先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

右傾新聞と左傾新聞と、どっちも信用できない


結局はVツインエンジン、両方が政府の掌中で動いている。


ただ、得意領域(シノギの領域)があり、平時なのに危険を無理にあおるのが左側で、危険な事態なのにことさら安全安心を無理にあおるのが右側であるのが基本パターン。
どちらも状況により詐欺師になるのだ。


右翼側の読売はこう書く。見出しと書き出しが全然合っていない。かんぜんなだまし絵テクである…

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120704-OYT1T01119.htm
取り調べ全面可視化、デメリット大…検事総長


 最高検は4日、試行中の取り調べの録音・録画(可視化)について、「適正な取り調べにつながり、有効」とする検証結果を発表した。

 ただ、容疑者の供述が後退するなどの問題点があるとして、笠間治雄検事総長は、取り調べ全過程の可視化(全面可視化)の導入は「デメリットが大きい」との見解を示した。

基本的に、日本の政府・体制は長年右傾だったので、右翼と暴力団経団連とともにすっかり政府与党の手駒である。
だから、カネも影響力もタップリのはずの彼らが、国そのもののような彼らが、”セコイ手”を次々に使うときは「よっぽど追い詰められている時」いわば『貧すれば鈍す』ときである。たとえば原発事故でも小沢問題でもかならずこういうセコイ禁じ手がオンパレードとなる。どちらも「実際は無いか希薄なのに、無理矢理にあることにするハッタリ」だからだ。


同じ報道でも左傾報道だとこうなる。警察検察は右傾側に過剰に擁護されやすいがこれが裏付けられている。

http://mainichi.jp/select/news/20120705k0000m040090000c.html
可視化検証:自白の任意性争い激減 供述避ける傾向も


 取り調べの録音録画(可視化)の試行について最高検が公表した検証結果からは、「密室」との批判もあった取調室の状況が一変し、自白の任意性の争いが激減するなど一定の効果がみえてきた。一方で「真相解明の障害になる」などのデメリットを指摘する声もあり、試行錯誤は続く。


http://www.asahi.com/national/intro/TKY201207040801.html
「意義」「緊張」 容疑者も賛否

 特捜部に逮捕され、「可視化」の対象となった元容疑者らは、その感想を取材や公判で語っている。

 東京地検に昨年5月に特別背任容疑で逮捕され、全過程が可視化された元会社役員は、「検事の考えと意見が違っても、自分の発言がそのまま証拠になるという認識で取り調べに向き合えた」と意義を語った。 (…続きを読む 有料)

http://www.asahi.com/national/intro/TKY201207040797.html
「供述の不自然さ証明」「言葉濁される」 可視化の現場


http://www.asahi.com/national/intro/TKY201207040802.html
推進派封じ、透けて見える

 〈日本弁護士連合会可視化実現本部副本部長の小坂井久弁護士の話〉 可視化の有効性も示されてはいるが、弊害が強調されている。法制審にその実例を示すことで「全過程」の可視化を求める意見を封じ込めようとする意図が透けて見える。違法な取り調べを防ぐには、全過程を可視化するのが大前提。

『全面可視化の推進派を封じる工作』が弁護士に論破されるようでは当然、その味方である読売・産経はそのためのミスリード記事を書く。いわば「図書館戦争」だ…


原発事故についても、右傾側は何とかして「菅総理が人災の原因というウソ」を広めたがっている。カンチガイしてしまうようなだまし絵記事を毎度毎度書いている。これも関係省庁つまり当局=経産省などの差し金だ。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120705-OYT1T00537.htm
原発事故は人災」国会事故調が最終報告書


 今回の事故について、首相官邸の対応などを問題視し、「自然災害ではなくあきらかに『人災』」と位置付けた。


 事故の根源的な原因として、規制当局と東電との関係の「逆転関係」があり、「監視・監督機能の崩壊が起きた」とも指摘した。この結果、事前に災害への対策を行うチャンスを生かすことができなかったとした。

