イタリアは職人芸が光るが、GDPはパっとしない。スペインもイギリスもかつての覇権時代には遠く及ばない。
ネコの額ぐらいの光る業界があっても、国家全体をぜいたくさせる収益や税収にはとうてい及ばない。
考えてみなさい、日本がこれだけ過剰にバブリーになったのは、世界中の車と家電がメイドインジャパンだったからだ。
それが、今やどうですか?
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1202Y_S2A111C1000000/
◆特効薬ソフトバンクも効かず…電機日本勢の重い病(有料会員限定)
11月7日付の日経新聞によると、世界中の金融機関がソフトバンク詣でを始めてい
るという。日本のメガバンクはもちろん、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・
チェースも次々に門をたたき、孫正義社長のもとに押しかける。理由は言うまでもな
い、先行き不透明なこの時代に総額1兆5000億円を超える米スプリント・ネクステル
の大型買収に踏み込む孫社長の実行力に世界のバンカーが驚き、興奮しているのだ。
■首をひねるソフトバンク幹部
ところが、そんな興奮とは無縁の一群の企業がある。孫社長の側近でもあるソフトバンク幹部は「これだけいろいろな売り込みが殺到するなかで、日本の電機メーカーからは1社も反応がない。いったいどうなっているのか」と首をひねる。
残念ながら、この反応の薄さは、日本の電機産業の低迷を反映したものだ。ソフトバンクにくっついて米国に出て行けば、少なくとも自社単独よりも、小さいリスクで米市場を開拓できるはず。今回の買収が仮に数年前に起こっていれば、シャープあたりはこうした「コバンザメ戦略」を採用したかもしれないが、今はコバンザメになるほどの余裕もないということか。
■ルネサス再建に熱心なのは自動車メーカー
だが、今の日本の電機メーカーに他社の面倒を見る余裕はない。トヨタや日産がどこまで成算があってルネサス支援に踏み切るのか疑問だが、「ルネサスの再建に一番熱心なのが自動車メーカー」という構図は数年前には想像もできなかった事態である。日本の電機産業はそろそろ本気で再生の青写真を描かないと、本当に手遅れになる。
とっくに手遅れは見えてるんだけどね。
それは、より遠くが見える中長期視野であるかどうかと言うことだ。
たとえば交通誘導警備…救急車両の誘導など、刻一刻を争い、かつ先を先を読めば読むほど、全方位の交通に便宜を図れてスムースを確保できる、そんな仕事も珍しい。こればっかりは、何年経験者でもへたくそはへたくそだ。
より遠い未来を正しく読めれば、
よりいち早く先手先手で改善案を実行に移したり、未然防止も図りやすい。
要は
・愚鈍の集団
・勇無き集団
は、臆病者で、みんなして一歩先へ踏み出せずオロオロしてるとか、責任負うのが嫌で押しつけ合ってるから…
バカは利口にはなりにくいし
勇気が無いと、貴重な経験をいっぱい積むことが出来ない。
悪循環であろう。