先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

アニメ・サイコパスってのは

金儲けで食ってくための商業アニメとして、大げさでド派手な演出とデザインを込めつつ


実際に政府筋が行ってるリアルの人民支配の実態もいくらか込めつつ
(心のなかまで操られてるし、監視されてるし、書き換えられちゃってるよ、多くの市民が実際に…空気を通じてIT的にね)
(つまり空気を読めというのは権力側に脳内までも操られたり改ざんされなさいってことで、拒否すればますます監視やいやがらせ等が増える仕組み)
(いわゆる空気とは、無線通信電波とテレパシーの融合である。)


「やりすぎ」「こうなってはいけないよ」というアンチテーゼなメッセージを含む。


犯罪社会描写ばかり得意な虚淵玄による作品の一つだが
案の定、佐世保殺人事件の発生によってオンエアが中止された回があった。


犯罪心理学で言えば「当たり前」「だから言っただろ」


アニメの犯罪描写がもたらす犯罪助長マイナス要因は
・潜在意識層の中で、そのような犯罪が、アニメの中だけか、現実にもあるかの、「判断力」が薄れてしまう
>現実と、妄想領域との、垣根がなくなる、解離性障害
・もとより犯罪願望が幼少より根付いている人物が、そのような犯罪描写を見ることで興奮し、触発され、実行に及んでしまう。
>斧で老婆を殺した名大生は、ツイッター上でひたすら少年Aや麻原彰晃などの、異常犯罪者に憧れまくっていた。


15年前からずっと、ネット上で俺は言い続けてきた。
過度のエログロナンセンスはまずいが
エログロナンセンスじたいは、科学的に、統計的に、効果があることでもあると。


脱法ドラッグも序盤はタバコの代わり程度の作用だったので見過ごせたが
危険ドラッグと呼ばれる頃には麻薬をはるかに超える危険な作用になっていた。


しょせんアニメやドラマの制作会社や、クリエイターってのは
才能だけでだれでもなれる、ヤクザな、抜けた商売だから
売れっ子になればいいじゃん
売れればいいじゃん
しか考えてない。
むろん表現の自由は大事だが
それが本質ではなく(やる気をそがれるには違いないが)
本音ではそういう程度のことだ。現場の人間をみてればよく分かる。


おまえらが食ってくため、売れるため、それはけっこうなことだがね


社会への負の影響も、時に、計り知れないんだよ。
数年に一件の異常犯罪発生かも知れないが、犯罪は確率で測ればいいってもんじゃないしな。


アベノミクスも同じだ、人口比3%の投資家だけが儲けるために、他の納税者全員が貢がされるばかりでおこぼれももらえない。
目先の浅はかな政策でせいぜい3〜5年は潤ったように見えても、安倍バブル崩壊後はものすごく悲惨で再建不能な悲劇が訪れる…


ただでさえ、未成年や成人後すぐは、社会経験が少なく、現実と妄想の境を消失しやすい。感性が鋭く、真に受けて心の奥底まで焼き付けて受け入れてしまう。
サイコパスの8話で説明したとおり。ベテランの先生や捜査官であれば、真っ黒の沼の底を見ても動じないが、
未成年や社会経験の薄い20代が高い感性でもろにそれを見つめてしまえば、底の悪魔と意識が一体化して飲み込まれる。
エクソシストならば悪魔に心を浸食されない。だが学生では無理だという話。


あいつとララバイ、バリバリ伝説で、確実にオートバイで死ぬ高校生が激増した。
それもあって、それ以降はライダーを主役とする学生向け漫画は見かけなくなった。
しかし一部の適性やセンスが有る人間は生き残ると、さらに非凡なライテクやサバイバビリティを身につけて生存性を高めていった。