 官邸や規制当局が機能しなかったことで、被害の拡大を招いたとし、首相官邸の対応の問題点に言及。東電本店も現場への支援で不十分な点があったなどと指摘している。

最初の一文だけを読むと、官邸=菅政権が悪いように書いてあるが、実際は末文の通りで、人災の根拠は「長年の安全神話による怠慢、事前対策の無さ」である。(当然、ネット掲示板ステマ自作自演工作を行う右翼側のアルバイトたちは、「人災は菅だ」というレスをこの記事を根拠にコピペ投稿しまくっている…そうして掲示板が荒れた状態にして掲示板から人々が去って行き、大衆が肝心な情報を見ないように仕向ける…不都合な記事を見せない、線量計を持たせない計らせない、セシウムは有毒とか危険とか明言した市民は非国民呼ばわりして攻撃…3点セット)
時事通信は毎度フラフラしてるが今回はミスリード側に荷担している…見出しと実際が全然、乖離している。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012070500474
福島原発事故は「人災」=官邸の介入批判−電力会社の監視求める・国会事故調報告書


 報告書はまず、事故以前の地震津波に対する東電や経済産業省原子力安全・保安院など規制当局の認識について、「敷地の高さを超える津波が来た場合に全電源を喪失し、炉心損傷に至る危険があるとの認識は共有されていた」と指摘。「何度も対策を立てる機会があったのに、東電は対策を先送りし、保安院もそれを黙認した。自然災害ではなく、明らかに『人災』だ」と断定した。


 一方、事故直後の対応では、政府や保安院、東電のいずれにも原子力災害に対する準備や心構えがなかったとした上で、情報不足に不信感を募らせた首相官邸が現場に過剰に介入したと指摘。「重要な時間を無駄にしただけでなく、指揮命令系統の混乱を拡大した」と批判し、「事故の進展を止められず、被害を最小化できなかった最大の要因」と述べた。


これは左傾側がきちんと報じている。災害とか事故とか行ったトラブルに関して強いのが左傾側であるから。左翼団体もだから事故が起きたらどうするんだとか事故が起きたぞどうするんだとか言う領域が強い。

http://mainichi.jp/select/news/20120706k0000m010051000c3.html
 報告書は641ページ。衆参両院議長に提出した。事故の根源的な原因として、経済産業省と密接な関係にあった東電が、歴代の規制当局に規制の先送りや基準を軟化するよう強い圧力をかけ、「規制する立場と、される立場の『逆転関係』が起き、規制当局は電気事業者の『虜(とりこ)』になっていた」とした。

 その結果、経産省原子力安全・保安院の「原子力安全についての監視・監督機能が崩壊していた」とし、東電を「自らは矢面に立たず、役所に責任を転嫁する黒幕のような経営体質」と断じた。


 事故の直接的な原因として「事故は津波が要因」との見方を否定する見解も盛り込んだ。政府の事故調査・検証委員会(政府事故調畑村洋太郎委員長)の中間報告書(昨年12月公表)や、東電の社内調査報告書(今年6月公表)は「非常用電源の喪失は津波による浸水が原因」との見方を示してきた。

 しかし国会事故調の報告書は、津波の到達時間などを検証した結果、少なくとも1号機の非常用電源の喪失は津波によるものではない可能性があると指摘した。原子炉圧力容器の圧力を下げるための弁が作動していなければ、「1号機では地震の揺れによる小規模の冷却材喪失事故が起きていた可能性がある」とした。


 東電が原発からの「全面撤退」を検討したとされる点は「東電内部で全面撤退が決まった形跡はなく(官邸側の)『誤解』だった」と結論付けた。

 ただ、誤解を生んだ最大の責任は「民間企業の経営者でありながら、自律性と責任感に乏しい清水(正孝元)社長が、あいまいな連絡に終始した点に求められる」と指摘。「東電は、官邸の誤解や過剰介入を責められる立場になく、そうした事態を招いた張本人である」とした。


