先従隗始・温故知新

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【関西電力】火力増強“後回し”のツケが表面化


しかも動かせない原発は資産で無くなるので会社が倒産する…
ま、ツケとしかいいようがない。


安全ではないのにウソついていっぱい動かしてきた原発
爆発して一部地域を立ち入り禁止の死の土地にして
自殺者と被爆者をいっぱいだして多数の市民の暮らしと古里を奪い


「めでたく原発バブル崩壊


バブルが崩壊したのに、バブル期とおなじ無駄遣いをしまくる人はいない。
国家経済では不況突入のたびに原発爆発などしない。
よって、原発爆発事故による原発バブル崩壊原発業界が不況になった=あまりに危険すぎるので今後永久に全廃しかない。


フクシマの震度と津波は小さかったので、あんなもんで済んだ。
つぎは震度や津波の高さ次第では、大阪や東京という地方全体が立入り禁止かもしれない…=日本経済終了、世界恐慌突入、東京(大阪?)避難民が地方にあふれかえって失業ホームレスとなり大パニック。


これは科学的思考である。


ジャンボジェットは危険とわかるとすぐにどんどん進化して見せて安全性をほこれたので今も現役だ。
スペースシャトルはこれが達成不可能な設計だったので退役となった。
オスプレイもあやしくなってきた。
原発は真っ黒だ。100年後でもろくな設計改善はないだろうし、100年後にはあといくつかの原発爆発事故が起きてるだろう。


・イナバの物置は、百人乗ってみせることで実証実験として信頼を得ている
・だが最新型の原発に、本物と同じ6m前後の大津波をぶつけてみることはできない(ほんとうに大津波がやってくるまで世間にウソや誇張を言ってごまかすことしかできない)


こういう「確かなことが断言できない商材」はね、カルト宗教の壺の押し売りみたいな詐欺商法の温床カモになっちゃうんだよ(持病の腰痛やガンまでもがキセキの水一つであっというまに治りました的なアレね…)…だからなるべく運用も採用も避けたい、『万一の被害』が甚大になるものであるほどに。

http://diamond.jp/articles/-/18490
【数字で会社を読む】
◆【関西電力
 原発依存が招いた過去最大の赤字
 火力増強“後回し”のツケが表面化


 ◇



今年からずっと永久にゼロ%でいいって。


いちど蛇口を緩めるともうずっとゆるゆるであふれ放題になるぞ…
商売のことしか考えてない、技術者ではない、連中ってそういうもんだ。


ぜったいに、蛇口を開ける機会をあたえてはならない。
日本でも米国でさえも、原子力は技術者の立場が弱すぎる。ヤツコ失脚工作でも明らかだ。


『日本は、津波と大地震の国であり、よく揺れてよく津波がくる地点ばかり原発がある』
海外の原発は河川だから津波はなく、内陸側の高い位置からも水が引ける可能性がある。
だが海沿いの原発は、ぜったいに海水は原発より高い位置にはない…ポンプできなければ爆発するしかない。


川の水でも水道でも、高い位置から自然に流れてきて自然落下でぶっっかけたら爆発しないぐらいの安全設計ならともかく、世界中のどこにもそこまでの設計の原発はない。
たぶんそんなもの設計してみて、試験運転してみて、データが揃うまでに50年以上かかるだろうし、それまでになんどかまた爆発事故は発生する。核のゴミも行き場がない…


とかく、スイス政府の取り組みがベストモデルだ。彼らの取り組みはかなり科学的で謙虚だ。

http://www.asahi.com/politics/update/0525/TKY201205250203.html
2030年の原発依存度、「15%が軸」 原発相が発言


 細野豪志原発相は25日の閣議後の記者会見で、2030年時点での原発依存度について、経済産業省の審議会で示された0〜35%の五つの選択肢のうち、「15%が一つのベースになりうる」との認識を示した。

 細野氏は、その理由について「原子力規制庁を発足させ、(稼働から)40年を(原発の)運転期限と設定すると政府として方針を出している。それに沿ったものだ」と説明。40年で廃炉にすることを前提に「15%」を軸に検討する必要があるとの考えを示した。


 ◇


節電を
のりきるだけではなく、
スマートグリッドや次世代発電などにより「普通」にしていくということ。


これまでと全く違う…ITスマートグリッドはもう実用域で、あとは普及が進むのみ。

http://diamond.jp/articles/-/18626
今夏の電力不足をどう乗り切る?
原発再稼働を前提にしない節電対策のススメ
――日本総合研究所上席主任研究員 瀧口信一郎


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だから”モノ”は売れても、世界支配”システム”を押さえてる英米に勝てない。


