先従隗始・温故知新

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リーダータイプが指名して太鼓判を押すのは副官参謀、よってリーダーには不向き


リーダータイプが指名して太鼓判を押すのは副官参謀、よってリーダーには不向き、
だからこそそういう人材は副官に収まるわけで…


小泉総理も、安倍を絶賛してから退陣した。


今や自民トップはアサガキコウゾウに石原石破ら副官属性ばかりなので、誰がなってもボスという感じがしない。これはトップ人事が団塊世代を経ていくとどうしてもどんな組織でも顕在化してくる悩みだ。


副官参謀は、自分自身が何らかの専門家として突出し、ボスを支えて、実務を手がける、いわば政治秘書に似た役割だ。
翻ってリーダーというのは、政策からネクタイの選びと締め方まで下々にやらせ、自分の中身は空っぽでいいぐらいの立場だ。何と何を選択すべきかの、根っこさえしっかりしていればいい。ITでいえばルーターだ。
役割が違うんだから、職業の違いに等しい。
副官が得意な人は、ボスの役目が得意になるケースは少ない。小泉なんか閣僚時代からボスや省庁を侮ったり煙に巻くような、大器の片鱗があった。

『ドキュメント副知事。猪瀬直樹の首都改造1800日』(西条泰・著)

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・週1回の知事定例記者会見で猪瀬副知事再任に対するコメントを求められて、石原は淡々と述べた。
「博覧強記で一種の調査魔だから、いろいろ調べて、報告してくれるからありがたい。
民間の知恵、発想力です。私は貴重な存在だと思っていますから」


「僕は物書きなんです。小泉さんのお手伝いをしたのは例外で、最初で最後です」




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・いま、国政の重しとなる「元老」が必要。
石原慎太郎さんは高齢であるものの、「元老」としての叡智がある。
一方、橋下徹さんは若く突破力があるが、国家観や歴史観、外交では心もとない。
志を同じくする二人が補完しあえば、怖いもの無しだと思う。


※コメント
猪瀬氏は、その独特の物言いにより、都議会議員からの評判や人望はいまいちのようだ。
そのかわり、様々なメディアを駆使して、自らの意思を発信し続けている。
それと彼の独自の調査能力は、強みの一つだ。