 事故後の対応では、保安院や東電の説明不足に不信感を募らせた官邸が現場に介入したとし、「情報を把握できないまま介入し混乱を引き起こした。事故の進展を止められず、被害を最小化できなかった最大の要因」と認定。そのうえで「官邸政治家は、真の危機管理意識が不足し、官邸が危機において果たすべき役割についての認識も誤っていた」と厳しく指摘した。

 「官邸、規制当局、東電経営陣には、準備も心構えもなく、被害拡大を防ぐことはできなかった」と強く批判した。


 事故発生翌日の3月12日朝、菅直人前首相が現場を視察したことに関しても「現場の士気を鼓舞したというよりも、自己のいら立ちをぶつけることで、むしろ現場にプレッシャーを与えた可能性もある」と指摘した。

 こうした検証を踏まえ、報告書は▽規制当局に対する国会の監視▽政府の危機管理体制の見直し▽新しい規制組織に必要な要件−−など7項目を提言している。

右傾側としては、国民をだまし絵記事でダマしたいので、なるべく報告書の内容は引用しない。読売・産経は要注意である。

もともとが右翼だの右傾というのは低所得庶民層向けであるから…読者層を考えたらわかるが。庶民下町では読売が売れて、大阪では産経が売れて、インテリが多い鎌倉江ノ島ベッドタウンでは朝日日経が無敵という感じ。





もはや、『だまし絵な新聞』…
読むときは各紙照らし合わせ、ネットもみながら、注意深く情報をとりたい。


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余談ながら、たぶん共産党に次ぐ、やっと二番目の脱原発政党の誕生である…命がけ、人生を捨てる…沈黙の艦隊のような覚悟がないと、国際利権&安全保障を伴う原発産業を打破する活動は難しい。だがだからこそ、左翼共産党ではない第二の受け皿が必要だ。腑抜けがとっとと離党を撤回して離脱したのは正しい。サラリーマン政治家に人生を捨てろとはいえないし足手まといだ。


読売も、保守性の動きに対しては必ずしも敵意バイアスを向けず、中立に書くことがある。なんせ天皇も大塚キャスターも311後は急に心臓悪化や白血病劇症化で入院したり手術、地井武男心不全脳梗塞で死去…いずれも似た年齢だ。国王ですら原発セシウム健康被害者であるデータはそろいつつあるがこの手の言論は黙殺されている…「天皇よりも商業経済」が蔓延している事実。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120705-OYT1T01224.htm
脱原発「意識一番遅れている」との小沢氏の矛先


 民主党に離党届を提出した小沢一郎元代表は5日、「小沢新党」に参加予定の参院議員の会合であいさつし、関西電力大飯原子力発電所福井県)の再稼働への抗議活動に触れ、「『政治が行動しなければ、自分たちが行動する』という意識変化が大きく出てきたのではないか」と述べた。

 さらに、「この意識が一番遅れているのが、永田町と霞が関だ」と指摘し、原発再稼働を決めた野田政権を批判した。小沢氏は新党で「脱原発」を訴える姿勢を示している。


せめて2025までに全廃を。それに基づく原発稼働計画と、順次廃炉計画と、次世代再生エネ発電技術と市場の開発進化加速を。スイスもドイツも政府がそこまですでにやっている。日本だけが子供のケンカレベルでいつまでもグダグダと駄々をこねている。
メルケルは「未来世代に核のゴミの始末を押しつけないのはオトナの責任だ」とまで公言。「商売よりも倫理である」としてちゃんと世間の支持を得ている。http://www.youtube.com/watch?v=qPce-g5PtTI


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日米とも、原発麻薬中毒は末期である…麻薬を手にするためならどんな手も使うほどに…
スタートレックTNGでそういう話があったが…二つの民族が麻薬を売り買いすることで争っており、ピカード艦長は売り買いが出来ないよう仕組んで両陣営から恨まれてその話は終わる。

