先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

安倍総理は、任期中に原発爆発事故が起きて、溶けた核燃料が炉心の中でベストミックスされる大惨事の状況を、民主党菅政権よりはるかにうまく指揮統制しつつ、事故の翌月には再稼働してみせるとか何とか…


もうね…


利権をぶつけあう20世紀までの戦争冷戦のやり方って
じつは各セクショナリズムの暴走を誰も止められないから
ゆがみにゆがんでいく一方で


つまり原子炉そのものなんだよね…大きすぎる歪みは、肉体を持ついきものであるかぎり誰にも止められない。


あべさんぜひ原発事故に任期中に遭って、かっこよく司令官しちゃってくださいな。
あああと、必ず任期中に北か中韓と本格的交戦を最低でも数日はしてくださいね。つまり本物の戦争です。やりたいって言ったことには責任持てよ。
なぁアンダー・コントロールなベストミックスさんよ。


iyaa楽しみだな。次に死の土地と化すのが静岡か茨城か福井かしらんけど
どっかんどっかん次々に水素爆発しようが水蒸気爆発しようが
かっこいい安倍司令官はカンサンとちがっててきぱきと適切な指示を出してくださるんだろ、楽しみでワクワクしちゃう。
そこでパーフェクトにやりくりしてみたらもう、多くの国民は折れて再稼働させてくださるよ。
「あべちゃんみたいな凄腕司令官がいるなら、何度原発事故が起きても大丈夫!」ってわかってくれる!
あのころは菅総理をさんざん助けた俺だけど
あべのことは一切助けないけどな。猪瀬の時と同じく。

http://gendai.net/articles/view/news/147884
都知事選“舛添圧勝”で安倍首相「原発再稼動」に前のめり

2014年2月10日 掲載


 都知事選での舛添圧勝により政府は“一旦停止”していた新しいエネルギー計画の策定を急ぐ。原発再稼働についても、原子力規制委員会の審査で安全が確認されたものから順次進める見通しだ。

 安倍首相は10日午前の衆院予算委員会で、策定中のエネルギー基本計画について「現実を見据え責任を持って実現可能かつバランスの取れたものを取りまとめていく」と発言した。将来の電源構成についても「再生可能エネルギーの導入状況や原発再稼働の状況を見極め、ベストミックスの目標を設定する」と答弁。原発再稼働は完全に“既定路線”だ。


 エネルギー基本計画の経産省の原案では、原発を「基盤となるベース電源」と位置付けている。原案は昨年12月に発表され、政府は当初、速やかに閣議決定する予定だったが、都知事選で原発が争点となったため、先送りしていた。細川―小泉が敗北し、宇都宮の得票との合算でも舛添の得票を下回ったことから、政府は原案を大きく修正せず、月内にも閣議決定するとみられる。

原発が再稼働しないと経済成長しない」と訴える財界をバックに、安倍政権は、福島の事故がまるで“なかったこと”のように、日本中で原発を元通りに動かすのか。


ああちなみに今度の俺も半端ないぜ!
N95マスクと雨合羽に線量計を完備。
あとは備蓄食料を1ヶ月分も積んでおけばばっちりさ!
フォールアウト開始時の東京都心の正しい放射線量だってバッチリ測定できちゃうもんね!ミリシーベルトまでレンジバッチリOK!
アルミサッシもぜんぶガムテープで塞ぐぞ!
いざってときは車両で遠い地方までとんずらさ!



だから、心置きなくゲンパツ事故って司令官しちゃってよ、ぼくらのあべちゃん!
なんたって世界屈指の大地震・大津波頻発国なのに、海岸にしかゲンパツがない、そんなステキな国だもん!


