先従隗始・温故知新

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きのう青梅市の高木病院にいったら煙感知器検査が大勢やってきてたのは『そういうこと』だったのか?

医療器具も、家庭家電と同じく
「古い電化製品の火災に注意」の時代になったのか…
古い医院に入院できないね。スプリンクラーないし。

http://www.asahi.com/national/update/1012/SEB201310110065.html
医療機器から出火か 福岡の医院火災

写真:火災で10人が亡くなった安部整形外科の入り口に献花し、手を合わせる子ら=福岡市博多区拡大火災で10人が亡くなった安部整形外科の入り口に献花し、手を合わせる子ら=福岡市博多区

 福岡市博多区の安部整形外科が11日未明に全焼し、10人が死亡し、7人が重軽傷を負った火災で、1階にある医療機器付近の焼け方が激しいことが、福岡県警などへの取材でわかった。県警は、この医療機器が火元の可能性があるとみて調べている。

 警察と消防は11日、実況見分をし、安部龍暢(たつのぶ)院長(46)から話を聴いて、原因の特定を急いでいる。

 捜査関係者や医院側の説明によると、1階窓際には、温熱器具を温める金属製の機械があり、夜間も常に電源を入れていた。実況見分の結果、この近くが激しく焼けていたという。県警は、何らかのトラブルがあり、発火した可能性があるとみている。


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http://www.takagi-hp.or.jp/
高木病院…あすこは救急外来ありの中規模総合病院だから、まだ建物も新しいし、大丈夫とは思うけどね…

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131011/waf13101121260040-n1.htm
繰り返される悲劇、防火立ち遅れる医療機関
2013.10.11 21:24 (1/3ページ)[westセレクト]

 入院患者ら10人が死亡した福岡市の整形外科火災では、院内に7枚あった防火扉がまったく作動せず、防火態勢の不備が被害拡大を招いた。高齢者の多い建物で初期消火と延焼防止に失敗すれば、たちまち大惨事につながる。過去にも同様の悲劇が繰り返され、介護・福祉施設では対策が進められてきたが、医療機関については法規制が緩く、今回のような小規模医院にはスプリンクラーの設置義務もない。専門家は「病院の防災は全国的な課題だ」と警鐘を鳴らす。

 「通報が遅く、初期消火もなされていなかった」

 福岡市消防局の担当者は会見で、防火扉というハード面の問題に加え、医院関係者の対応が後手に回っていた点に言及した。現場に消火器具はあったが使われた形跡はなかった。防火管理者も今回亡くなった前院長の妻、安部百合さん(72)名義で、高齢のため別の人に交代するよう消防から指導されながら、改善が遅れていたという。

 神戸大の室崎益輝名誉教授(防災計画学)は「自力で避難できない人がたくさんいる病院では、火が出たら『すぐに消す』『延焼を防ぐ』というのが必須。いとも簡単に燃え広がってしまったのは、防災意識のなさが根源にあったためではないか」と指摘する。


 これまでも多数の死者が出た高齢者施設火災では、防火管理の不備が問題になってきた。今年2月に5人が死亡した長崎市認知症グループホーム火災では、建築基準法で義務づけられた防火扉が設置されていなかった。

 平成21年に10人が犠牲になった群馬県渋川市の老人施設「たまゆら」の火災では、通路や勝手口に置かれた荷物が避難の妨げになったほか、徘徊(はいかい)防止のために出入り口を施錠していたことが被害を大きくしたとされる。

 こうした悲劇のたびに国は防火対策の徹底を求め、グループホーム特別養護老人ホームでは、スプリンクラーの設置義務を延べ床面積275平方メートル以上の施設にまで厳格化した。

 だが、同じ高齢者の引き受け手である医療機関をめぐっては、昭和59年以降に大規模火災が発生しておらず、国の指導も立ち遅れていた。スプリンクラーの設置も、19床以下の医院なら延べ床面積6千平方メートル以上、20床以上なら3千平方メートル以上の規模の施設にしか義務づけていない。19床で665平方メートルという安部整形外科のような施設は対象外だ。


 ただ、行き場のない高齢者を長期的に受け入れる「社会的入院」は全国の医療施設に広がっている。

 東北工業大の石井敏教授(高齢者施設建築計画学)は「防火態勢が不十分な病院は多いが、これまでの高齢者施設火災を『他山の石』としてこなかったのが問題。人の命を預かっている重さを認識すべきだ」と話した。


関連エントリー
高木病院というか、青梅市地域の汚点
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130812/1376223222
「 ◇

きょうも」
以下ね。
近代戦争ルールでさえ、病院は攻撃対象外というのが不文律だが
日本の権力抗争がらみの嫌がらせ合戦では、病院すら戦場にされてしまう。おかげで病院でけが人や急病人や死者が出ることすらある。