先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

東京五輪会場建設には、根回しが足りない


こと東京五輪会場建設には、根回しが足りない…配慮が行き届かず熟慮が足りない。
葛西のカヌー会場予定地は野鳥の楽園ビオトープ
柏市のUR建設地は狐も住む野生の楽園、(五輪じゃないが、葛西からすごく近い)
猪瀬知事が思いつきでぶちまけた横田基地の空港化構想…(ぜってー無理、地元民みんなそう言ってる、住めばわかる)
そして代々木だ…


『ムリ』がこれでもかこれでもかと噴出しっぱなしである…どうすんだよこれ。


ビジネスデーの平日からその週末と、代々木お台場および周辺都市の『狭い範囲』を200万人が移動し街を歩く…空恐ろしい大混雑や治安低下、衛生低下が目に見える。
インフラを太くすればいいとかそういう問題じゃない。渋谷駅なんか地下化で太くしたがもっと混雑するようになった。


あんまり街中で外国人大勢のせいで混雑すると、かならずケンカトラブルが多発する…ストレスが発生するんだから絶対にそうなる。まして日本人は単一民族で外国人と触れる機会がないのに、五輪客の大半が外国人だ…


「たった5日間のイベントだけのために野鳥を閉め出して自然破壊」
という文言が衝撃的である。
どの開催国も開催後は施設などの赤字に悩んでいる。いわばエコカー補助金政策で一時的に儲かって、いきなり政策終了で窒息するような流れ。サステイナブルではない。

http://gendai.net/news/view/111749
著名建築家らが異論 新国立競技場は「都条例に反している」
2013年10月16日 20:19 更新

 国立競技場の巨大化に、本格的に「ストップ」がかかりそうだ。7年後の東京五輪のメーン会場として、8万人収容の世界一のスタジアムに生まれ変わる予定だが、著名な建築家の間で「今のデザインは、都の景観条例の趣旨から大きく逸脱している」との異論がわき起こっている。

 都の景観条例では、都内に大きな建物を造る際、都が定めた「景観計画」に違反していれば、知事の権限で、建設に必要な事務手続きを拒否できることになっている。

「問題は、07年に策定された景観計画の中身です。都内4カ所の歴史的建築物を『眺望保全対象建築物』に指定。眺望を守るため、対象建築物の正面からビルが突き出して見えないように、後方2キロまでの区域で高さを制限するなど、一般基準とは別に厳しいルールが設けられたのです」(建築関係者)

 4つの歴史的建築物とは、国会議事堂、迎賓館、東京駅丸の内駅舎、そして国立競技場が建つ神宮外苑のシンボル「聖徳記念絵画館」を指す。

 新競技場は全高75メートルの巨大な建物になる。デザイン画では、前方の絵画館から、デカイ顔を出す。というより、今にも絵画館が巨大UFOにのみ込まれそうな印象だ。

 この問題は、11日の「新国立競技場計画の是非を問うシンポジウム」でも話題となった。新競技場の規模縮小を訴えている世界的建築家の槙文彦氏が、賛同する文化人らと開いたもので、パネリスト参加した建築家の古市徹雄氏は、こう発言した。

「国際コンペで採用が決まった外国人デザイナーに、神宮外苑の歴史的文脈や景観保護の説明は十分になされたのか。絵画館は重要文化財にも指定されている。国の文化財のすぐ近くに、巨大建造物を建てるなんて、先進国ではあり得ない」

 会場は開会1時間前には約350席が満席に。モニター中継した別の2会場にも人が入りきれないほどの盛況ぶり。都民の間でも、巨大スタジアムに「ノー」の機運が高まっている証拠だ。

 槙氏らは、著名文化人ら約100人の連名で、政府や都に「計画見直し」の要望書を出す予定だ。


http://mainichi.jp/select/news/20131016k0000e040244000c.html
2020東京五輪:カヌー競技施設に反対 市民が署名提出

毎日新聞 2013年10月16日 13時56分

 2020年東京五輪のカヌー・スラローム競技会場に予定されている葛西臨海公園(東京都江戸川区)での施設建設に反対する市民1万5772人分の署名が16日、都に提出された。都心部の貴重な自然を壊さないよう、会場の変更を求めている。

 署名は横浜市の主婦、綿引静香さん(40)が呼び掛け、インターネットのオンライン署名サイトで約1カ月かけて集めた。五輪開催計画書では、計32億円かけて公園内に人工の川と1万5000人分の観客席を設ける予定。これに対し、綿引さんらは都や日本オリンピック委員会に「埋め立て地を造成し、25年かけて形成された生態系を壊すべきではない。かけがえのない緑や動物や自然を奪わないでほしい」と訴えている。