 ◇


おいしい雪解け水も、しっかりセシウムさん。
すぐそこが海の、小高い丘にある汚染水貯水タンクだけど
一滴たりとも、海には流さないぞ!なんつってもアンダー・コントロール!

http://www.asahi.com/articles/ASG2C648LG2CULBJ008.html
福島第一原発、雪からセシウム検出 タンクの床ひび割れ

2014年2月11日21時14分


 東京電力は11日、福島第一原発で汚染水をためたタンクが置かれたコンクリート床2カ所にひびが入っていたと発表した。周囲には雪が積もっており、溶けてひびから地下に染み込んだ可能性があるという。東電が雪溶け水を調べたところ、セシウムストロンチウムが検出された。

 ひびがあったのは、昨年8月に高濃度の汚染水300トンの漏れが見つかったタンク群の近く。長さ12メートルと8メートルのひびが入っているのを、パトロールで見つけた。雪が溶けた水からはセシウムが1リットルあたり最大58ベクレル、ストロンチウムが同2100ベクレル検出された。東電によると、寒さでコンクリートにひびが入った可能性があるという。


北海道…現地の泊原発、対岸青森の大間原発
どっちが爆発しても、北海道の農畜水産および居住が壊滅する…
福島原発は東岸なので爆発して出た汚染物質は『半分が太平洋』へ漂ったが
泊原発と大前原発は、70%〜100%が陸地を彷徨う可能性が高い立地である。
陸地が広ければ広いほど広範囲をきっちり汚染する。
つまり西日本の原発が爆発すると大阪名古屋は重汚染、静岡東京も中汚染…福島どころじゃすまない。
経済界の連中はこれを軽く考え過ぎというか無視を決め込んでいる。
老朽化してる原発は事故りやすい…もう新しい原発など無いし新しいと高出力なので事故が大きくなる可能性もある。新設から40年で事故だから、20〜40年使った原発ばかりだと次の事故はすぐ近い。
「またくるよ、覚悟はできてるかい?」


函館は『飯舘村』。位置的に。爆発時に雨雪が降っていたために…
柏市だってかなり離れてるが、事故直後に雨が降ってしまったために大量にフォールアウトして高汚染地帯に…

対岸の青森・大間原発建設、函館市が差し止め提訴へ

2014年2月12日07時59分


写真・図版函館市の一部は大間原発の30km圏に入る


 北海道函館市が、青森県大間町大間原発を建設中のJパワー(電源開発)と国を相手取り、同原発の建設差し止めを求める訴訟を3月にも東京地裁に起こす。工藤寿樹市長が12日に正式発表する予定だ。自治体が原告になる原発差し止め訴訟は全国初になる。

 函館市津軽海峡をはさんで大間原発の対岸に位置する。最も近い所で原発から約23キロで、原発事故に備えた避難の準備などが必要な防災対策の重点区域(UPZ=30キロ圏)に市域の一部が含まれる。

 東京電力福島第一原発事故では、福島県浪江町が全町民の避難を迫られるなど、30キロ圏の自治体にも放射性物質による大きな被害が及んだ。函館市は訴状案で、事故が起きれば函館市も壊滅的被害を受ける危険性があると主張する。

とかく、
たかが政府与党と省庁と電力業界だけが
権力と財力をタテに再稼働を強引に進めようとしても


個人の集まりでは弱いにしても
企業のあつまり、自治体の集まり…それらが常に訴訟を起こしていくことで

政府だの電力といっても、好き勝手は一切できなくなる。


クビが回らなくなってるのは電力と立地自治体のみであることを忘れてはならない。
反対側に『結果的に』回ってしまった人々や法人は、
電気代値上げも喜んで受け入れたらいい。それは保険代より高いのか?
おれはいくらでも払うさ。高くなり過ぎたら節電するだけ。


 ◇


事故原発作業員のツイッターは生々しい…

https://twitter.com/Happy11311/status/432836512401469440
ハッピー ‏@Happy11311 2月10日

オイラも10年以上浜通りにいるけど、ここまで雪が積もったのは初めてかも。 この大雪状態で、もし3.11のような大地震原発事故が起きたら…と考えたらぞっとするでし。 車は走らないし、現場までたどり着けないし、逃げられないし…。 大雪の中でケーブルとかホースとか引っ張れないし…。


ハッピー ‏@Happy11311 24時間

気候の変化でコンクリートにひびが入るなら、これから毎年ずっと何回も同じ現象がおきるでし(>_<) 他の箇所もきっと沢山あるはず。 福島第一原発、床にひび割れ 汚染水ためたタンク群近く


