敬称略で
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120310-OYT1T00030.htm
班目委員長辞意、規制庁発足遅れても「疲れた」
非常事態には若手が貴重であると、日本社会にしては珍しく『白黒ついてた』ね…
今も枝野も細野もピンピンしてるが
天皇以下、菅、海江田、斑目…あるいは大塚アナら、みんな「やつれ」ちゃった。セシウム疲れもあるだろう…被災地では「放射能避け」の西国旅行に被災民が招待されたりしている。
年寄りを大事にすることがメジャーな社会を否定はしないが
『イザ』
というときに限って、いらぬ苦労が増えることは懸念していただきたいね。
老人は非常事態の激務で憔悴しきってしまうし…そのままぽっくりされると後釜選びが大変だし。
んで老世代というのはいわゆる老獪で性悪なのがトップに君臨しやすく…民主党政権でも枝野、伊藤副大臣や細野らは貴重な体力面の戦力だった。
これが福田総理だの与謝野大臣だのだったら、目も当てられないのではなかったか。しかも自公政権は”二分連立”だから一体化しにくく、むしろ分裂ムードで責任回避や押し付け合いになりかねない…公明は共産の対局側(似たもの同士)だからか以前からそういうお調子者のところがある。かつ共産みたいに原子炉の中まで入っていくような現場主義の気性は薄いしな。
はっきりいって、おなじ311震災で、自民政権と民主政権で実験して検証してみるしかないぐらい「やってみなきゃ〜わからん」けどさ。
おそらく、和食と洋食みたいに、それぞれ異なる利点と欠点が出るんだろうけど。
こういうとまたバイアスと思われるかもしれないが…小泉政権以外だったら、どの政権や政党がやっても大差なかったんじゃないの?国民や現場のことなど無視して、あっちこっちの業界や利権や勢力のボスの顔色をうかがい、それを「全体調整」などといってがんばること…『だけ』に汲々としてさ。
菅政権でよかった、じゅうぶんベターだったと思うよ。あれが野田や鳩山だったら…鳩山政権は理想ばっかで実力ないし野田政権は平時向けの官僚投げっぱなしで利害調整専門だし…
んで森でも安倍でも福田でも麻生でも『欠点』が大きかったと思う。いやほんとう、最近の自民でアタリは小泉だけ。(緊急とか非常な時の、即戦力と実行力の点で)
参考
◆福田和也 『宰相の条件』
・目先の利害調整がいかに巧みであっても、それだけで治者としての条件を満たしていることにはならない。
国家が過去から未来までを貫く歴史の中で成り立つ以上、その歴史を包括した射程距離の長いグランドデザインを描くのが、宰相たる者の役目である。
そして、それだけスケールの大きな仕事をやり遂げる上で、それなりに高い見識や教養が求められるのは云うまでもない。
・100年単位の長い射程で国家のあるべき姿を見据え、そのプランを実行した指導者たちはこの国にもいた。
大久保利通、西郷隆盛、伊藤博文といった明治国家の建設者たちは、間違いなく、100年後の日本を見通しながら国の枠組みを作り上げたのである。
なんせ260年間続いた幕府の時代の人たちなので、きっと「次も100年単位」と当たり前に考えただろう。現代の経済社会とはスパンが違う。
現代の経済社会では、なんでもサービス、お客様どもは神様すぎてプロクレーマー=ヤクザゴロツキのいいエサ・カモである。
「サービスが悪い」だのと言って毎日風評が変わって一喜一憂、バラマキだの朝礼暮改に陥りやすい日々だ。その連続だ。非線形なブツ切りが続くばかりで統一的ポリシーなどありはしない。当然、この場合のお客様とは利権関係者らも含む。各利権にも有権者多数にも振り回されてもはや中枢機能はほとんど機能していない。
もはやシタにとって、ウエから「注文の多い料理店」であり
もはやウエにとっても、シタの大集団が「注文の多い料理店」である。
バビロンの紋章だかが蛇が自分の尾っぽを飲みこむ図だったが…
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国際人のための情報サイト
英国エコノミスト日本語オンラインサービス
http://www.eis-world.com/
今週のエコノミスト:3月10日号
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The dream that failed
Mar 10th - Mar 16th 20121. Nuclear power
The dream that failed (Leaders)
福島原発事故が起きて、ちょうど1年目になる。この事故は、人類にさまざまな教訓をもたらしたが、安価で、安全な、大量の電気をもたらす源泉になるとの人類の夢は、打ち砕かれた。コスト面と安全性の面で問題は大きく、今後ともそれが克服される可能性は少ない。
2. The world economy
Another oil shock? (Leaders)
石油価格は過去4年間で2度も急騰し、成長が停滞している世界経済に大きな打撃を与えた。昨年はリビアの革命騒動で、石油の輸出が危ぶまれた。今年はまたイランが起こしている緊張で、石油価の急騰への心配が増大している。かつてのような石油ショックが再度起きるのだろうか?