先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

折りたたみシティ自転車20インチ 2号車FLYWAYで、青梅駅〜御嶽駅付近〜多摩サイ右岸〜多摩川河口〜多摩サイ左岸と新奥多摩街道で青梅駅


※きょうは府中河川敷で花火大会なので、多摩サイは両岸とも麻痺状態かもね…昨日の昼ですでに右岸は陣取りのシートだらけ、現場監視員の目が怖い…いちおう見に行く予定。http://www.tekuteku-fuchu.com/hanabi.html


多摩川サイクリング
左岸のイメージ:「ミーは青山のデザイン系勤務でニコタマーなプチセレブざんす、おフランスのヒャクマンローディで優雅にクルーズざます」
右岸:「やろうども、覚悟はいいか!一歩間違えれば地獄の底辺真っ逆さまだ、貴様らの命は隊長の俺が預かった!合い言葉は「何度でも試すのさ、どんなに苦しくてもやりとげる!爆熱!!」


きのう。
せっかく48T化したSR XCTクランクを試すことにした。
きょうは余計な御嶽往復ルートを入れてしまい(国体リハでカヤック練習が見られるので)、走行距離150kmに達してしまった…人生、一日でここまで自転車走行したのは初めてかも。120kmに達すると脚が終わっちゃうんだよね…


10時に出かけて
21時半帰宅だもん…ブログ投稿は翌日になってしまった。それだけ過酷であった。


青梅駅御嶽駅往復20km
青梅駅〜多摩サイ起点8km
右岸ルートだと河口まで60km以上
ここまでで90kmとする。
帰路はほぼ左岸と新奥多摩街道なので53km
羽村から青梅で8km
ほぼ150kmオーバー。


とにかく右岸は支流の回避ルートがとても遠い…支流をさかのぼって最初の橋まで飛ばされる。あと日野市の途中までは全然まっすぐじゃない。
都会から福生方向へ来るにはいいかもしれないが、青梅から行くには非常に難儀だ…どこが起点かもはっきりせず、いきなり道がなくなるのですぐ迷う。
どうやら睦橋が実質的な起点のようだが…それより上流はプツプツ途切れている。wikipediaによればあるにはあるらしいが、探すだけでは永久にわからん。


ほんと浅川の回避ルートなんて、堰のところで入水し、自転車を担いで対岸まで渡ろうかと思った。道を覚え込むまでは、とにかくイライラするし、無駄に時間がかかる。
特に、立川モノレールの沿道のところは浅川の土手まで移動しないと先へ進めないというトリックには参ったよ…あの先はけっこう整備が進んでるんだけど。正規のルートだといったん引き返してモノレールまで目指す非効率ぶり…なら多摩サイでモノレールが見えたら右折して直接向かう方がいい。


とりあえず関戸橋の目印はキューピーだというのはわかった。キリコ・キューピー…じごくをみれば こころがかわく たたかいはあきたのさ


そして
福生ゾーンは「ジャングル、サファリパーク」
クロコダイルもサイも出る(ぉぃ
毒蛇も毒蜂もムカデも出る…(ヤマカガシとスズメバチ
群馬県(飛び地)ケニア市という感じだった。こっち側は野ネコ(野生のライオン)がまた多い…


推奨仕様:1.75以上のタイヤ、20インチ以上、15kg台以下の車重
最低限仕様:20−1.5のタイヤ
MTBでトレイル・クロカンの経験がないと厳しい。
1.5の場合は、自転車の整備経験や設計知識、長年の運転歴などがないと、たとえば中高生では乱暴にリムうちしてすぐパンクするだろう。
よく河川敷や低山にあるクロカンサーキット、あれとほぼ一緒。しかもかなり悪路。
1.75でしかも安くてプニプニでよくグリップして変形するタイヤとチューブなら無敵。砂利道も多いので重宝する。きょうは1.5だったので技術知識や運転テク総動員で神経を使った。