 カヌー・スラローム会場を巡っては、日本野鳥の会なども、環境保全の観点から会場選定の再考を求めており、猪瀬直樹知事は「自然をできる限り残すことは第一優先で考えたい」との見解を示している。


http://dot.asahi.com/news/domestic/2013100900046.html
池田教授「オリンピックで日本は潰れるぞ」

(更新 2013/10/10 16:00)

 2020年東京オリンピック開催が決まり、消費税も来年4月から8%になることが決定した。この状況から、早稲田大学国際教養学部教授の池田清彦氏は、「オリンピックは成功するだろう。でも…」とその後を予言する。

*  *  *
 最近の日本を見ていると、政府もマスコミも大企業も、ヤケクソになっているとしか思えない。とりあえずしばらくは株価が上がって、国家予算を湯水のように使い、自分たち特権階級がもうかれば、10年後の日本は潰れてもかまわないと思っているみたいだ。

 安倍首相は来年四月の消費税アップを決断したという。消費税を上げないとやっていけないというのは衆目の一致する所で、正しい決断だと思うが、同時に法人税を減税するというのはどういうことなんだ。国の借金1千兆円をなるべく増やさずに最低限の社会保障をするためには、消費税のアップは避けられないという話ではなかったのか。

 法人税の減税と言ったって、7割以上の企業は法人税を払っていない赤字企業である。経営の苦しい企業にとっては何のメリットもない。恩恵を受けるのは一部の黒字企業だけだ。そこで安倍は減税分は従業員の給料アップに充ててもらいたいと要請したというが、これは何の強制力もないリップサービスに過ぎない。減税分は借入金の返済か、内部留保、ひょっとしたら役員の報酬アップになるだけだろう。法人税の減税の財源は消費税のアップ分だから、これは国民から広く金を巻き上げて、一部の黒字企業に差し上げます、ということに他ならない。大半の国民はオリンピックで騙されて、気づいた時はド貧民ってわけね。

 そう言えば、オリンピックの招致もすごかったね。オリンピック招致に失敗して株価が暴落することを恐れた安倍は、招致のための最終プレゼンで、福島第一原発の汚染水は完全にコントロールされているとの希代の大ウソをついてオリンピックを引き寄せたが、このツケは大きいと思うよ。そのうち、欧米のメディアに世紀のウソつきとの見出しと共に安倍の写真が載るかもしれないね。

 久米宏は、先頃のTBSラジオで、最後のひとりの日本人になってもオリンピックに反対し続けると言ったようだが、日本人の大半が賛成しているかのように煽っているのはマスコミの三百代言で、私の周囲のまともな人で賛成している人は一人もいない。

 招致に使った膨大な税金も無駄ならば、大金をかけて巨大なハコモノを造るのも、ほとんどポトラッチに近い。たった5日間のカヌーの競技のために312億円かけて、野鳥の貴重な生息地、葛西臨海公園を半分潰す計画には開いた口が塞がらない。これだけ金を使えばオリンピックは成功するだろうよ。日本は潰れるけどね。オリンピック・ファシズム、バンザイ。

週刊朝日 2013年10月18日号

    


http://nikkan-spa.jp/516655
東京五輪開催で都内有数のハッテン場が壊滅の危機

金融庁の黒川も黙ってないわヨ!


おれのところに長年通じてる国際インサイダーホットラインによれば
これはもう政権発足前からのずいぶん前からの決定事項として
やりたいほうだい、花火大会の最後の大ラッシュのようにやらせまくって、ついにがらがら崩落させるというシナリオでガチガチに固まっているのだと言うよ。国際支配シナリオにおける日本の筋書きは。
このインサイダーホットライン、サブプラショックの年までピッタリ一致してたからね。


ガチガチの上流エリートプロたちだけで占められた支配層と、それによる国家社会支配体制…
これだとかならず、ヒトラーみたいになる…決して部外者にタスキを渡さず、最後の最後まで自分たちだけで排他的に特権を行使して、派手に花火を打ち上げまくった後に玉砕…
それは中世王政時代の終焉でも見られたこと。


貯金なんかもってもしょうがないし
いま中年の人が白髪になる前に先進国ドミノは現実となる…
とりあえずでも、そういう覚悟で、生きていく。ないときはないなりに豊かに生きていくフレキシブルな生き方。


いちど時代とか体制とかがいろいろ連鎖倒産してしまうと、必須とされる人材の質は激変し、フレキシブルの方面がもてはやされ、マニュアル型のガチガチの方面は当面は開店休業となる。
サラリーマンたちは、建物だのシステムだのルールポリシーだのを作ってもらわないことには仕事ができない。
平和安泰が長すぎるといつまでも『作る立場』が暇なばかりで惰性的なサラリーマンと公務員の時代が続き、組織腐敗・老朽化が進行する。
この際、『作る立場』もやりつつ要人として新時代のトップもやるようになった流れが明治政府。動乱で待機状態のサラリーマンたちは立場・場合によっては職や命を失った。