機能提供のハシリだから…言い逃れできんわ。
Torを悪用して他人のPCにウイルスを植え付けて多くのえん罪を生み出した遠隔操作ウイルス事件…あれはTorソフトを悪用した人だけが犯人として完全に独立しているが、2ちゃんねるはまだそこまで完成されてない十年以上昔の機能なので、実質的に犯人が匿名化を試みる機能提供=ほう助を行っている。
警察はTorだって匿名化した犯人を割り出せればすぐ逮捕するだろう。Torよりははるかにたやすく犯人や、『2ちゃんねる掲示板による匿名化のかばい合いの構造』の全容を割り出せる一昔前の2ちゃんねるならばなおさら、Torよりはたやすく逮捕に踏み切りたいのだろう。
いわば熊やオオカミに、えさのにおいや所在すら気づかせないか、においはするが開けるのが面倒な容器の中に入れておくか…ぐらいに違う。


おれんちは、こうしたインターネット上の匿名的な組織犯罪勢力によって家族も殺されているし(まさに親兄弟でも殺されたかのような気持ちです)、ああいったネットギャングな連中を擁護する動機が芽生えるはずも無い。
『あいつらは、やりたい放題、やりすぎた』

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121220/k10014327461000.html

2ちゃんねる元管理人 異例の書類送検
12月20日 16時34分


インターネットの掲示板「2ちゃんねる」で、違法薬物の密売に関する書き込みを放置したことで、結果的に去年起きた覚醒剤の密売事件を助長した疑いがあるとして、警視庁は、掲示板の元管理人を、麻薬特例法違反のほう助の疑いで書類送検しました。
違法な薬物に関する書き込みを巡って、掲示板の運営者側が書類送検されるのは異例です。

2ちゃんねる」は、平成11年に開設された国内最大規模のインターネットの掲示板で、違法な薬物に関する書き込みが放置され、問題となっていたことから、警視庁は去年からことしにかけて、2ちゃんねるの関係先を捜索して、捜査を進めてきました。
その結果、薬物の密売に関する書き込みが、再三の削除の依頼にもかかわらず放置され続けたことで、結果的に去年5月の書き込みで覚醒剤が密売された事件を助長した疑いがあるとして、警視庁は、掲示板を開設した西村博之元管理人(36)を、麻薬特例法違反のほう助の疑いで書類送検しました。
西村元管理人は3年前、2ちゃんねるの運営の権利を海外の会社に譲渡したと発表していましたが、警視庁によりますと、実質的な責任者の立場にあるということです。
西村元管理人は警視庁の事情聴取に応じず、捜索後のことし5月、自分のブログで「警察からの削除依頼のメールは2通で、削除済みだ。ほかの削除の依頼は適切な手段で行われてない」などと反論していました。
一方で、警察庁によりますと、2ちゃんねるでは削除を求められた書き込みが放置されるケースが、ことしは去年に比べ大幅に減っているということです。
NHKは西村元管理人に取材を申し入れていますが、これまでのところ回答はありません。
違法な薬物に関する書き込みを巡って、掲示板の運営者側が書類送検されるのは異例で、専門家からは、今の法律で刑事責任を問うのには限界があるのではないかという指摘も出ています。


“違法書き込み放置”現状は

インターネット上の掲示板を巡っては、薬物取り引きや児童ポルノなどの違法な書き込みや画像が削除されずに放置されるケースが相次ぎ、問題になっていました。
こうした違法な書き込みは、警察庁が委託する「インターネット・ホットラインセンター」が掲示板の管理者などに削除を要請していますが、去年確認された違法な書き込みは3万6500件余りと、過去最多となりました。
このうち「2ちゃんねる」では、去年、削除の要請を受けた書き込みの97%に当たる5068件を削除せずに放置しており、ネット上に放置された違法な情報のほとんどを「2ちゃんねる」が占めている状態でした。
内容は、覚醒剤など薬物の取り引きに関するものが4611件と最も多く、次いで、振り込め詐欺などに悪用される、通帳や携帯電話の売買に関するものとなっていました。
しかし、こうした実態が明らかになってからは、書き込みが削除されるケースが大幅に増え、ことしは、削除要請を受けながら放置された書き込みは半年間で173件にまで減少しています。
警察庁は、違法薬物を密売する書き込みを放置したとして警視庁が捜査に乗り出したことなどが影響して、管理者側の自主的な削除が進んだほか、新たな書き込み自体も減ったとみています。


2ちゃんねる」側の対策は

2ちゃんねる」は、去年11月に関係先の捜索を受けたあと、薬物の取り引きに関する書き込みを規制する対策を打ち出し、放置される違法な書き込みは大幅に減っています。
去年12月からは、薬物売買の書き込みを自主的に削除するようになったほか、「薬、違法」という掲示板に違法な書き込みが行われた場合、パソコンに割り当てられた固有の番号「IPアドレス」を強制的に表示して、書き込んだ人の特定が容易になる措置を取りました。
さらに、ことし4月以降は、警察から削除依頼があった書き込みをいったん掲示板の中の専用の閲覧場所にまとめ、7日以内に利用者から反論がない場合は削除する仕組みを取り入れています。
元管理人は容疑に反論

