先従隗始・温故知新

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to;東芝サポート窓口

件名:私はIBM系のSEをしておりましたが、レグザの著作権保護の設計ポリシーに疑問を抱いた


単刀直入に言います。
「s304kに限らず、本機を工場出荷状態にイニシャライズしたぐらいで、USBの映像データが読み込めなくなるのはおかしい」
「それではとてもインテリジェントな著作権保護監視ツールとはいえない…むしろ阿呆なバグを残した欠陥ツールである」

と、windowsUNIXを、
大企業(運輸ですとか小売ですとか家電メーカーですとか…)の
業務基幹システムレベルでインテグレートし、お引き渡しして後も運用保守を請け負うという
一連のEtoEのシステムエンジニアをしてきた私からすると、思えるわけですよ。

windowsはどうでしょうか、DRMとかいった権利保護技術はありますが、これはちゃんと抜け穴が用意してありますね。
もしOS再インストールでWMPが楽曲などのファイルを「DRMエラー」とやらで読み込まなくなっても、
再読み込みとか、DRMデータ削除とか、やりようによってOS内部で復旧できます。

工場出荷状態とは、まさにOSの再インストールですが、これをやったぐらいでUSBの映像データがゼッタイに読み込めないなどと
無能なことは申しませんよ、OSレベルではね。


ユーザ側に、UNIXプラットフォームのubuntuやらで、XFSだのUDFにアクセスを強要し
サルベージ作業をユーザ側にさせる…

なんという暴挙でしょうね。
クルマでいえば、「もし鍵をなくすとゼッタイにメーカー整備士による交換しか手がありません」ですか?
寒い中熱い中、へたすれば数百kmも遠方に出かけていて、携帯電話もなかったりして、
もしメーカー整備士を呼べないなら、
ユーザさんがノートPCを用意して、linuxをインストールして、
メーカーしか知らないはずの秘密のUSB端子につないで、イモビライザーのロックデータを削除しろと…できなきゃ暑さ寒さで死ねと…


そういうマクロな発想力ができる非凡の人材が、今やメーカー側にもいなくなってるようですねえ…

人材の質の低下…コストダウン圧力の産物ですか。

「顧客冥利」
CS…顧客満足度
客がリモコン操作ひとつで、たかが出荷状態に戻したぐらいで、いきなりUSBHDDのデータが全部読めなくなるときの落胆…
すこしは『想像』してみなさいよ。
ES側の自己満足(いわゆるオナニープレイ)などどうでも良いのです。ESとは従業員満足度だ。

同じ本機で録画したデータなら、
同じ本機であれば再読込で認識するようにしなさい。
そんなこともできない…なんという欠陥設計ファームウェアであろうか。