http://www.asahi.com/business/update/1214/TKY201212131071.html
富裕層向け証券強化 三菱ＵＦＪグループ
三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループは１３日、メリルリンチ日本証券と合弁でつくる「三菱ＵＦＪメリルリンチＰＢ証券」を完全子会社化すると発表した。メリルが持つ４９．０２％の株を４００億円程度で買い、富裕層向け投資商品の販売などを強化する。
三菱と言うがメリルリンチはアメリカの証券だ。９０年代はおれも本社に出入りしていたことがある。
先のショック不況突入で実質経営破綻したのを三菱が買った。いわばバクチの敗者がまた性懲りもなくおなじバクチで這い上がろうと必死なのだ。
安倍にマネーリフレをやらせてるバックもアメリカで
欧米はまたマネーバブルにすがりたいのだ。
いよいよ今度は前回の好況よりいっそう
「売れない、造らない、カネだけ踊る、好況とかいうやつ（本当か？）」
に拍車がかかり、
（だってニーズがないでしょう、１０年前と違って…官製で無理矢理に造ったニーズなんて復興予算の悪質な流用みたいなことになるだけ）
一部のマネーヤクザだけが賭博で大もうけするだけの、
『バーチャルでアパートな好況』であって全然実感のない期間が続いた後に
そいつらによるバブル崩壊で、今の不況よりもっともっとひどい状況がやってくる。
すこしは好況の恩恵があれば、すこしぐらいショック不況になっても死ぬことはないが、（実体経済側の、中小企業とかのことを言っております）
ほとんど好況実感もなく売り上げも不況モードのままでさらにバブル崩壊なんて遭遇したならば…
安倍オバマコンビは、今度こそ日本経済にとどめを刺すために結成されるのだろう。
・付け焼き刃レベルのオペでは、市販薬と同じく、大した意味も無く実感が持てない。安倍の口先国債買い入れ発言内容ではその程度だ。
・盛大なオペならば医療用劇薬と同じく、副作用が命に関わる…実際、入院治療の半分以上は副作用との戦いであったりするが…。
「バカは死ななきゃ直らない」ので、自分たち（マネーギャング陣営だけ）で甚大な被害損害を達成して、（マネーギャング陣営の）大勢が切腹させられるほどの”恐怖”の当事者になってもらって、やっと彼らも本格的に懲りると言うことだ。原発事故と同じ概念。
今回の局面は、彼らに成功させるために手綱を渡されたのではない。自らの所行によって大やけどしてもらってその甚大な苦労の当事者となってもらうための生け贄にされたのだ。調子に乗っていられるのは序盤のウチだけである。
資本主義陣営も議会政治陣営も、横並びで行き詰まっている…結局は”破壊なくして再生無し”側が説得力を強めてきたことの裏返しだろう。
資本主義や、投資マネーの、当事者は、資本主義や投資業界を自浄できない。閉鎖排他的な原子力業界で学べたことと思う。
建物を取り壊すのも設計するのも新築するのも外部の面々である。ITシステムだってなんだってそうだ。
マネー業界や資本主義陣営が『内側』とした場合、外部に委託しての破壊再生がない限り、彼等はいつまでも同じ悪行や愚行だけを繰り返そうとする…システムインテグレータではない、システムユーザというのはそういうものだ。
日本の議会政治システムだってそれに関する部外者たちが作り上げたものを、今の今まで１４０年もシステムユーザが無理矢理に使い続けている…システムの改造や刷新はシステムエンジニア＝システムインテグレータにしかできないから、内部関係者であるシステムユーザだけに任せている限り、キーパンチャーみたいにずっと同じ使い方をするだけである…ユーザーUserとは「使う人」という意味だよね…
日本の維新期に関しては、まず徳川幕府の内部専門ではない連中（下級の外様の武士とか豪商とか公家とか）がこれを壊し、その後方支援は日本の内部関係者ではない英米が担当し、議会政治などだれも専門にしたことのない日本勢が必死で海外各国に留学し勉強してエンジニアレベルとなり、明治政府の議会システムを構築した。そこにはまだ日本政府で議会政治システムを使う役割＝ユーザは一人もいなかったのだ。
現代…今またユーザしかいなくなっている。ヤバイ状況である。
過去の関連エントリー
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120921/1348192718
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政策で円レートを変動させるとか…いまだ懐古趣味。
