先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

成果主義の負の側面が事故原発廃炉作業にも…


成果主義…「とにかく数字を出せ」みたいな体制になると、こういうことが頻発する。
相次いだ高速バス事故しかり
非情の自治体予算削減で各地域が機能不全に陥ったことしかり


実はアベノミクスも同じ事で、あれはいわば大失敗の時限爆弾に等しい危うさをはらむ。竹中氏も小泉政権の時と違って今回は閣僚入りもせず入れ知恵にとどまり、理想論を繰り返す程度であって歯切れが悪く、距離を置いてる感じだが、まさにアベノミクス内閣は空論ばかりが踊ってプチバブル程度でおしまいになりそうな雲行きである。(小泉内閣竹中大臣不良債権処理や企業の人員整理がらみの非正規化推進などに奔走=国そのものをいじって本気度120%で景気産業政策をやろうという意欲と勢いにあふれていた)まあ小泉期とちがいいま日本が置かれてる末期的状況は難易度を通り越して不可能レベルの『末期中の末期』だから、無理も無いけどな…小泉改革自体が日本が潰れることを15年ぐらい先送りさせる延命策ばかりだったし。


むろん、現場をぬるま湯にさせておけというのではない。が、何事もさじ加減を間違えると大変な不始末を招く。
最近の日本の支配体制や犯罪勢力=裏社会は、このさじ加減がとてもへたくそだ。苦労や貧困を知らない団塊のジュニア世代以降は特にひどい。


もうひとつ別の視点から言えば「エリートだかなんだか知らないが、実務経験があるどころか現場を一度も見たこと無いような(何度か視察に来た程度の大臣や官僚を含め)実際に現場から考えたら無理なことを、ムリヤリに、やらせるな」
ということが、事故直後からほとんど改善が見受けられない。


…事故直後から、「30年廃炉なんて無理で最低でも100年」だとさんざん苦言が相次いでいたが
今のままでは、政府や東電、霞ヶ関と産業コンビの利権連中、あれらの「あせり」によって、ムリヤリに短縮しようとしたことが裏目に出て、
むしろ長引いたり、もっと面倒な二次災害が起きたり、トラブル続きになるだろう…
三菱の戦闘機開発にせよ、政権や霞ヶ関の思惑がいろいろと横やりとして注がれた機体は、ろくなものには仕上がらない。川崎重工自衛隊輸送機C-1も燃料タンクがとても小さくなって使い物にならなかった。

https://twitter.com/Happy11311
2月10日 ハッピー ハッピー ?@Happy11311

今日は3.11から23回目の月命日。もうすぐ2年だが決していい方向には向かってないのが現状。時間の経過と共に、表向きには災害復興の大看板を掲げるが、中身は様々な利権や思惑が複雑に絡み、事態は悪くなってる気がする。災害当時の純粋な「絆」はいったい何処に行ってしまったんだろ。黙祷。


バンゎ(^O^)今日は地震があってちょっとビックリしたけど大丈夫でし。3号機オペフロの鉄骨撤去作業がまた中断してしまったでし。大丈夫と思ってたけど、燃料交換機の伸縮管がプールに落ちてしまいプール内使用済み燃料への影響、健全性を確認しなきゃ次のステップには進めないみたい。
続き1:以前にもつぶやいたけど3号機オペフロ瓦礫撤去作業はとても難しいんだ。3号機オペフロは高線量のため4号機みたいに作業員が上がって撤去するわけにはいかない状況。撤去作業は被曝しない離れたある場所で遠隔操作でやってるけどカメラアングルだけじゃまかないきれない部分がある。
続き2:それを補うため、どうしても目視確認が必要なんだ。だから重いタングステンベストを着た作業員が交代で構台に上がり遠隔操作のオペレーターと連絡を取り合いながら作業する。構台に上がった作業員は相当な被曝するんだ。ちょっとあの日の事をオイラなりに振り返ってみたいと思う。
続き3:あの日は雪もあり、作業としては非常にやりにくくて困難だったはずなんだ。現にオイラ達はあの日の作業はほとんど中止だった。あの状況だとカメラ映像も曇ったり、構台に上がった作業員のマスクや望遠鏡も曇ったり水滴ついたりして、見えづらかったんじゃないのかなぁ…?
続き4:そこで疑問に浮かんだのは、なぜあの悪天候で作業したんだろ?って事なんだ。この前の鉄骨落下して以来、3号機オペフロ作業はこれでもかってくらい慎重に作業してたのに…。オイラの勝手な憶測だけど色々考えてみた。あの日、他の建築グループもクレーン作業は確かにやってた。
続き5:オイラあの日、現場に着いた時「えっ!?作業やってるよ!」ってちょっとビックリしたのを覚えてる。でもあとでゆっくり考えたら、あの悪状況の中でやってた作業は全て工程の遅れてる作業や急いでる作業ばかりだった。
続き6:アルプスのカバー取付作業しかり、正門前のJV機能移転施設工事しかり、そして3号機オペフロ作業。全て急いでる作業。それをちょっと考えると技術以外の別な問題点が少し見えてくる。大きく問題点は二つ挙げられる。一つは作業員雇用期間や被曝の問題。こちらは別の機会につぶやくとして…
続き7:もう一つはなんとしてでも工程の遅れを取り戻そうという体質。やって見なきゃわからない事ばかりの作業なのに、工程遵守させようとする点。
続き8:東電は国に工程を提出してる手前がある、企業側も東電に対し工程を出してる。それが遅れるとマスコミや国民に叩かれるというプレッシャーがかかる。そのプレッシャーが直接作業員や少々の危険ポテンシャルがあっても1日のノルマ達成しなきゃならないという状況になって跳ね返ってくるんだ。
続き10:作業員が「この状況じゃ難しいよ、出来ないよ」と感じたり心に思っても上の人や企業や東電担当者に対し、なかなか言葉に出す事は出来ない
続き12:確かに工程遵守、コスト削減、品質管理、安全管理どれも大切。でも、これから何十年も続く作業で、やって見なきゃわからない特殊作業ばかりなのに一般的な普通の管理システムを1Fに当てはめちゃダメなんだ。目先の工程なんか、小さなトラブルでも吹っ飛んでしまうんだから。