 ◇



原発事故後に明らかになったのは
「経済学者や政治家に、原発運用の今後を決めさせてはならない」ということ。
権力や、経済学を、印籠のように振りかざして無理矢理にでも再稼働をさせては、ならないということ。


原発は技術だ。
現場側の技術者はみんな、危ないと言っている。対策とか本気でやってないし、これからやっても追いつくのが数十年先だとも。


そしておれもいくつかの業界の技術者をやった。やはり今後30年はお蔵入りにすべきと思う。
だが30年後にはたとえ自民党案でも原発はゼロだ。


このポータルサイトで群れてるような原発擁護経済学者やブロガーは
主導権を握ってはならない連中だ。http://www.agora-web.jp/
よくドラマ映画にある、装置のことを一番良く知ってる学者が制止してるのに、ボスとか参謀が邪魔だどけと言ってボタンを押しちゃうアレ…日本はまさにその瀬戸際だ。


さすが経済学者、こんごどのぐらい電気代が値上げになるかの試算もしているが
たとえ2倍になっても、おれは文句言わずに払うよ。
2倍で原発ゼロが買えるならやすい投資だ。保険でもある。


そして電力からすれば、じつは原発動かさなくても料金徴収だけで黒字が出るのって美味しいわけで。


あと、右翼左翼の煽りにマジ返答してあれだけど
原発反対なら原発の発電した電気を使うな」
=いや原発がもし稼働しちゃっても、そのぶん%算出して節電しますのでお構いなく。
=で「じゃあ原発大好き右翼は原発ゼロの今は電気を一切使うな、再稼働しても原発分しか使うな」
芸能人アイドルのファンだって、生活費を切り詰めてでも貯金をはたいてでも貢ぐだろ。あのぐらいの苦労を見せろよ原発フリーク共よ。


 ◇


原発は事故ったら、
ひとつの電力企業が破産消滅させるべきか否か、という検討を政府レベルで行うほど、
の窮地へ追い込まれる。
いわばバイク便やヤマトのドライバーライダーと同じだ。たった一度の事故で人生を破滅させる、
そりゃ「気楽で、おいしい」よ、車両運転して運ぶだけの仕事はね。

http://diamond.jp/articles/-/48671?page=2
原子力発電の再稼働を急ぐべき、とする理由として最も多く挙げられるのはコストである。福島第一原子力発電所の事故後、原子力発電が停止し3兆円程の国富が化石燃料を調達するために海外に流出しているからだ。

 しかし、当該事故の後、リスク対応と安全対策に要するコストにより、原子力発電は必ずしも安い発電手段ではなくなっている。

 2011年12月に「エネルギー・環境会議 コスト等検証委員会」が提示した報告書で、原子力発電のコストは8.9円/kWhとされた。報告書では福島第一原子力発電所の賠償等に関わる費用が十分に含まれていなかったため、これが10兆円を超えると想定した場合、原子力発電のコストは9円/kWhを優に超える。

 さらに、原子力規制委員会が発表した安全対策に要する1兆円規模のコストを勘案すると、原子力発電のコストは約10円/kWh程度となる。

 片や、天然ガス火力については天然ガスの調達改革、シェールガス、自由化による競争、等により発電コストが低下するので、原子力発電の経済的な優位性はなくなっている。

 つまり、原子力発電が停止したことにより3兆円余の国富が海外に流出していると言うのであれば、同じくらいの規模で、原子力発電の安全対策や賠償などのために国家財政や電力会社の財務が毀損されていることになる。


 一方で、燃料調達のリスク低減という意味では原子力発電には強みがある。

 燃料の枯渇リスクについては、ウランは可採年数が100年以上とされるが、天然ガスの可採年数もシェールガスの商用化で100年以上になったとされるので原子力発電に優位性はない。しかし、発電用ウランの調達が超長期であること、調達してから使い終わるまでの燃料の滞留時間が長いこと、発電コストに占める燃料コストの比率が低いことなどから、燃料価格変動のリスクは顕在化しにくいと考えられる。