過去１０年をひもとけば、単に円は欧米マネー経済の装置として利用されてきただけだ。円キャリーや、資金避難先など。
日本円という商品の価値は、自然発生的な市場が決める。円安誘導というのは不自然で人工的な苦肉のオペだ。
だいたい「実は８０円なんて円高では無い」という真実は、GDPなどと絡めた計算式で多くの学者によって暴露されている。円高を騙った責任回避ミスリードであるというのがもっぱらだ。
日本人や日本政府に、日本円を操る力などほとんど無いよ。
そんな魔法があるなら、その魔法で「売れるはずがない日本製品を売ったり、良くなるはずの無い景気を良くしたり、できてしまう」ので、世界の科学的秩序が崩壊してしまう。ブスでも魔法をかけたら美人になったりできてしまうからね。マイケルも整形しなくても白人になれちゃうし。
http://www.nikkei.com/markets/features/27.aspx?g=DGXNMSFK13037_13122012000000
円相場は東京市場の13日17時時点で１ドル＝83円47銭。市場筋は「先物の円売り・ドル買いがたまっており一時的には円高に戻りやすい地合い」とみるなか、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が12日に追加緩和に踏み切っても円相場はドル安・円高にはまったく戻らなかった。ギリシャの国債買い戻しの成功など欧州情勢が一段と沈静化しているのを受けて、「安全通貨」の円から資金がじわじわと流出しているもようだ。円安傾向を映して、10月以降増加していた通貨ヘッジ付きの新興国向け投資信託は「衆院解散の11月半ば以降はぱったりと資金流入が止まっている」（清水毅みずほ投信投資顧問チーフストラテジスト）
官房長官候補とも取り沙汰される腹心のひとりは、「（金融緩和などで）少なくとも85円割れまでの円安は実現させ、雇用や景気安定につなげる。そのためなら日銀・財務省は総動員だ」
「いつまでも円高基調が続くなら国内生産を維持しきれない。100万台の自動車生産が海外に移れば20万人の雇用が失われる」（豊田章男トヨタ自動車社長）といった経済界の声が届いているとも語る。
足もとの円安は、こうした円安指向の安倍政権の誕生も織り込んだ動きとみられ、
12月７日に財務省が公表した11月上中旬の貿易赤字は7190億円の赤字。よほどの輸出回復などがないかぎり月間での１兆円突破の確度は高い。
貿易収支の内訳をみると、輸入は原発停止に伴うエネルギー輸入の増加で増加基調だが、それ以上に輸出の落ち込みが赤字を拡大させている。
豊田章男はともかく（円高差益で雇用確保とか…どんだけ賭博依存なんだｗ）
第二次安倍政権の官房長官がこのレベルではねえ…マネーバブル起こしたい英米ユダヤシナリオの役者＝傀儡の一人でしか無いのがバレバレ。そいつの脳みその中で完結した英知才能があるわけでは無く、頭は空っぽで操られてるだけ。
日本製品は売れすぎて、シェアが大きくなりすぎたのだ。その反動で縮小することがあるのを「売れなくなった、大変だ」などと馬鹿なことを騒いでる奴らが多すぎる。
先進国になれば物価も製品価格も給料も上がる。中国はすでにその入口に立たされて悩まされ続けている。
日本は貧困国の物価安と価格競争して負けたのだが…もう忘れたのか。
◇
最後にもう一度だけ、釘刺ししておこう。
１０年前は、ITバブルと、ついでサブプライムローンバブルがあった。まだテクノロジーも金融商品も伸びしろがあった。クルマだってハイブリッドとか色々やれた。
翻って今現在、「何があるの？？？」
スマホも任天堂も頭打ちで、従来品の焼き直ししかできない現状で。
大衆向けのプライムローンなんてもう二度とできないし…
じゃあ、一部の投資家だけで狭い狭いマネーバブルやるの？それじゃ大した効果は期待できない上に、完全に狭い投資家業界だけに好景気は偏るじゃん…
民間投資家が無意味な高層ビルを建てまくっても、公共事業で無意味なハコモノ連発しても、同じことだよな？な？震災で倒れるなりぶっ壊れれば灰燼に帰す、だ。ジオフロントは弱いからねえ…
なにがしたいの、この馬鹿たちは。ちんどん屋とかサーカス一座みたいな気がしてきた…世界各地を大やけど大火災に陥れる大花火を打ち上げるんですかね…
http://www.nikkei.com/markets/features/26.aspx?g=DGXNASFL130HC_13122012000000
官製「円キャリー」取引、日銀演出の思惑が浮上