はっきりいって右岸ルート、昼だけしか走れない。暗くなると砂利道やわだちが見えなくて本当に転倒して死にかねない。というか30cmほどの段差に気づかず落っこちたので(一カ所だけ、水門付近を橋を渡るあたり…あのへんの横道の路肩にすごい段差がある)、後輪のスポークが一本折れてた(今朝の点検で確認)ため、それでホイールがゆがんでVブレーキこすりが復活…隣の2本のスポークを張ってごまかして何とかしたけど、もうこの車輪自体を交換しないとダメだな…中古で酷使されてるので金属疲労が行き渡ってる…後輪は体重とか加重ががつねにかかってるからね。こんどは8s対応のフリーハブにしよう…前クランクも8s対応だし。


河口から上っていく際は、川崎市(青少年サイクリングコース…アラフォー以降でも健全な青少年!)は政令指定都市なので予算潤沢だが、稲城市になるといきなりしょぼくなるので、とっとと左岸にうつるべし。いちど脇道へ迷い込んで高い段差が見えなくて転落して死ぬかと思った。車道に出れば隙間がなくてトラックと死闘になるし…
クオリティとしては川崎のコースは左岸よりさらによいと思う。都側のは自治体ごとに縦割りでバラツキがあるし、やる気のない自治体が多くて閉口する。クランク登坂も多い。


きょうは実質、3時間半はかかったか。迷いまくってトレイル一本道へ迷い込み、河原で暮らすホームレスのお住まいにいってしまったりした。
次回またいくとすれば、道は覚えたので3時間ぐらいで済みそう。今度は1.75タイヤのamourでいこう…鉄フレームの方が悪路のしなり方が好きだし、多摩サイで疲れにくいポジションとハンドルなんだよamourは。多摩サイスペシャルモデル。
ちなみに左岸は初回から2時間半。次回以降は詰めれば2時間ちょいかな。


右岸ルートはとにかくバテる…道が急に変化するし、砂利道など悪路ばっかりだし、オフロードは時間かかるし。…神経も使えば、体を支えたり車体を安定させることで筋肉も酷使する…
まるで「タマガワラリー」だよ…


だんだんイラついてきて、クランク登坂路に遭遇するとドリフトターンでコンペティションライクに激走鬼登り、変速もガキンガキン…青山ファッションでナンチャッテGIANTしてるアベックは唖然…だがおたくのGIANTだって本当はこうやって使うんだぜ…ちなみにレーサーレプリカ乗るときも雨天の右左折はテールスライドを使うことがよくある。靖国通りの市ヶ谷クランクとか、新宿行きのときの左折がRが大きくて、雨が適度に川になってて、スライドにはちょうどいい。一部の信号待ち歩行者は唖然とするけどほっとく。まあラジアルよりはバイアスの方がやりやすいけど。高重心のリッターSSでは難しいだろうねアクセルコントロールや重心調整も含め。


河口の方はあんまりおもしろくはなかったな。河口らしいのは鎌倉より西だなあ…


とにかくバテた。夜はもう寒いのにフリースを持って行くのを忘れて寒さで消耗した。(寝たら死ぬぞ状態)
河川敷は、ってか川沿いは水の蒸発により寒いのだ。滝や渓流は避暑地には寒いぐらいだ。なのでサイクリングロードはあきらめて新奥多摩街道で帰った。あと多摩サイは高速道とおなじくずーっと直線で作業は単調、暗いと景色も見えずサイアクに飽きる…PAもないし…


それでも「青梅までと、青梅から」という言葉通り、羽村までは平地の寒さだが、『青梅の寒さは山沿い』なのだ…つねに都心より2〜4度は寒い。夏でも1〜2度低いことがある。青梅市東端〜青梅駅までの標高は100〜150m。どこの幹線道路も青梅が近づくとゆるい上り坂がずっと続く。
温度計を落としてなくしてしまったのだが、どうもいま室温計13度を見る限り外気温は10度近いらしい…寒いので安心して生肉をたくさん買って帰ってきた。


この地図にだまされるな。
http://members3.jcom.home.ne.jp/tamariva-mimu/map.html#map
wikipediaをよく読んだ方がいい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E6%91%A9%E5%B7%9D%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9





