先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

折りたたみシティ自転車20インチ 2号車FLYWAYで、片道2時間半の、青梅駅付近〜小沢・山伏峠経由〜秩父神社詣で、紅葉狩り


自転車は、クルマやオートバイと似通っていたり、全く違ったりと、やはり多種多様な人々の、多彩な楽しみ方が存在している。


マッチョな取り組み姿勢に自信を持ち、至上主義的な姿勢をとる人々も見受けられたり…だがしかし、前述のように多種多様であり、たとえば対戦格闘ゲームスト2以降でもこれまた様々な楽しみ方がある。
スト2ならウメに勝てないようなヤツはスト2やるな、みたいな…将棋なら羽生名人に勝てないヤツは将棋やるな?はなはだ疑問ではある。むしろ、そこそこ同士で楽しむ方が趣味や暇つぶしになる。
これはオートバイのレースでも同じで、プロレーサー=仕事でやる過酷なものもあれば、趣味でやるサンデーレース程度のもある。MFJトップレーサーが日曜の趣味レースを笑うのは勝手だが…


いまオレは、マシン開発をやってるつもりだ。そこらにあるオープンソースな安い部品や本体だけで、仕上げていく。激坂を、歩くよりラクに早めに登れれば理想的だ。
こうした姿勢はいわば今の東南アジアや中国だ。定年退職した日本の老人技術者があちらで再就職すると「まるで、俺たちの青春時代の日本そっくりだ」と驚く。創意工夫の連続、若い活気に満ちあふれ…
高価なロードモデル至上主義を唱えるなどして「商売を邪魔するな」的な、安い中国製に対するブリジストンみたいな姿勢をとる、ローディ愛好家や、零細のスポーツ自転車屋が、多い昨今…いわば「後家殺し」なのだろう…激坂の踏破を、高価なロードモデルでは無く、中古の安物の自転車とパーツのみで達成されると。
日本メジャーメーカー製の自転車は、折りたたみモデルはまず無いもんな…盛んとは言いがたい。ある意味でこれもガラパゴス化して意地を張って、籠城鎖国で時代遅れにわざわざなっている姿と見受けるが…いわゆるガラケーはいっときもちこたえて閉鎖市場を潤わせたが、スマホに大敗していまは淘汰側にいる…しかもスマホの売れ筋は米国ブラックボックス過ぎて日本メーカーでは太刀打ちできない…そうなるよう米国側も長年、周到に仕組んでいた。


高いロードモデルに依存して稼ぐ自転車販売業界は、ガラケーみたいな末路をたどりそうに思える。
日本のオートバイメーカーは早めに降参し、自社製の安い東南アジア小型バイクを続々と国内市場へ投入しているのが現状だ。


※16インチ軽量折りたたみ自転車、入手に苦労してます。中古の球数がまた少ない…11kg台以下で安物限定だと、選択肢はカリブーライト16、ドッペル102〜104ぐらいしかなく…中古品で心当たりがあればご一報ください。


 ◇


前置きでかなり横道へそれた。


青梅駅付近〜秩父神社まで小沢峠〜山伏峠ルートで41kmぐらい。いつもバイクで距離を測っていたので。
ゆえにきょうは寄り道もあるから全部で100kmぐらいか。往復に峠越えがあるから山間部暮らしの遠征サイクリングはつらい。都会からだと平坦路で山の目的地へ行けるからね。


行きは、東青梅から成木街道経由で吹上トンネルは旧道を通り、小沢峠〜山伏峠、のルート。いわば急坂が続く難所側。これはさすがに秩父神社まで2時間半は少し超えた(10:25〜13:00ごろ)。


現地ではミューズパークの自転車コースを走破するなどして、帰路に。


帰路は、小沢峠までは行きと同じ。こちら側だと山伏峠はやったらゆるいし、速かった。小沢峠より先は成木街道を行かず松ノ木トンネルを通って軍畑へ抜けた(グーグル地図だとこっちが最短ルート)。これまた軍畑駅方面行きの登坂はゆるめなので、そんなに時間はかからず。頂上付近で抜いてった「走り屋気取りの」ステーションワゴンと下りワインディングで競ったけど、一生懸命攻めてるwむこうより、こっちのほうが全コーナーで速かったぞw元サーキット&峠族なめんなw…まじめな話、半端な四輪や二輪よりこっちのほうが速い。軽量だし太めのスリックで安定的にバンク角とれるから当然だけど。
所要時間は、5分休憩を入れて2時間25分(15:30〜17:55)。やはり速い。山伏峠〜小沢峠の手前が飛ばしやすかった。


最高段48−14Tなら全力疾走の中学生通学自転車に負けず速度差15km前後になるぐらいにはスピードは出る。20インチ折りたたみにこれ以上のハイレシオが必要なのか疑問だ…ダホンで52−12Tをこいだけど重すぎてバテバテになるから非常用、下り用、短時間限定だね。重すぎて逆にそんなにスピードを乗せられない。


