先従隗始・温故知新

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こうやって環太平洋で大地震と津波が散発し、いずれまた日本沿岸でドカンとくるんだから…大自然は、人間ごときの都合なんか構ってはくれない気まぐれ屋


日本は数少ない「大地震、大津波大国」だということは、片時も忘れるべきでは無い。毎度の大津波で、多くの犠牲者をまた性懲りも無く出さないために。
…まして、つまんない原発がつまんない爆発や漏出を起こすことを少しでも減らすためにも。


過去10年…我々はスマトラでもNZでも四川でも『他人事だった』
震災の当日まで、日本の原発はものすごく安全なんだと強弁する人が多かった。


原子力=自然
自然は生き物の都合なんか構ってはくれない。
これが大自然、超巨大自然ともなれば、一度押さえ込めなくなったらもう野放ししか無い。


決壊した防波堤からは大津波がきたし(こらえて津波を防いだのは岩手の一部集落ぐらい))
手のうちようの無い原発は爆発に任せるしか無かった。…そもそも一日に何万トンも水を入れ続けないと危ないプラントが、どこがどう「人の手に負える、安全なプラント」なのか…ポンプ一つダメになったらダメだったじゃないか…原発構内作業の映像とか見ればわかるけど、原子炉設備に満たされてる水って、学校のプールがいくつ分なんだあれ…サマーランドシーパラダイスまるごとじゃないのかね…そんなたくさんの水が必要なのに、もし亀裂でも入れば満たすことも出来なくなり…

http://www.asahi.com/national/update/1028/TKY201210280135.html
カナダ沖でM7.7の地震 北米沿岸で津波20センチ


 【ニューヨーク=中井大助】米地質調査所(USGS)によると、27日午後8時すぎ(日本時間28日正午すぎ)、カナダ西海岸沖のハイダグワイ島付近でマグニチュード(M)7.7の大きな地震があった。この地震の影響で、太平洋沿岸のアラスカからカリフォルニア付近にかけて、津波警報が発せられ、地震発生から約1時間20分後にカナダの太平洋沿岸で約20センチの津波が観測された。地震発生の約2時間後には、ハワイにも津波警報が出された。

 気象庁によると、この地震による日本への津波の影響はないという。


http://takedanet.com/2012/10/post_d7d2.html
放射線の人体への影響と専門家の倫理


目的

この記事は福島原発事故後、1年半を経てその概要を放射線の人体への影響と、それに関する専門家の倫理についてまとめたものである。タイミングとしては、次のような状況を踏まえている。

1986年4月26日に起こったチェルノブイリ原発事故は「良心的」と言っても良いものだった。ソ連政府は「停電すると爆発する」という原発では余りに危険だと言うことで、停電したときの緊急訓練をすることになり、4月26日にチェルノブイリ4号機の運転を止めると同時に電源をすべて落とした. 計画されていた手順で停電後も原発が爆発しない作業をしている時に2つ間違いがして、爆発した.

それからというもの、世界の原発を運転している会社は停電の訓練ができなくなったが、2011年3月12日に起こった福島原発事故は運転中に起こった世界で初めての事故だったのである. また、チェルノブイリの事故と被曝が何を社会にもたらしたのか、未だに分からない。被曝初期の小児甲状腺ガンは10年ほどで治まったが、ベラルーシウクライナのガン患者数は増加をしている。また両国の出生率は低下を続け、人口減少になかなか歯止めがかからない状態である。それらは被曝が原因しているのか、あるいは社会的なものなのかもまだ不明なのである.

日本においても福島の甲状腺異常の検診結果がかなりの高率になったこと、今でも空間線量率の測定が定まらないこと、除染が進まないこと、さらには食材などの不安が消えないことなど、チェルノブイリと同様の不安を国民に与えている。

1. 福島原発事故の概要と背景
世界の地震地帯は限定されていて、大西洋のような若い海(1億5000万年前に誕生した)は地震津波も大きいものは観測されていない.これに対して地殻のひずみは太平洋西岸(千島列島から日本列島、フィリピン、ニューギニアニュージーランドに至る地域)に集中している.

一方、原発は世界に430基ほどあり、アメリカ、ヨーロッパ、そして日本が下の図に示したように三極を為している。従って、「先進国の原発」と言っても安全面から見ると、日本の原発だけが震度6地震津波に見舞われる状態にある原発であり、欧米の原発と大きく異なる.もともとヨーロッパやアメリカでは地震津波がないのに加えて、原発が内陸に作られることが多く、川の淡水で冷却しているのでそれだけでもずいぶん安全に関しては異なる状態にある. 何しろ原発は高圧の電気を製造するところであり、それがさびやすく漏電しやすい海水の近くにあること自体が問題である。
フランスの原発は下の地図にあるように海岸線ではなく川の畔にある。
たとえばパリを流れるセーヌ川のパリより上流側に2ヶの原発があるので、パリを流れるセーヌ川には原発の廃液が流れている. また少し南にはフランスを分断するように東から西に流れるロワーヌ川があるが、その上流に13基、中流に7基の原発があり、この流域はワインの生産地として知られている. 日本では考えられないことだが、フランスで最も有名な農産物の一つであるワインの生産地の上流に原発を20基も運転している。「フランスのワインが美味しいのは原発の廃液が入っているからだ」というジョークの一つも言いたくなる.
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しかし、こんな事を言われてもフランス人は気にしない。もともと廃液が綺麗だから原発を運転しているのであって、日本のように危険と分かっているからへき地に作るなどと言う「まあまあなあなあの文化」はフランスにはない. 原発をその国の主力農業の産地の上流に作れば、「そっと原発から汚い廃液を流しているのではないか?」という疑問も発生しない。
原子力発電所というのは膨大な装置で放射線量としては広島原爆の約1000倍から1万倍ぐらいであり、今回の福島原発事故で漏れた放射線量は80京ベクレルと日本政府が発表しているが、これは広島原爆の放射性物質量の約200発分に相当する.
従って、原発というものは危険だからへき地に作ればその影響がないと言うようなものではなく、危険なら作ることができず安全でないと国内におけないような装置なのである。
日本では原発は危険とされているが、それは地震津波があり海岸線に建設しているからで、まだ地震津波のない土地に建設した原発そのものが危険であるかは不明である。たとえば、日本で原発を作る最も適した土地は琵琶湖沿岸だろう。この地帯は地震が少なく、琵琶湖には津波はなく、淡水だから塩水の冷却より遙かに安全である。
しかし、日本人は原発を琵琶湖に作りたくないと思っている。それは「原発は危険だから」と考えているからだ。もともと広島原発の1万倍クラスの原発を「危険だから」と思っているのに運転しているということ自体が異常に感じられる。


平和ぼけ…逃げてばかり…日本社会全体
http://takedanet.com/2012/10/help_1e7a.html