サイコパスを見た若者100万人あたりひとりしか、殺人事件に憧れ、犯行に及ぶ人物が現れないとする。
小児がんの発生率も1/100万であるが、
じゃあ猟奇アニメを見て殺人犯罪者になることが確定する人物が1/100万の確率だろうが放置して良くて
小児がん発症者は放置してはダメ?小児がん発症者も放置して良い?
アニメといえど予防措置は必要じゃあないのか?
小児がんならば治療措置が当たり前じゃなかろうか。


虚淵玄は、マイナー分野、エロゲ業界の出身だ。
そういう分野は客も少ないので、世間というほどの影響はない。むしろニッチ需要を掘り起こしていかないと食い詰める。


しかしいまや虚淵玄はすでにメジャーデビューして人気上々だ、世間とかマスって巨大な人口数の注目を集める。
そういう人材は、メジャーデビューをもって、マイナー時代にやってきた猟奇グロは封印せねばならない。やるにしても程度問題が常に付きまとう。
理由は上述。


虚淵玄自身が「マイナー業界でやって来た表現をメジャーへ持ち込んだら簡単にブレイクしちゃった(まどマギが)、ちょろいもんだ」とか豪語してるが
逆だ。君は厄介者になってしまったのだ。
君の同僚がサイコパスの犯罪描写そのままに、意識がなくなり無反応になるまでひたすらめった刺しにされ殺害された(目撃者証言)、
犯人はまるで作業のように淡々と同じ動作を繰り返していたというが、
これは、いわばメジャー側からの警告なのだよ…利権の闇より仕組まれた、みせしめ殺人犯罪なのだ。
虚淵の同僚が被害者となったが、マスコミであんな猟奇表現を発信し続ければやがて、誰が被害者になるかもしれない。老婆惨殺した名大生も虚淵の大ファンかもしれない。
確率の問題ではない。続発するのが明白であることが問題なのだ。
マイナー出身者がメジャーデビュー後に丸くなるのはどこの業界でも普通で、そうでないと生き残れない…いずれ社会やスポンサーに迷惑をかけるから。
虚淵による殺人発生確率は微塵かも知れないが、極少数でも類似犯罪が後を絶たず連続する場合、
類似犯たちが確率をあげるので=乗算で、発生件数と連続性は跳ね上がっていく…


 ◇




…とりあえずヒロインの目がパタリロ!ってのは、ちょっとねえ…
仮面ライダードライブも、あんな退屈なドラマにするぐらいなら、サイコパスのパクリでよかったような…手下を引き連れるとディエンドっぽいし。


だいたいさぁ、サイコパスの劇中にあるような「犯罪を仕組んで、面白がって眺めてるだけの富裕層」ってのも実際にいて
イスラム国で人質になった連中を死ね死ねと罵倒させてる工作も、そういう連中が自分が面白がるために出資していたりするものなんだ、
六本木ヒルズ住まいの極道上がりのセレブなんてそういう連中さ。極道上がりだから右翼と一体であり、右翼に人質死ね死ね工作をするよう依頼したり出資したりと。
モデルがいないとドラマは描けない。ドラマで描かれる犯罪の大抵は実在している要素だ。
犯罪を描くのが得意なシナリオライターの身辺には常に、ヤクザの存在、影がつきまとう…ひいては国家政府犯罪の影が。
だから虚淵玄の仲間がヤク中の出所したばかりのヤクザにめった刺しで殺された。あれは虚淵弦に対する脅しのための印象的犯罪工作であった。


 ◇


あと、BtoB向けITシステム開発側から言わせてもらえば


作中で犯罪やりたい放題のヘルメットがばらまかれて暴動が起きてたけど


政府が制式採用するような、社会まるごと影響するようなシステム案件なら
ああいう事態は「当然に想定する」。
いかに開発段階でバグを塞ぐか、事後にバグが見つかってもすぐ塞げるか、がシステム開発の要。


まぁそこらへんはやっぱり、ただの娯楽アニメドラマだから、雑だよね。おもしろい設定ならいいやというところで考証が止まってる。
あるいは洋画デモリションマンをパクったのかもな。