このルートだと激坂は無いので、ローギアは使わず。最低でもミドルギアで1s。32−34Tでほぼギヤレシオ1…同インチでもタイヤサイズ次第でいくらでも誤差に収まってしまう。でもこれもよほどの勾配ですこし使うだけで、たいていは2s:24T〜3s:21T〜4s:18Tをうろうろ変速。


行きでは、おなじみローディ(カレラのエントリーモデルかな)がぶち抜いていったが、彼らの大半はロングツアーはせず、峠の手前で引き返して行ってしまうスプリンターばかりだ。悪路はダメとか、峠は登らず引き返すとか…不便だからロードがほしいと思ったことは無い。フルサイズでもMTBばかり買っていた。なにより…出先もあのウルトラマンとかF1レーサーみたいな服装で歩き回るしか無いのが嫌でねえ…いや筑波サーキットの帰りに神保町まで直行してドトールでツナギのままコーヒー飲んだこともあるけどさ…


 ◇


オフロードいくひとは
へたなクロスなんか乗るなら、折りたたみ軽量自転車(Vブレ装備)に乗れと。12kg以下の。
要はBMXライクなんだよ。
・トップフレームが無いので、ママチャリや、カブみたいに、緊急時にすぐまたいで降りられる
・小径タイヤなので緊急時の機敏なステアさばきが簡単、崖下に落ちずに済む(くぼみに車輪を落とし込みやすくもある)
・けっこうある20インチのBMX、MTB、スノー、各種タイヤ
1.5〜1.75用チューブで1.75タイヤはいとけば、幾度となくガレ場をガタガタとダウンヒルしてもリムにフレなんか出たことは無いよ。そこまで激しい走行をしないなら1.5でいけちゃうのはクロスの700-32C=1.25なんかでけっこう行けるのでわかるとおり。


結論:ひっくりかえりたくないなら、折りたたみでいこう。
以下のような苦労が減る。http://ameblo.jp/foigras/entry-11068481152.html
クロスじゃサドル下げたくても限界があり、へたするとレバーじゃ無くボルト止めにしてたりと…ってかシクロの想定コースって段差がないか緩い、ぬかるみや草原まででしょ…競技の画像をあさってみるに。MTBトレイルよりもさらに軽い環境だよね。ロードと違い、緩やかな起伏の舗装でないオフロードを走れるよ=シクロクロスということだよね。ってか「シクロ=少しでも荒れたスポットでは担いで走る」という本末転倒を楽しむわけで…乗ってはイカンwノリッパならMTBなり折りたたみ車だよ。


パーパスを間違えてはいけないよ。開発者の意図するところを。むろん折りたたみ自転車のように、開発側の想定外で悪環境に順応して適する場合もあるのだけど。こと激坂には、軽量&小径=ショートレシオの折りたたみ車は無敵。ロードバイクは力押しできる人で無いと登坂は厳しいし…


小径だったら、いざというときは自転車だけ投げ捨てて、人だけ停まる選択肢も視野に入れられたりと。もしくは放棄はしないけど瞬時にサドルから降りて両足着地してしまうとかね…MTBやロードでそれやるとハンドルは低い遠いし股間はトップフレームにぶつかって鉄棒状態…
階段状のスポットも、小径ならうまく車輪が段差にはまるのでつまりグリップしてる時間が長いわけよ…ひとつひとつの障害を、ひとつづつ処理できる。フルサイズモデルだと段差に対して大きな車輪が合わないから跳ねちゃったり行き過ぎちゃったりして、ステアもスローモーだから余計に、障害のひとつひとつを処理できずにパニックになって転倒したりする。
小径は車体小さいから、衝撃による車輪ダメージを嫌ってハンドルを引っ張りジャンプやホップするのも容易。わがFLYWAYは水たまりがあったらターボブーストしてるし。http://www.youtube.com/watch?v=arL04K3HLMwyoutube内で検索:turbo boost knight)


BMXは多段にできないし、いろいろと専用設計過ぎてね…
折りたたみで無くてもいいんだが、残念ながらミニベロはツインチューブばっかで重くてハイトも高く、股間を打つトップフレームが存在する…モノボーン・軽量・コンパクト・低ハイト=折りたたみスポーツモデルのみ。KHSでわかるように。


結論:山の斜面でひっくりかえりたくないなら、折りたたみでいこう。


はっきりいって、このカテゴリの「すばらしさ」は、乗って初めてわかった。乗るまでわからん。いわばパラダイムシフトだ。こいつはいろいろと便利すぎる。汎用性が高い。みんなまだ、折りたたみ軽量スポーツモデルのスゴさを知らない。使い方を知らない。


 ◇


今回の遠征では、『爪先レイラー』のおかげで、一度も降りて手レイラーすることはなかった。


チェーン外れも前変速も、それぞれ10回前後だけどね…
全部、走行中に、爪先レイラーで済ませられた。慣れると簡単で素早いよ。


コツとお約束
・シフトダウンは、車輪方向へチェーンを蹴るだけなのでカンタン
シフトアップは…『靴を汚して』『真下を見続けて脇見運転して』危険が伴う。巻き込んで怪我したり、不注意で轢かれたり衝突したり…
シフトアップ操作は、職人芸。細やかな爪先さばきで、起用にチェーンを移動させたり、はめてやったり…これを素早く、周囲に危険要因が無いことを確認しながら、行うにはしばらくの練習が必要。


