先従隗始・温故知新

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穴の開いたチューブからは空気が漏れていくだけ…


まあ、ネットでは既知の部類で…
政府やマスコミが公開する時期に、やっとなったと言うだけで。


空気を入れれば入れるほど、よそから漏れていたわけだな。
漏れてたおかげで2号機だけ原型とどめているが。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120724/t10013821551000.html
2号機からの放出について、東京大学の門信一郎准教授や日本原子力研究開発機構の茅野政道部門長らのグループが、当時の事故対応の記録と周辺の放射線量を詳しく検証しました。
2号機では、大量放出が起きたとみられる前日14日の夜から当日の未明にかけて、原子炉に水を入れて冷やすために「SR弁」と呼ばれる弁を開けて原子炉の圧力を下げる作業を繰り返し行っていました。
2号機では、このときすでにメルトダウンが起きていて、SR弁を開くと原子炉の中の放射性物質を含む蒸気は、格納容器の一部に逃げるため、格納容器の中には放射性物質が充満していたとみられています。
一方で、福島第一原発から南に10キロ余り離れた福島第二原発では、14日の午後10時以降から5時間ほどの間に、放射線量が3回、急激に上昇し、いずれもSR弁を開く作業を行ったおよそ1時間後であることが分かりました。
このため、グループは、2号機の原子炉の圧力を下げる作業を行うたびに、まとまった量の放射性物質が格納容器の損傷した部分から漏れ出して放出され、当時の南向きの風で福島第二原発の方向に流れた可能性が高いとみています。
また、その放出量は、シミュレーションの結果、1号機の水素爆発などそれまでに比べて10倍から20倍ほど多く、放射性物質は、15日の午前中に関東地方に流れたとみられるということです。


同様にこれも今更過ぎる。昨年の春にはネットやマスコミでは話題になってた。

http://mainichi.jp/select/news/20120725k0000m040062000c.html
福島第1原発:ストロンチウム、10都県で最大値以上

 文部科学省は24日、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性ストロンチウム90(半減期約29年)の全国規模の飛散調査結果を公表した。事故後の調査で土壌から検出された宮城、福島両県以外に、関東・東北の10都県で、1960年代の米ソによる大気圏核実験の影響が残っていた2000年〜事故前の最大値以上となった。これ以外の地域では、事故の影響は確認されなかった。

 ストロンチウムは口から摂取すると骨に蓄積しやすいが、同省によると今回の検出量はごくわずかで、健康を害するような影響の恐れはないという。

 調査は、屋外に置いた容器(直径約2メートル)に降ったちりに含まれるストロンチウムを測り、濃度に換算した。過去の最大値は、1963年6月に宮城県で観測された1平方メートル当たり358ベクレル。2000年以降では06年2月、北海道の同0.3ベクレルだった。

 今回、茨城県で同6ベクレルを観測し、北海道での値を超えたほか、群馬、山形、栃木、埼玉、東京、岩手、神奈川、千葉、秋田でも、値が00年以降の最大値と同じか上回った。

アルファ線ベータ線も、ガンマ線ほどの貫通力はないが、エネルギーは大きい。誰にとってどの線源が致命原因になるかは、未知数。個体差。運。
問題は、ストロンチウムプルトニウムは、摂取吸引した総量のうち%はわずかだが、骨や臓器に永久に蓄積されてしまうことだ。


 ◇


水道水のホルムアルデヒドぐらいなら、堂々と提訴される。
原発事故ほどになると、政府から訴訟も補償も阻止される。


いわば大国や原発事故など、『大きすぎる対象』になると、逃げ腰に徹するわけだ。ゆえにオスプレイも阻止できない。

http://www.asahi.com/national/update/0724/TKY201207240501.html
ホルムアルデヒド原因企業を提訴へ 利根川流域4都県

 利根川水系浄水場で5月、国の基準を超える化学物質ホルムアルデヒドが検出された問題で、埼玉県の上田清司知事は24日、原因物質を排出した化学メーカーのDOWAハイテック(埼玉県本庄市)に対し、流域の東京都、千葉県、茨城県と共同で損害賠償を求める方針を明らかにした。