先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

まあ…センサーが死んでるというのは無制御下だからイイワケにならんよね…

原子力安全・保安院というのは、物作りや、技術者や、現場保守のプロではないただの役所なので、そういう門外漢の言う「安全です」を信用してはいけない。


島根原発の1号機が悪名高いマーク1炉。60年代の試作品だ。
今回トラブルになった2号機はマーク1改良型だが、次世代のマーク2やマーク3の安全設計にもとうてい及ばない(その後継炉すら不十分なのだから…)。


これ完全に老朽化だから。アナログな時代の機械…スパコンといえばまだ冷蔵庫みたいな大きいサイズで大型のテープリールが回転していた…そんな時代の。ジャンボジェット開発よりさらに前の時代の。


電子系がね、リプレイスもなしに30年もちゃんと動くはずがないの。ライン生産やプラントに実務経験したことがあれば、気まぐれな老朽機器に泣かされたことがあるだろうに…しょっちゅう止まる。突然止まる。そして原因がわからない…老いたベテランはすでに現場にいないので、消耗からトラブル発生までの履歴・時系列がわからない。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120128k0000m040165000c.html
島根原発:2号機の計測器が動作不能に 原子炉は停止中

 経済産業省原子力安全・保安院は27日、定期検査入りのため同日停止した中国電力島根原発2号機で、原子炉の運転状態を調べる計測器が動作しなくなったと発表した。保安院によると原子炉は安全に停止しており、保安規定違反には当たらないという。

 同機は同日午前1時に発電を停止し、午後7時前に冷温停止した。だが午後9時半に原子炉の運転状態を中性子の量から判定する装置4台すべてが動作不能となった保安院は28日、原因調査を行う予定。