 ◇


きょうは、睦橋より北のコースを調査してきた。ネットで情報をそろえてからでないと絶対にわからない。


・左岸から羽村堰下橋(歩道橋)を渡り、そのまま住宅街へ降りて、目の前の坂道を上る。
・見晴らしのいい山の手の道をずっと進むことが目安。都道などを何度か横断する。
・左手の崖下にニュータウンが見えたら、二本目の急坂を下りると公園を含む自転車道がある。行っても行かなくてもいい。行ったなら永田橋の都道から坂を上って、階段もしくはスロープから『小さな陸橋』の道=先ほどの道、へ復帰する。
・多摩橋より南は、支流・平井川の右岸沿いの自転車歩道にいく。ここが実質的な川沿い道の始点。
あきる野市営の運動場の真ん中を舗装路で進める。睦橋下の芝生路をくぐると、あとは昨日とおってきた右岸ルート。


なんかやっぱり、タイヤ1.5だと砂利道はゴツゴツ突き上げてきて硬いかなあ…1.75で柔らかめのタイヤチューブの方がましかどうか、いずれamour号のほうでまた走ってみる。でもあれ前1段で48Tだからダート登坂が厳しい…


ついでに、都会側から来た人が書いていて、読んでから出かけてもルートが全然わからないwikipediaの上流側の項も書き換えておいた。上流側はあんまり来る人いないからね。上流側から下っていく人はもっと少なそう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E6%91%A9%E5%B7%9D%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9




 ◇


手レイラー仕様の発展形=『爪先レイラー』
爪先が薄いサンダル限定…精巧に操ると乗車のまま変速可能、トップギアからチェーン脱落しても元通り。冬になると靴になるので、できないのが難点…


フロントディレイラーが無いと、ガイドがないためチェーンはたまに脱落する。
外側からはずれたり、内側に勝手に変速する。両側に、チェーンガイドたるディレイラーがないからだ。折りたたみ自転車は前後ギア軸間距離がフルサイズより10cmは短いのでチェーンは大きくナナメとなり、脱落が起きやすいと思われる(BD-1などでもそういう事例がいくつかあったような…しかもディレイラー付きでもなるそうで脱落防止具を自作してつけてるとかで)。つまりディレイラーがあると今度はナナメになったチェーンがカリカリとガイドに当たり続けるかもしれない。
抜本的防止策は無いが、減らすことは可能…たいていはリア変速時のチェーンの縦横移動で、『チェーンの震え』が前に伝わるのが原因なので、この震えを小さくするように工夫する。
具体的には、『変速でチェーンが震える瞬間だけ漕ぐのを緩める=チェーンが引っ張られる力を緩める』。完全に止めてしまうと変速しないので(しかも止めてまた漕いだ瞬間は高回転なので高トルクがかかりチェーンはピンピンになる)、瞬間だけ回転をゆるめると、変速音も小さくなり、つまりショックが小さいので震えも小さくなり、脱落しにくい。オートバイのクラッチ操作に近い。オートバイもアクセルオフの瞬間だけはクラッチを切らずにシフトできるが、やはりどうしても少しクラッチを使ったときよりショックが大きい。
スポニチかなんかで、奥多摩周遊のヒルクライムでローギア以外をはずし、ディレイラーも外して出場したらチェーンが外れまくったという顛末を書いていたが、つまりはそういうことだ、クラッチ的な漕ぎ方をできないなら、その知識が無いとか因果関係を検証し導き出せないなら、素直にディレイラーだけは装着しておくしかないよ。ローギアだけならローギア位置でガイドを固定しておけばいい。ただでさえヒルクライムはクランクを精一杯漕いでトルクをかけまくるんだから、わざわざチェーンを外すための動作をしているといえる。せめてサンダルで出場して爪先レイラーを実行すれば…www
…結局、ディレイラーなしの手レイラー仕様とは、急坂の現地の手前でゆったりと手動で変速するとか、道中でチェーン脱落したら停止してゆったりとはめ直すとか、そういう余裕があるときにしか用いることができない。ヒルクライム競技に出走とか、激坂登坂で走行中に変速したいとかいうスポーツな用途にはやはりディレイラーは欠かせないし、爪先レイラーで代用するしか無い。いずれ改造靴べらレイラーを実装したいんだが普段はどこに装着しておこうか…どのみち激坂の登坂中に脱落したら降りてはめ直すしか無いよな。


 ◇


前回記事、amour左岸2時間半走破はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121012/1350002789