 発電時に二酸化炭素を発生しないので環境政策の影響を受けるリスクも少ない。


政府は経済性を理由に再稼働を
訴えても国民の信頼は得られない
 繰り返しになるが、原子力発電所は将来を見据えたエネルギー政策のために維持されるべきもので、経済性のために導入するものではない。原子力発電が既にコスト面での優位性を失っているにもかかわらず、「燃料調達のために3兆円余の国富が流出する」という発言が政策関係者からなされるようでは、国民の信頼を回復させることはできない。


 以上の観点を含め、原子力政策については改めるべきところは改め、国民の理解を得るための真摯な政策姿勢を表明するべきである。

安全神話、コスト神話を払拭するための策を講じた上で必要になるのは、安全対策の有効性を、実を持って示すことである。規制委員会による安全対策が事故前とは次元の違う厳格なものであるなら、安全性の確保が難しい原子力発電所が出てくるのが自然である。そうであれば、政府が先行して進めるべきなのは安全性の確保が難しい原子力発電の停止である。

 再稼働より停止を優先するのは、政治、行政、電力業界などで大きな軋轢を生むだろう。しかし、そうした軋轢を関係者が乗り越えて見せることが国民の信頼につながる。

 こうした一連の対策が実ったとしても、原子力発電がベース電源と呼ぶに相応しい信頼を回復するには相当な時間を要するだろう。その意味で、今般のエネルギー基本計画において許されるのは、「ベース電源となり得る可能性を検討する」、という位置づけがせいぜいではないか。

福島第一原子力発電所の周辺地域に足を運ぶと、原子力発電所の事故がもたらした、癒えることのない被災地の傷に出合う。それは、技術に驕り、コストに妄想し、原子力発電の暴走を防げなかったことの証でもある。

原子力発電について何よりも必要なのは、原子力の膨大なエネルギーを技術、政策双方からいかに制御するかに尽きる。




「経済性」ではなく「選択肢の継承」が主論点
原発行政に求められるわかりやすさと謙虚さ
――井熊均・日本総合研究所創発戦略センター所長

国民どころか基幹産業の同意も集まらないよ。
たしかに大規模生産設備を抱えてる企業は安定した電力供給もほしいが
同時に「たかが震災と津波」だけで、さらに放射能汚染に悩まされたり、原発が動かせなくなったからって供給力に不安が出たり、
そういう事自体が困るのだから。
原発がなくて電気代が上がっても、それで原発事故によるあの面倒くさい深刻な事態が二度とないのなら「保険」。メリットとしても考えている。


放射能放出…それ以外でこれほど甚大規模・ワイドエリアの被害、100年以上に及ぶ汚染被害、ないからね。
放射能さえなかったら各地の復興はとっくに終わって、全員がふるさとに帰っていたよ。


CO2はともかく
海洋熱を莫大に放出し続け温暖化に寄与しているから、
地球温暖化にとってはおなじ悪要因だが。火力でも原子力でも。


つまりゴミ焼却センターぐらいの規模ならすぐそこへ温泉や体育館の施設を作れるが
原発とか火力といった、あまりに大きすぎる拠点型の発電所は、そういった排熱利用が追いつかない…電気はともかく熱は遠くには運べない。


セル分散型、都市密着型という観点では、次世代発電手段や小規模火力水力風力PPSが圧倒優位だ。
蓄電普及が進むと、大規模拠点型で発電する必要性も薄まる。これは長距離送電によるロスも減らせる。送電線断線での停電も避けやすい。


あと大きな問題は、
あまりの被曝量と、数年後の忘れた頃の癌や白血病の発症により
「ホームレスが使い捨て作業員」
という実態であり、原発作業員でも一番下っ端の危険作業にはまともななり手がいないのであり、
そんなホームレスを日本中から騙して連れてくるのはヤクザしかいないっていう実態だ。
火力も原子力についで前時代的な発電装置だが、さすがにそこまで人材は窮乏しないし、健康被害懸念もない。