西村元管理人はことし5月、自身のブログに、容疑に対する反論を掲載しています。
この中では、警察からの削除要請のメールは2通届いただけで、その投稿については「削除済みだ」としています。
そして、「インターネット・ホットラインセンター」から届いた数千件の要請については、「センターは財団法人にすぎず、掲載された情報を違法と決めることはできない。合法の可能性もある情報の削除依頼を、不適切な手段で送ってきて、対応されなかっただけだ」と主張しています。
また、「2ちゃんねる」の管理については、2009年1月に、ブログでシンガポールの会社に権限を譲渡したと発表し、自身は「2ちゃんねる」の運営とは関係がなくなったとしていました。


専門家の意見は

インターネットに関する法律問題に詳しい森亮二弁護士は、「掲示板に限らず、インターネットには無数の情報が投稿されている。これを管理者がすべてチェックできるわけはないので、投稿の内容に対して管理者は責任を負わないというのが大原則だ。しかし、自分から違法な情報の投稿を呼びかけた場合や、違法な情報の削除要請に応じず放置していた場合には、刑事責任を問われてもしかたがない。また、匿名の掲示板だから違法な情報が投稿されるのだという意見もあるが、匿名性を制限すれば、内部告発や権力者への批判が難しくなることも考えられ、匿名であること自体に違法性はないのだということは強調しておかなければならない」と話しています。
また、元検事で薬物犯罪の捜査に詳しい若狭勝弁護士は、「掲示板の運営者と書き込みをした人が全くの見知らぬ者どうしであれば、犯罪を手助けするという認識があったことを立証するのは難しく、違法な書き込みを放置した行為を罪に問うのは困難なのではないか」と指摘しています。
そのうえで「現在の法律を駆使して犯罪を摘発する方法もあるが、今後は、今回のようなサイバー犯罪にしっかりと対処するためにも、武器となる専門の法律を作るべきだ」と話しています。


http://mainichi.jp/select/news/20121221k0000m040151000c.html
 2ちゃんねるに対する警視庁の捜査の背景には、投稿に絡む薬物犯罪の多発がある。警察当局によると、10〜11年、2ちゃんねるへの投稿をきっかけとする薬物密売などの事件検挙は11件。神奈川県警などが摘発したグループは延べ4500人から1億円以上を売り上げ、インターネットを利用した密売事件としては過去最大規模だった。

 警視庁は、昨年11月以降、関係先など10カ所を家宅捜索するなど運営実態を捜査。(1)問題のある投稿の削除を受け持つボランティアが、削除の可否に関する判断を元管理人に求めている(2)収益の一部を元管理人が得ている(3)元管理人が譲渡先としているシンガポールの会社はペーパーカンパニーである−−などの状況が判明し、元管理人が現在も運営の決定権をもつと判断した。

毎日新聞にある慎重論は2chに関してはほぼ無視していいと、都心でWeb系SEやヘルプデスクなどやってきた俺は思いますよ。元業界の人間が「甘すぎる」って言ってるわけです。
わかりやすいたとえは、アメリカで拳銃乱射が相次いでるのに一切の規制をかけないというケースに似る。乱射犯罪者と良識ある拳銃ユーザをいつまでも同列に自由化の傘下に置いている…市場規模と、ライフル協会の組織票のために。
2chはどんなカキコミでもやらせるためのあまりに手広すぎる掲示板。運営にはやはり裏社会が噛んでいる。いわばハメOKのストリップ劇場に門番とか、はぐらかし係が居る感じ。


 ◇

http://www.jiji.com/jc/zc?&k=201212/2012122100059
削除依頼のメール数百通=元管理人PCから見つかる−2ちゃんねる事件・警視庁


 インターネット掲示板2ちゃんねる」で薬物売買の書き込みが削除されなかった事件で、書類送検された西村博之元管理人(36)が使っていたパソコン(PC)から、警察庁などから送られた削除依頼のメールが数百通見つかったことが21日、捜査関係者への取材で分かった。
 警視庁サイバー犯罪対策課は、こうしたメールを通じて、西村元管理人が2ちゃんねるに違法な書き込みが多数あることを認識していたとみている。
 捜査関係者によると、西村元管理人のPCからは、警察庁のほか警視庁や他県警、違法情報の削除依頼を行うインターネット・ホットラインセンターなどからの数百通の削除依頼メールが見つかったという。
 ほとんどが開封され、既に読んだことになっていたが、西村元管理人は今年5月、自身のブログで「警察から送られたEメールの削除依頼は2通」と主張していた。
 2ちゃんねるの書き込みの削除を求める場合、利用者は「削除依頼板」と呼ばれるサイト内の掲示板に書き込んで対応を求めるが、警察などの公的機関は2006年ごろから、成り済ましの削除依頼などを防ぐため、西村元管理人のメールアドレスなどに削除依頼を直接送っていたという。(2012/12/21-05:26)