先従隗始・温故知新

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実質、日本の原発メーカーや関連企業は、マレーシアをあきらめたのか


ベトナムでわかるように、日本が撤退したらそもそも原子力が成立しない、元・発展途上国は多かろう。
シンガポール原子力断念を表明したばかりで、マレーシアは隣国…というか日本で言えば伊豆大島小笠原諸島だけが隣国みたいなもん。。

http://www.asahi.com/international/update/1022/TKY201210220267.html
マレーシアの原発計画に遅れも エネ相「事故に懸念」


 【シンガポール=古田大輔】マレーシアのピーター・チン・エネルギー・環境技術・水資源相は22日、2021年の稼働を見込んでいる同国の原発建設計画に遅れが出る可能性を明らかにした。訪問先のシンガポールで、朝日新聞など海外メディアの取材に応じた。

 マレーシアは1千メガワットの原発2基の建設を計画しているが、同相は東京電力福島第一原発の事故によって「国民に原発事故への懸念が広がった」と指摘、「国民に情報を開示し、賛否を問う必要がある。時間がかかる」と語った。21年稼働とした当初計画について「変更は可能。遅れるかもしれない」と述べた。

 日本はマレーシアと10年9月に原子力に関する協力文書を交わした。だが、福島第一原発の事故後に行われた、建設に向けた事業化調査の入札に日本企業は参加しなかった。


福島県だけは、蚊帳の外…当然だが。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121022/t10015933921000.html
EU 日本からの食品輸入規制を緩和
10月22日 21時38分


EU=ヨーロッパ連合は、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと続けている日本からの食品の輸入規制のうち、福島県を除く1都10県からの輸入については、規制を大幅に緩和することを決めました。

EUは、福島第一原発の事故のあと、東北地方や関東地方など1都11県から出荷されるすべての食品について、日本から輸出される前に放射性物質の検査を義務づける輸入規制を続けています。
この措置について、EUの執行機関であるヨーロッパ委員会は22日、福島県を除いて、宮城県岩手県など1都10県については、来月1日から規制を大幅に緩和することを決めました。
具体的には、検査を義務づける対象を、これまでのすべての食品から、放射性物質が規制値を超えるおそれがある茶類やキノコ類、コメや大豆、水産物など、最大で8つの種類に限定し、検査の対象は都県ごとに決めています。
このうち山梨県はキノコ類だけ、静岡県はキノコ類と茶類が検査の対象で、それ以外の1都8県については、8つの種類すべてが検査の対象となります。
EUでは、これらの1都10県については、来年3月に規制を改めて見直すとしています。
一方、福島県産の食品については、来年の収穫期が終わったあとのサンプル検査の結果を見る必要があるとして、再来年=2014年の3月まで、現在の規制を継続する方針です。
EUの輸入規制の緩和は

EUの輸入規制が大幅に緩和されるのは、山梨県静岡県群馬県茨城県、栃木県、宮城県、埼玉県、東京都、岩手県、千葉県、神奈川県の1都10県です。
このうち、山梨県はキノコ類のみ、静岡県はキノコ類と茶類について輸出前の検査が義務づけられます。ほかの1都8県については、キノコ類と茶類に加えて山菜類、水産物、コメ、大豆、一部の野菜と一部の果物の合わせて8種類について、検査が義務づけられることになります。


ほかはともかく、飯舘村に人を帰すという発想そのものが信じられない。
地価はただ同然、無人地域なのだから、ここをキャンベラみたいな政治機能の首都にしたらいい。国会も霞ヶ関も全部移転。
いやでも毎日欠かさず、飯舘村の実態がわかるだろう。

http://ameblo.jp/nouka-challenge/entry-11385918865.html
村民を汚染地域に強制送還


10月20日福島民友福島民報など地元紙で報道されたように、飯舘村では国の帰村スケジュールを受け入れたようです。居住制限区域においては1年半後の平成26年3月にそして帰還困難区域においても3年半で帰村を実現するということです。これは土地を除染してきれいな状態にする期間ではなく、無理やり村民を帰村させる日程にすぎません。

いまだに、空間線量の目標値も土壌のセシウム含量の目標値も発表しておりません。それらを無視して仮設住宅や借り上げ住宅に避難中の村民を追い出し、どこにも逃げられないように賠償も出さず、帰村させて、原発事故の収束を宣言したいだけのようです。これらを主導しているのがだれなのか正確な情報が欲しいものです。

主導している組織が経産省であり、内閣府であり、環境省であることは分かりますが、その中で誰がこの非人道的な計画を立てたのかぜひ調べたいと思っております。政治的には村長と官邸が事故当初から画策していたシナリオを忠実に遂行しているということです。