先従隗始・温故知新

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「こなきゃいいんだよTAFには」
「(追い詰められて結局は)来年、吠え面かいてくるよ」
http://www.youtube.com/watch?v=_di343XJgnc

ライター:
中野晴行
分裂開催のアニメフェアから見えたもの


 3月22日から25日まで、東京・お台場の東京ビッグサイトで開催された「東京国際アニメフェア2012」を見学してきた。

 東京国際アニメフェアは、2002年に東京都の肝いりでスタートしたアニメを中心としたコンテンツビジネスの見本市である。平日は展示と商談をメインとしたビジネスデイ。土日は一般のアニメファン向けのパブリックデイとなっている。訪れたのはビジネスデイ初日のお昼前。驚いたのは例年ならごった返しているはずのエントランス付近の閑散とした風景。これまでは受付前に朝から長い行列ができていたのだ。

 一昨年、東京都の青少年保護条例改正で、マンガやアニメの性表現規制が強化されたことに対応して、マンガを扱う大手出版社の「10社会」などが一斉にアニメフェアからの撤退を表明。2011年のフェア開催日にあわせて、千葉市幕張メッセで「アニメコンテンツエキスポ」を開催する方向で準備が進められていた。

 しかし、昨年3月11日の東日本大震災の影響でフェアもエキスポも、いずれも中止を決定。今年は分裂開催1年目となる。

 フェアの総出展者は217社で、最も多かった08年の286社に対して69社のマイナス。率にすれば最盛期の76%というわけだが、それ以上に閑散とした印象がある。ビジネスデイだからかもしれないが、活気がない。海外からはオーストラリア、ブルガリア、カナダ(ケベック)、フィンランド、フランス、ハンガリー、スペイン、スイス、チュニジア、韓国、中国が出展しているが、これまで派手な展示が目をひいた中国のブースも今年は地味である。

 震災やその後の原発事故の影響もあるのだろうが、一番の理由は、お馴染みのキャラクターたちの姿がほとんど見られないことにあるのではないか。出版社だけでなく、マンガ家の中にも都への抗議の姿勢を表明している人たちがいて、マンガを原作としたアニメキャラクターの多くが会場から姿を消しているのだ。

 私は、アニメとマンガが不可分の関係にあることを再認識させられる思いだった。

 国産初の長編テレビアニメ『鉄腕アトム』の放送が始まったのは、1963年1月1日。原作になったのは、手塚治虫が雑誌「少年」に連載していたSFマンガだった。アトムに続いて『鉄人28号』『エイトマン』『狼少年ケン』などの長編アニメの放送がはじまり、第一次のアニメブームが起きた。

 東映動画(現在の東映アニメーション)などはオリジナル作品をつくっていたが、大半はマンガ雑誌の人気連載を原作にしていた。雑誌の読者を取り込める上に、新たにストーリーをつくる必要がない、と考えられたからだ。実際にはたちまちストーリーは底をついてしまうのだが、それでもプロットやキャラクターを一からつくるよりは、遙かに手間を省けたのだ。テレビでの人気は雑誌の売り上げにもつながったから、マンガとアニメは共存共栄関係になり、それが日本独自のアニメ=ジャパニメーションを発展させてきた。

 つまり、来年はジャパニメーション50周年なのである。

 マンガという原作を持つ日本のアニメは、ストーリーを重視している。予算の都合で欧米のアニメのようななめらかな動きは出せなくても、その分をストーリー性で補うことができたわけだ。

 この日本独自のアニメを物心ついたときから観ながら育った世代が、70年代後半に登場した第1期オタク族だ。

 その後も、マンガとアニメは車の両輪のようにしてポップカルチャーを牽引してきた。それが一時(いっとき)とは言え、別れた形になったとき、関係の強さがよりはっきりした。それが、私が感じた閑散とした空気の本体ではなかったのか。

 フェアが盛り上がらない様子を見たマンガファン、アニメファンの中には、東京都や石原知事に対していいお仕置きになった、と考える人がいるかもしれない。が、私は別のことを心配しているのである。つまり、これがアニメやマンガといった日本のコンテンツビジネス衰退の第一歩になるのではないか、ということだ。少なくとも、海外に向けたマンガ、アニメ情報発信の場がこの調子で衰退してしまうとすれば、世界市場での優位は揺らぐ。

 30日、31日に、角川グループを中心にした43社が出展して幕張メッセで開催される「アニメコンテンツエキスポ」は、新作紹介やステージショーなどがメインのアニメファン向けのイベントだ。フェアのようなビジネスイベントではない。

 都に協力するのはダメというのなら、アニメとマンガが一体となった業界全体の力で、世界に情報発信するビジネスフェアを再構築するべきではないか。日本の強みを発揮するにはそれが一番だし、そうしない限り、日本はコンテンツビジネスでもまた、アジアや世界のライバルの後塵を拝することになる。そんな危機感さえ抱いたのである。


発行:株式会社 イーブック イニシアティブ ジャパン

バカどもは、くっだらないことでケンカして、ケンカを繰り返し続けて、共倒れで滅びたらいい。


古今東西、夫婦げんかが始まったら国事はおろそかになって、国は衰退を続け、あるいは外敵にとってはいいスキとなり、滅びたりもしてきた。


毎日毎日、『夫婦げんかの専業』になってケンカに明け暮れて、ついぞまったく仕事に行かないのは勝手だが…それではGDPは減る一方なのは、コドモでもわかる。皿や家具類は飛ぶしケガもするし、相手に邪魔や足引っ張りばかりする…資産の食いつぶしと破壊…精神衛生上もどんどんすさんで卑しくなっていく。
…ただ残念なことに、自民VS民主とか右翼左翼のバカ争いを見てもわかるように、日本は経済大国とか言ってる割にはその、『夫婦げんかの専業』であることをやめようとはしない。


日本ご臨終目前…もうね、勝手にしろと。


シャープはすでに、「吠え面かいて泣きついた」あの亀山モデルで天下を取ったシャープが、部品製造下請けメーカーの台湾企業に泣きついて、資本注入による業務提携を懇願し、了承されたのだ。松下もソニーも数千億赤字…昨晩のNHK News9の名キャスターも決めぜりふで「日本の右肩上がりの成長時代はすっかり過去のものになって終わったんだなと痛感させられます」


そういう、自分らが置かれた状況がわかってないバカども
・古い時代を長く生きすぎた、高い地位を長年続けすぎた老人ども
・そもそも無知で何も知らない阿呆な若中年


が、見当違いの「従来方式」で、ますます日本を食いつぶしていく。