けいおん、のだめ、が流行して、氷菓がはやらないであろう理由。
・ハルヒのタイトルが「涼宮」だったら、売れただろうか?
・「日常」ではまず売れない
・よって「氷菓」の時点でツカミはよくない。ワーストではないがワース。(現に放映前の反響は全く数字が出なかった)
・てえか最近の角川側は、センスないね…売れない作品ばっかり京アニに提示している。
・宇宙人?超能力者?おもしれー(おいしくすれば食べてくれる)
・軽音部?午後の喫茶?おもしれー(おいしくすれば食べてくれる)
・オーケストラ?こんなおもしろかったんだ(おいしくすれば食べてくれる)
・古典?推理?(…めんどい)
・ハルヒも氷菓もラノベなので、くどい。
・しかしハルヒはそれを補ってなお余る魅力がある、上述の通り。
・氷菓はただくどいばかりである。(ちはやぶる、ヒカルの碁ほどの魅力もないのでは)
1話放映時点での結論:
BD・DVDセル初動は数千枚レベルにとどまる。四捨五入で一万にはなり日常のような爆死はないと思われるが、けいおんまでの「京アニバブル」にはならないだろう。作品の性質自体が、メガヒットのコアコンピタンシーに反しているからだ。
角川や京アニからすれば(作者は元々がそんな大それたつもりはなかったであろう)
「新旧織り交ぜてハーモニーしてて、カックイイ!」と自画自賛していても
実態はやはり「古さと、難解さが、ボトルネック」
古さと難解さが足を引っ張ってセルを伸び悩ませるであろう…
=制作と製作の現場に”ヒット連発プランナー=プロマネ”が不在。いわばカリスマが。
見抜く眼…ハイエンド・リテラシーを備えて、一瞬で見抜いて「これのここが駄目だね」と企画会議段階で言ってくれる達者がいないのだ。
・楽器演奏やバンド活動には、移動や、ブームが発生するが
・ハルヒダンスだけでも世界潮流になったが
・氷菓には何もない。若者は古典と推理で何をして遊べばいい?
制作者やプロデュース企業は、若者向けに作ってるようでも、その目は若者を見ていないのだ。
『古びたソフトウェアや人材を、若手の表現により再生する手法…』
ペルソナ4 the animeなんかはうまくいってるが、
うまくゆかない事例も少なくない(端的にはゴーバスターズも)。アタリハズレは半々とみるべき。
いまの日本アニメ業界は、エヴァTV終了後のような状態だ。
地デジ開始により「スゴイ映像美を見せるバブル」
いわば3D映画バブルと同じで、しばらくは飽きられず、そこそこの駄作でも相手にしてもらえる。
氷菓もまた、ご多分に漏れないところではある。FateZeroのように、やや映像(ハード)に頼りすぎて、実際の中身(ソフト&サービス)はさほどでもない。
いわば、『量は少ないのに、キレイなデザインの容器で薄く高く”底上げ”してある、スーパーのお高い特製弁当』である。
私は常々、京アニさんに限らず「中身を盛り込め」と説教している。
見えない中身を作り込むのが京風であると。(ただの真っ黒なつまんない漆器に、ものすごい注力と、精神性と文化を、詰め込む…しかも黙して言葉では語らないのだが、相手をその高濃度な情報の量と質とで夢中にさせるのだ)
底上げや飾り立てなどの『表層』を『虚飾』するバッカリの、商売人に卑しさに走るなと、表現者のオナニープレイになるなと。
…この説教も、とらえ方によっては容易にカンチガイやイキチガイになるんだけどね。
氷菓についても、ハード偏重=表現者のオナニープレイになってしまってるのか、うまくソフトを詰め込んだつもりでも結果がズレちゃってるのか…こればっかりは角川と京アニの内部に行かないと知りようは無い。
ま、けいおんが最もソフト面&ハード面の、バランスがとれていたね。二期終盤〜劇場版ではすでに崩れてたけど。ハルヒも似た感じ。
京アニ(に限らないが)は、スタッフが抜けていったり社内が二分して、若いのが仕切ると、らきすたの3話までのように破綻したり、けいおんの終盤のように崩れてきたりする。
制作チームが若手とか少人数だけになっちゃうと、イマジネーション総量が枯渇し、プアになるわけだな。
逆に言えば、ハルヒやけいおんの一番いい部分には、豊かなチーム力がそろい踏みしている。
・星形グラフ(パラメーター)
すべての要素をハイレベルに引き上げて、キレイな星形にするのは難しいが
なるべく理想的な星形へ、あっという間に近づけていく…のがカリスマなり精鋭チームであろう。
最近の仮面ライダーがクールにヒットしており、
最近の戦隊シリーズがなんかパッとしない…のも結局はこの違いだ。
チーム総力だろうが、カリスマ依存だろうが、結果は出せる。つまり逆もしかり。
◇
http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-10491.html
2099名前:名無しさん@ニュース2ちゃん 投稿日:2012年07月04日 01:36
・ハルヒはみんなが出て行く前だった(ヤマカンは口を出すだけなら優秀)
・らきすたでヤマカンが監督に起用されたのが終わりの始まり(ケンカになって出て行く発端となった)
・けいおんは、TBSの局Pの目利きと、山田新人監督のコラボレーションがたまたま当たった・ハルヒ二期はすでに「だめな角川」と、出がらしのだめな京アニとのコラボ
・日常と氷菓は基本的に、ハルヒ二期の駄目コンビパターンを引きずっている
1922名前:名無しさん@ニュース2ちゃん 投稿日:2012年07月03日 23:53
結論いまの京アニに足りないのは
目利き=凄腕の発掘屋、あるいはメガヒット企画プランナーである。絵描きがスゴイだけのグロスならいまどき、いくらでもいる。
ベテランと若手が一体化していたのがハルヒで、らきすたは監督レベルの統括才能のない若手に偏ってしまって序盤が破綻し、けいおんはヤマカン勢がごっそり抜けた後のメンバーとかきふらいがうまく一致…と。かきふらい色がどんどん薄くなっていくけいおん二期後半と劇場版およびハルヒ二期はもうなんだかグダグダ…その悪いチーム力で制作している日常と氷菓。
◇
以下、
ジュブナイルアニメ的なレビュー
・ゴキ少女がヒロイン カサカサカサカサ…
・主人公、Gの大群の襲撃を受ける…妄想に襲われた
・ゴキ少女はたまに怪人クモ女に変身する「クーモ!クモクモーーーー!キキキ!」
だがゴキ歩きなら、さわちゃんのほうが数段格上。