警視総監みたいな人が「役所の都合でシビュラのバグを隠ぺいするぞ」なんてやってたけど
そんな甘くないよ。
役所の中で使う小規模のシステムはともかく
世間全員を操ったり支配するための、国家社会の基幹システムだもの…
21世紀で甘くないってわかるのに
22世紀でそんなバグ放置するわけ無いじゃん…


まぁ、いろいろとザルな空想ドラマだね。リアリティではない。


そもそも、未来だから今より首都高速が車線多くてビルも今より高くてって
いうのがすでに手塚治虫シド・ミードすぎて
陳腐な「空想上の未来」の見た目派手な演出とビジュアルで、
あさはかに視聴者を沸かせようっていう
低次元の演出法だけどね…
徹底して22世紀のリアルを想像しようってほど高次元ではない。むしろありえないほど考証はザルだ。民放の構成作家のレベルだね。


しっかしどう見てもデモリションマンロボコップだよなこれ…
犯罪が無くなった、中央コンピュータが全部決める未来、そこへ犯罪者が現れちゃった=デモリションマン
肝心なときに打てない、内密の欠陥=ロボコップ
そこへすこし羊たちの沈黙を混ぜてる。オカマとの面会とか死体アートとか。


シビュラシステムはこのへんからパクられたか。http://www.geocities.jp/kasumin777/DB.gif http://www.geocities.jp/kasumin777/NW.gif
ガンダムSEEDデスティニーや東のエデンでもパクってたが描写が甘かった。マクロスFにも思考共有コミュニティはあった。


マキシマの脱走は、長官の余計な一言によるもので、これはレクター博士がたったひとつの針で脱獄したのとそっくりだ。
そしてヒロインはパタリロ殿下だ。


 ◇


それにしても二期はひどいな…


おとなりのタツノコへ制作が交代、
総監督と虚淵がいなくなった、
とってつけたような新執行官…


まるきり劇場版やるための二期…マクロス劇場版のためにスタッフいなくなったオーガス
劇場版は一期のフルスタッフ。
儲けに走りすぎたな。
特に第一話がひどい。


まあツネモリは二期のほうが可愛げがあるけど。一期はただのおまけみたいなドジっ子パタリロ
永遠の色相32。
それを言ってしまうとギノザ監視官=バンコラン。


一期はグロ猟奇に走りすぎた人気作で
二期はやや普遍的な佳作だな。
ディスク売上はどちらも大差ない。


三期やるならギノザ奇跡の監視官復活祭りかな。
あとツンツンシモツキはにごりすぎて執行官降格祭り。なんか夜のレズレズ祭りが3Pになってるー的な。
コウガミ、ひろしと来て、空席のコウガミポジションを取るのは誰だ…


 ◇


三期、田中執行官が着任。
「ゴムゴムの〜〜〜!」
「公安局長に、おれはなる!」
シモツキ「田中執行官が外出禁止なのに近所のコンビニへ腕を伸ばして買い物に行くんですが許されるのですか!」
局長「いんじゃね?別に」
シモツキ「なんかトナカイが着任してきたんですけど!いいんですかああいうの!」
局長「フーッ      …きみもいちいち細かい女だな…」
シモツキ「こまかくねえよ!」


ジュドー執行官着任。
局長「危険なプレッシャーだが…泳がせてみるか」


あばれはっちゃく、この時代に転生するとあっというまに執行官就任。


「ツネモリ監視官、あなたが落としたのはこの金のシビュラですか、それとも銀の」
「どっちでもないです、そこのぼろっちくて真っ黒なシビュラです」
「貴方は正直者ですね、それでは金銀真っ黒すべてさしあげましょう」
「わたしは、きれいなシビュラ…ツネモリさん仲良くしましょう一緒にお勉強しましょうお菓子を上げましょう昇進させてあげましょう」
「調子に乗るな」
「…すいません」