ツイッターより


原発業界ベッタリの委員による人格攻撃などにより任期途中で辞任することになったNRCのJaczko委員長が最後の記者会見で原発安全管理と原発産業への厳しい監視を訴え。 http://online.wsj.com/article/SB10001424052702303684004577509021876463962.html
http://jp.wsj.com/US/node_473074
 【ワシントン】6日に退任する米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は5日、福島第1原子力発電所事故を受けた安全規制の変更への対応についてNRC内で合意が出来ていないことを明らかにするとともに、NRCに対し安全性強化のため原子力業界に引き続き圧力を掛けるよう求めた。

 ヤツコ氏は、特に原発電源喪失した場合のルールの策定が問題となっていると指摘し、「やることがたくさんあり、資金ももっと掛かり、原発の安全規制の修正や変更が必要になろう」と述べた。その上で、「NRCは(原子力業界に)圧力をかけ続けるよう望む」と語った。

 同氏はまた、福島の原発事故を受けた安全規制上の変更について費用対効果分析の適用除外とすべきかどうかをめぐり、NRC委員内に「大きな見解の相違」があるままだとし、今後議論を巻き起こすだろうと予想した。

 同氏は、原発の安全のためには規制の変更は必要であるとし、NRCはコストに関わらず原発事業者に変更を要求すべきだと主張。これに対しその他4人の委員は、個別に変更の費用対効果を評価したいとの立場をとってきた。

 ヤツコ委員長はまた、福島原発事故に関する国会の事故調査委員会が5日発表した最終報告書に関連して、原発の安全のためには「強力で実効性のある規制機関が必要である」と指摘。米国は日本に対し「望ましいやり方で機能する規制機関をどうやって設置するか、教示している」と述べた。


http://www.marketwatch.com/story/more-nuclear-reactor-license-renewals-delays-nrcs-jaczko-to-platts-energy-podium-2012-07-05

ヤツコさんも小沢みたいに、あることないことでけちょんけちょんにされて、かわいそうにな…


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野鳥の会の皆さんきたわーーーーーーーーーーwww
年末番組恒例のw

「6月29日の官邸前抗議行動の人数は日本野鳥の会の人10人に手伝ってもらって何とか8万人までは数えたのですが、その後は人数が膨れ上がりすぎてカウントすることが不可能になってしまいました」(文化放送大竹まことのゴールデンラジオ」7月6日)


まずは100万人から(いますでに10万届くなら1年以内で無理なく可能でしょ)。それだけ集まると永田町、霞ヶ関、赤坂、虎ノ門、西新橋でも足りないかもしれない。というか車道を封鎖しないと収まりきらない。だがそれでもいいというぐらいの「フツーの市民多数」が、面倒をいとわず集まることが重要。革命だの改革だのという飾った言葉はひとまず置いといて。
毎週金曜で恒例となると、認知度も上がり、集まりやすくなり、警察側も配備しやすくなり、むしろ色々と円滑的に都合がつくのでは。


オウム上祐ほどの本格的な革命テロ勢力の幹部からは完全にDISられったけど…確かにヌルいからね。
…でも逆に、ふつうの社会人でサラリーマンや自営業の皆様に、あんまり無理は頼めない。まずは大規模デモだけでも加わってみることで、『意思表示』をお願いしたいと…自分が吸う空気や食べ物水に直結して丸からね。近い将来にまたドカンときて一瞬ですべて失うか否か、屋内待避で震えて報道見てるしかない恐怖とか…つまんない番組ばかりになってしまってさ。
遠方から上京し、帰りにスカイツリーでも眺めに行くのでもいいから、まずは官邸前へ。それを恒例化していくことから。近所には永田町・日枝神社というハイパーヒーリングスポットもあるし←?