 ◇


昨日のツイートより(原発作業員)

https://twitter.com/Happy11311
今日はちょっと国会事故調への虚偽説明について、つぶやいてみるでし。オイラの勝手な憶測でただの心の中のつぶやきなので、あまり信用しちゃダメでし。
続き1:オイラは以前にも何回かつぶやいたけど、なぜ、国は現場検証を早くやらないのか?が不思議だった。現場状況は日々変化を遂げており事故当時の検証となる材料、証拠物件は日々消滅してるのに。
続き2:国会事故調査委員会は国会の承認を受け、最高権力と権限を持った委員会だったはず。それが事業者の東電、それも企画部部長に騙されてしまうなんて…情けない。国会事故調も舐められたものだって思った。あの やり取り聞いてると東電の思う壺に最高機関がはめられてる。
続き3:それは地震が原因でどうのこうの云うより、とにかく第三者を入れたくなかった。怪我されても、過剰被曝されても東電としては困る。まして調査委員会が来る事により多くの人員や準備が必要となる。つまり、単純に云うと面倒くさい、迷惑だと東電は思ったはず。
続き4:あのやり取りの録音テープを聞いてると尚更そんな感じが伺える。オイラが勝手に想像すると多分、本店のお偉いさんが担当部長に「事故調が1号機の四階のIC廻りの調査したいって言ってるけど、いま現場はそんなの相手にしてる暇なんかないからさぁ…、
続き5:…お前適当な理由考えて断っとけ、絶対入れるんじゃねえぞ」って感じだったんじゃないのかなって思う。それで担当者は慌てて、ろくに調べもせず、後ですぐバレるような事言ったり、今日中に事故調に対して回答求めたりして諦めさせる事したんじゃないのかな。
続き6:録音テープ聞いてると担当者のイライラ感や、なんとしてでも断らないとって焦りがオイラには感じるんだ。本来、東電の部長クラスはエリートで第三者に対し焦りなんか絶対見せない、頭もきれるし答えも常に用意周到なはずなんだ。最高機関に対し、あんな初歩的ミスは普通考えられない。
続き9:多額の税金を湯水のようにつぎ込み、既に半官半民の事業者のはずなのに…。この東電に対する国の甘さの背景にはいったい何があるんだろ?オイラみたいな一般人には計り知れないものがあるんだろうな。

ツイッターより(もうひとりの原発作業員かつ右翼系)

http://twitter.com/sunnysunnynismo
知らぬが仏(゜o゜) @sekaichizu: @sunnysunnynismo 復水器付近は真っ暗って言う東電の嘘ってやっぱ再稼働とか企業イメージとか色々考えちゃってついちゃったウソなのかニャ〜"


 ◇

ka2nd 10:07pm via HootSuite

昨年の今頃、宮城・塩釜港産のさつまあげを買って線量計密着計測するたびに「0.4〜0.5」とか出ちゃうのが毎度のことだったんで、すいませんが今年も塩竃産のおでん種や魚介は買えません…そういうのはまだ30年早いと思い知りましたので。線量計密着で0.4μだとベクレルcmでいくつだ…