先従隗始・温故知新

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成長が当たり前の時代は終わった、てのもとっくにわかってたこと


言い出せないだけ。
資本主義と原子力発電設備を発明したのは日本人じゃないし
自動車ほど精通してないから
よくわからない、てのもある、欧米のリーディングに素直に従う受け身のままだ。


このへんは池田信夫も言及してたっけね。経済学者だけに。

http://blogos.com/article/27544/
“活力ある日本を取り戻しましょう”、“日本を再生させましょう”という掛け声がいろんなところから聞こえてくる。もう10年・20年そのような話ばかりである。


すなわち、経済成長することが当たり前である時代は最早終了し長い長い停滞の時代が訪れているように感じられる。


このグラフにあるように日本のみならず他の先進国でも経済成長のペースは停滞してきているのは言うまでもない。日本は長期的に停滞しているように思えるが、たとえば、2002-2007年はイタリアやドイツよりもいい経済成長を成し遂げた。その間のアメリカという国がバブルであったとするならば、個人的には成熟した先進国の経済成長としてはこれくらいで満足すべきだろうと思うのだが、間違いだろうか?


非常に豊かになった我々の生活をこれ以上豊かにするためにどうしたらいいのか?という問いに答えられる人は少ないだろう。我々の生活をさらに豊かにするような画期的なイノベーションが生まれる余地は現在の先進国においては非常に少ないように思える。思えば、産業革命以降、我々の生活は劇的に驚異的なスピードで改善し続けた。しかし、それは常に正しいこととは限らない。長い人類の歴史を振り返れば停滞の時代というのはいくらでもあった。しかも、我々は昔の人々から見れば驚異的に豊かな生活をすでに手に入れている。


イオンや西友が安いのはデフレであり
中国など発展が遅れていた国々に仕事や富を分け与えたからだ。
すでに経済発展が頂点に来ていたから、他国へ分配していた。


今年のいま現在でも、不況だの原発被害と言いながらグルメも消費もまるで王侯貴族なみだ。
むしろ過去世紀の王侯貴族がうらやむような豊かな生活を庶民がしている。


終わったフェーズは、終わったのだ。
次の時代は、次なることをしよう。