先従隗始・温故知新

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誤解を招かないトークは、壇上のリーダー必須スキルです ご本人のためにも


・プレゼンテーション・スキル
・インフォメーション・スキル
・PR・スキル


要は社会人どころか、国内外の社会人たち、幾多の企業を支配するリーダーですから、
広報スキルがお粗末では、お話にならない。誤解したマスコミが悪いとか言った話にはなりません。


むしろ国家リーダーおよびその傘下集団なれば、完璧なプレゼンテーションをした上で、さらにメタファーをいくつか込めて各界に感心させるぐらいはしないと。
いまや米国に限らず民間シンクタンクを国政に取り込んでる国々ではそこのあたりに隙が無い。日本はまだまだ政官財が閉じていてうまく民間やITを活用できていない(から低レベルな発言やけんか腰議論ばかりで、失言も多い)。小泉政権はいろいろと米国と組んだり学んだので、小泉総理の一挙手一投足やトーク内容に服装に至るまで、すべてこの、官邸チーム=官民合同シンクタンクに一度通して、あらかじめ決めていた。そこらへんは飯島元秘書官や世耕議員らが詳しい。


あと、買いオペの増額程度では『焼け石に水』、根本的治療になりません。むしろ実効性が薄くて金ドブになったりしかねない…いわゆる「復興予算、いきなり増額しても余っちゃったし、各省庁で無理矢理使っといてねby財務省」みたいな。
ただ使うだけでは、お菓子を買い食いして終わり…投資やリターンにならない。だが役所が一度「復興予算、いきなり増額しても余っちゃったし、各省庁で無理矢理使っといてねby財務省」を始めてしまうと、大半がリターンの無いかまたは希薄な、消化試合になりやすいのはみなさんご存じの通り。使わなきゃいけないから任務的に使うのであって理由は後付け…いつだったか自民がばらまいた地域振興券とかああいうやつ。


しかし、巨万の富を稼いでいた日本が儲からなくなってきたときに、国債でそれをまかなおうとすれば、もっともーーっと、かなりクリティカルなギャンブルに依存せざるを得ない。
つまり学者や経団連もそのぐらいは理解してるので
・収益=GDP減を国債で補おうなんて馬鹿か
という反応をしたわけで…


どのみち日本の昭和期コンクリートインフラは次々に寿命を迎えており、いずれ修繕しきれないパニックがくるとも言われる。そういう本当にシビアな事態が到来したとき、はたして建設国債増発をヤバイぐらいに連発して済ますんだろうか…日本の格付けがますます下がりそうではある。

http://www.j-cast.com/2012/11/30156301.html
安倍氏の「日銀国債引き受け」発言 実は「買いオペ」省いた「誤報」だった


 ◇


日本の政官界は、前述の通り、いまだ閉じたままで、昭和以前の悪慣習でもけっこう残れている。
要は…投機、けんか、ギャンブル、なかそういう昭和の低層市民のばくちとけんかみたいなノリばかりが、それが国政であり、政争だと思い込んでる節がまだまだ根強い。東京都心から距離が離れ、地方に行けばいくほど色濃い。


だが今や、グローバルなんていわなくとも、先進各国における国政システムというのはもっともっと合理的で、ロジカルで、フランクだ。泥臭さよりも清潔だ。わざとややこしくして意地悪であるよりもむしろ素直で融通が利く。オバマが再選されるのもそういうカラーが色濃いからだ。
やくざな昔のパチンコ屋や映画館がなりをひそめ、今やマルハンだのシネコンが当たり前になった。そういう変遷が政界や行政の表裏にはまだ不十分と言うことだ。いわゆる生きた化石である。


なんか日本の政官財は、中国指導部にスタイルが近いんじゃ無いかと思える…欧米各国よりも。生臭い人物ばかり目立っていてロジカルなシステムやデータが漂ってこない。非常にアナログで世襲的人脈的でパワハラだ。