先従隗始・温故知新

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左派が選挙で負けた要因を読み解く。


カンタンにいえば、バカだから敵が仕組むままに本気で内部抗争=内ゲバや、恐怖粛正=忠誠念押し踏み絵など、やってしまうから。離党は相次ぐし、選挙となれば結束を欠いて負ける。
翻って自民党は世間の意見代弁的な意味合いで派閥抗争をしてみせるモノの決して離党沙汰には持って行かない高度な芝居だ。
ここらへん、平社員同士で本気でケンカするのと、役員以上レベルでケンカをしてみせるのと、そういう違いかな。やはり左派は組織地位が低いとか迫害を受ける側なので、組織上流のセンスに乏しい。ウラをかかれやすい。

http://diamond.jp/articles/-/29695
 自民圧勝の総選挙は「中道左派=リベラル」の退潮を印象付けた。米国でオバマ大統領を支えたのはリベラルであり、フランスのオランド大統領は社会党だ。格差を生み出すグローバル市場主義に平等志向で対峙する中道左派はなぜ日本で支持を得られないのか。

 答えは明白だ。旧左翼と市民運動の間に「深い溝」がある。越えようとする覚悟がない。組織防衛が先に立ち「妥協」を拒む。負け癖がついて敗北に危機感が伴わない。

 リベラルはグローバリズムの反作用であるナショナリズムに押され気味だ。不況への苛立ちから拝外主義や強い政府を求める空気は欧米でも起きている。尖閣竹島・北のミサイルなど近隣の不愉快な動きが右の追い風になり、中道左派は結束できないまま自民党の独走を許した。


「反原発勢力が一本化すればデモに参加する人たちの投票行動もはっきりしたと思う」

 と主催者の一人はいう。


 東京5区で日本未来の党から立候補した丸子安子さん(44)は、

「選挙がこんなに孤立した戦いとは思わなかった。党からの応援はなく、NPOに頼んでも政治活動はしないと断られ、身内だけの選挙運動では有権者に浸透しようがなかった」


 だが既成政党の壁は厚く社民党共産党も自前の組織で選挙を戦う構えを崩さなかった。

原発だけで統一候補を立てるのは無理。政策の一致がなければ候補者調整はできない」

 市民団体の提案は相手にされず、候補者調整は暗礁に乗り上げる。嘉田擁立の条件は整わなかった。それが告示直前、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表の強力な後押しで「日本未来の党」が決まった。

 反原発勢力の受け皿として画策されたものの「民主党離脱者の受け皿」になってしまった。有権者には小沢色が強く意識され、結果として反原発ネットワークとして機能しなかった。


言う(叫ぶ)だけで、やらないなら、最初からしないほうがいい。


そうでなくても右側は腹黒いカネ結束勢力である。言う叫ぶ以前にカネで結ばれている。

http://diamond.jp/articles/-/29693


(2)いわゆる第三極政党は、乱立によって自民党に漁夫の利を与えた。また連携や協力をめぐる過程での未熟な動きによって有権者の不信感を募らせた。

日本維新の会はやはり、「太陽の党」と「日本維新の会」のままで協力すべきであった。合流したことで、お互いに特色を薄めあって曖昧な党になった。

 嘉田氏の日本未来の党には当初は期待が集まったものの、急速にそれがしぼんでしまった。

 その理由として、1嘉田代表が自ら出馬しなかったこと、2執行部体制が市民運動家を重視し過ぎたこと、3バラマキと誤解される政策公約を示したこと、4「卒原発」の訴えが選挙の争点にならなかったこと、5経済、安保政策が欠けていると見られたことなどが挙げられる。6小沢一郎氏の存在もプラスではないが、しかし、最大の敗因でもなかった。むしろ、小沢氏が後ろに下がり過ぎたのかもしれない。


(3)選挙戦の争点が経済や安全保障に次第に移って行った。

 選挙中に「日銀短観」が発表され、日本経済の後退局面が鮮明に示され、折から年末ということもあって“景気”が最大の争点に浮上した。これは自民党支持の流れを強めることになった。

みんな景気が気になっているときに原発の話だけする政党では…という話。


そこで間違うと、カネで結ばれた勢力の独壇場になる…
実際に壮大な自作自演劇で口先介入株価バブルを起こしたり、インフレがどうと言い出したり、やたり気前がいい作戦で勝った自民。プロの詐欺師はとにかく一番最初に幸せいっぱいのトークを次々にぶつけて、被害者を幸せ気分で満たしてしまうモノだ。詐欺が成功すれば(選挙さえ勝てば)あとはどうでもいいんだからありったけの詐欺トークをぶつけ、いくつかの宝石(株価上昇)などのニセ証拠を提示して信用させる。