とにかく、シフトアップ側の練習をすること。特にミドル>トップは失敗するとすぐチェーンが外側へ脱落…
そうでなくてもディレイラーガイドやチェーンガードの無いチェーンはすぐ外れるので、脱落しても走行したままもどせる爪先レイラーは便利すぎる。
・ミドル>トップ:
いちどトップギアを超えてチェーンが外れる方にまで誘導し、今度は逆方向へ足の裏で戻して調整してやる(失敗率は高いが、めげるな)ゆっくり、根気で、精密に行うべし。
チェーンが外側に行きすぎてしまった!はずれる!…あわてないでクランクを逆回転させ、はずれる手前まで時間を戻す 笑 外れる直前ぐらいの位置で足の裏で押し戻すとうまくトップにはまる。
ついにチェーンが外れてクランクにひっかかってもまだ大丈夫…ひっかかってるうちは脚で誘導して戻せる…まずトップにははまらずミドルに行ってしまうが。


トップからのチェーン脱落は、クランクセット純正のチェーンガード装着で、ある程度は防げそう。爪先レイラーもラクになるかも…まだ面倒なので買ってないけど。ガードつけないとふくらはぎに歯が刺さって流血するからな〜


最後に忠告
『爪先レイラーの練習は、林道の閑散としたところや、閉鎖された広いスペースなど、一般公道以外で行うこと』
ひかれます。崖下に落ちます。壁や対向車に激突しますよ。
失敗すると時間がかかり、あせったり、ムキになったり…してるうちに事故になっちゃう。運転中にケータイスマホをいじったときの「まるで瞬時にワープしたかのような」現象ですね。運転の他のことに気をとられるといつのまにかえらく進んでいる。
慣れれば、早くできるようになり、失敗が減り、危ないときはわかるようになる。マネするなら徹底的に練習してください。


『靴は、真っ黒、油脂まみれ、になります』
専用のを用意しよう。なるべく爪先が薄い、柔らかい、スニーカーがいい。うちはNBの安いヤツ。


 ◇


ラピュタ、御岳女坂クラスの攻略用に、いろいろと買い込んだ。
・やたら前方の低い位置にサブハンドル…つまりステムとかエンドバーとかいろいろ。八木アンテナみたいな風変わり仕様…
・冬の山間部と言えばイボタイヤ。タイオガ1.5処分特価
・交換用スポーク。スペアホイール買うのもいいけどまずは補修


ボードウォーク用のエンド130後輪は売ってるんだけど、クイックリリースだから盗まれるとか、フリーハブなので6sがないとか…不便。
シマノCS-HG50-7:13-15-17-20-24-29-34
7速だと29-34で登坂でのギアチョイスはラクだけど、7sだろうが8sだろうが大幅に部品交換するからカネも手間もかかる(8s以上はRディレイラーもチェーンも)…カネに任せた道楽では、おれの主義に反する。元のホイールは使えなくなっちゃうし…段が多いとイザって時に混乱の元でもあるんだ。でもシフターはたぶん7s用でも6sギアに流用できちゃうけどね(6sシフターで7sギヤの変速問題なかった…ディレイラーのトップ側スクリューを開放までゆるめたら6sのむこうまでチェーンが飛び出すので7s変速も可能)…どのみち6sホイールと7sホイールで交換になるので、交換のたびにディレイラーケーブルやスクリューの再調整はしなくてはいけないので面倒。
そういう悩みは無くて、12-14-16-18-21-24-28のセットでボードウォークみたいに重いの漕ぎたい!人にはいいかもね。おれのばあいはハイ側は11Tでも12Tでもいいけどワイドレンジで34T以降が無いと困るんで、選択肢は8sになってしまう…ところがシマノCS-HG41-8は11-13-15-17-20-23-26-34と、26-34で8だからギャップが大きいのよ…6sだと24-34で10だから登坂時に苦労してるけど、大差ない。
パーパスが合わない訳ね。パーパスと予算が折り合わないの。


11/04追記
結局、ドッペル104のバージョン2のユーズドをゲットした。
こいつは初期型と違い、ボスフリーで7sになっている。すでにメガレンジの7sはもってるので助かる(FLYWAYに入れてみて大失敗した)。
タイヤはKENDA KWEST1.5にして、クランクはFLYWAYからとりあえずXCT 48-32-22T借りて、また御嶽山道なり女坂なりトライしてみる。
16インチはスクーター車載もさらに容易…ラピュタ坂の手前まではバイクでーとかやれる。
http://www.doppelganger.jp/product/104_blackbullet/top/
http://www.doppelganger.jp/product/104/
なるべくこいつで「誰でも激坂仕様」のマシン開発を完成させたい…金もかかるし。出来ればあと一回だけ、カリブーライト16を6s化してみたくはあるが絶版車なので入手困難…


ダンボー
いずれ奥多摩もこればっかになる…
http://news.2chblog.jp/archives/51719126.html