つまり日本は一段劣るバカなのだから
原発を今後も運用する能力など、備えてはいない。


原発をシステムとして考察すれば、スイス政府のように「ばかげている」と早々に結論ができる。
だが日本はバカでヤクザな商売人と役人だけで原発を動かそうとあせるので、結局はまた爆発事故などでむしろ大損を重ねる(儲けをもくろんだつもりが、むしろマイナスを増やす)だけだ。後先など考えてないからである。


こういう逸話がある。
豆をふかす行程。その製造会社は息子世代に代替わりしていた。
・もう何十年も使い続けた釜は、じつは圧力調整弁が壊れていた
・かつて先代とその頃の社員たちが残していた「レシピ帳」には、今とは全然違う製造工程が書かれていた、だが息子たちは全然気づいてない


・あるとき、客から豆の仕上がりについてかるくクレームがきた
・息子たち(同族企業の幹部)は「きちんと今までのレシピを守ってよ!うちは伝統がウリなんだから!変えないでよ!」と絶叫した


豆はたしかに出来具合が変わっていたが、それは
・知識のあるパートタイマーが圧力調整弁を修理し
・かつ先代のレシピ帳のとおりにやってみた
・しかし客も、おかしな製法でつくられている豆に慣れてしまっていて…


結論:こういうことはどんな業界でもすでに起きている。原発も似たようなもんだから、あんなもんとっとと全廃にして、永久に動かさせないことだ。

(下の引用記事とURLおなじ)


 障害の中には瓦礫の散乱や取水口の数が足りないなどやむを得ないものもあったが、専任の担当班が作られなかったり、注水のための炉の減圧ができなかったり、淡水にこだわったり、燃料切れで給水が長時間停止したり、さらに経験のある運転員が不足するなどオペレーション上のミスも少なくなかった。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120509/231815/
 日本のものつくりの素晴らしさをたたえる本は巷にあふれていた。3・11以後この論調は影をひそめたようである。震災と原発事故で日本の科学技術の力不足が誰の目にも明らかになったからと思われる。ものつくりの技術力が原発事故では十分発揮されず、ずるずると事態の悪化を招き、あげくの果てにアメリカやフランスの力に頼らざるを得なかったのは何故か? このような疑問を感じている読者は少なくないはずである。

 この疑問に答えるべき日頃饒舌な技術ジャーナリストや科学技術史の論客たちはおしなべて沈黙しておられるようである。


「全体像を見る視点」を「システム思考」と捉える

 福島原発事故の発生以来1年を経過し、事故の実相が詳細に明らかになりつつある。はっきりしてきたのが、現場で厳しい環境の中で危険を冒して仕事を遂行した作業員や消防士、自衛官など多くの勇気ある人々が存在した反面、現場の苦闘を結びつけて実を結ばせるための東京の「司令部」がほとんど機能を果たせず、ある本の表現によれば「国家の中枢が機能不全に陥っていた」ことである。


 同じことが70年前にあった。太平洋戦争で顕著だった「精強な兵と無能な司令部」という対比である。国家の命運がかかるという点では共通している原発事故対応がそれを再現してしまった。私にはこのことが、要素技術の開発には強いがその成果をシステムとして統合して社会に生かすことの不得手な日本の科学技術の姿に重なるのである。


対策本部は確かに3月11日の深夜に12Vの自動車用バッテリー1000個を東芝に発注しているが、その一部が届いたのは3月14日の夜であった。


 ◇



・「やんのかこら、全面戦争じゃああ」なんて勝ち戦の武将はもはや逆効果なのでご退場いただき
・撤退戦のしんがりなんて一番犠牲者が膨大に出てヤバイポジションでも神がかりに采配をふるうタイプが必要と。これは天木直人と話したときも頷いていた。いわゆる『敗戦探偵』


いわば安穏と大酒飲んでる今川軍が既得権益原発や電力の利権で
まさに負けたら全員死亡の背水の陣の織田勢がこれからの次世代以降を担う連中。


これも参考に池上彰

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20120417/231109/
齊藤:硬直化した組織の中で、いったん決まった事柄をがらがらぽんするのはいろいろな意味で難しい。池上さんが指摘されたように、社内だけでなく社外からの反発にも対処しなければなりませんからね。

 それでも、今までやってきたことをがらがらぽんとひっくり返したり、あるいは起動修正しなければならないときがあります。

池上:まさに撤退戦の戦い方ですね。

齊藤:以前、大学の広報誌に書いたことがあるのですが、過去の失敗や過ちや間違いを処理しなければいけないリーダーとは、攻めているときのイケイケどんどんのリーダーとは別の資質が必要だと思います。

 今までやってきたことを自己否定するわけですから。自分の過ちを外部に対して認め、謝り、その上で新しい道についての説明をつくさなければなりません。


本日の別記事
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120525/1337952396
原子炉が吹っ飛んで中身が飛び出したチェルノブイリ事故での、周辺民の体験談