先従隗始・温故知新

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この増殖炉が事故ると、日本が、チェルノブイリ被災地になってしまう!


チェルノブイリ事故の放射能は1500km先まで豊富に到達し、被爆病や汚染食物などの健康被害をもたらした。あれも格納容器がなくて、圧力容器のふたと屋根が吹っ飛べば、後は核燃料が爆発し燃えたすすがダダ漏れで飛散した。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120125/chn12012507190001-n1.htm
 中国・北京郊外にある高速増殖炉開発の実験炉(CEFR、出力2万キロワット)が昨年10月、発電機があるタービン建物内で事故を起こし、停止していることが24日、日本原子力研究開発機構の調べで分かった。


 停止中の実験炉は、ロシア製で北京の西約60キロの軍事施設内に立地。原子炉を覆う格納容器がなく、中央制御室に運転員の休息用ベッドがあるなど、安全管理レベルが低いという。


 当局は安全性や透明性を強調するが、2010年に同市の大亜湾原発で起きた放射能漏れ事故を隠蔽(いんぺい)。昨年8月に四川省成都市の原子力研究施設で起きた火災もうやむやにされた。

 しかし、原発関係者は「中国の原発技術は世界をリードする地位にある」と主張。


技術もなくて粗悪品ばかり作るのに、世界戦略だの競争だの追いつけ追い越せだの…中国は本当にやばいな。パクリ新幹線のときと同じ背伸びぶり…

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012012600846
「実験炉で事故」否定=中国

 【北京時事】北京郊外にある高速増殖炉の実験炉が昨年10月、タービン建屋で事故を起こし停止しているという一部報道について、実験炉を運営する中国原子力科学研究院の万鋼院長は「事実と異なる」と否定、実験炉は計画に従って運転停止中だと述べた。26日付の中国夕刊紙・法制晩報などが伝えた。


 実験炉は2010年7月、核分裂が連続して起きる臨界に達し、昨年7月には発電に成功。万院長によると、実験の目標に達した後、運転を停止しており、今年第2四半期に運転を再開する計画という。「実験炉は法規に基づいて厳格に設計、運営されており、放射能についても24時間態勢で監視している」と強調した。


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日本の原発だって、大地震からの大津波でもないかぎり復旧不能レベルのSBOから水素爆発はまずないとはいえ…それでも今後10年以内1件事故発生確定の試算が出る。


まして関西では主力のPWR炉は配管がもろく数も多い。
加圧型なので当然、福島第一のBWR相手にさえ歯が立たなかった消防車の非力ポンプでは水が入っていかない。1次冷却水系の配管まで接近するには、炉心まで接近せねばならない。

http://www.fsight.jp/article/11147
 このまま日本で原発を再稼働させたら、今後10年以内に、東京電力福島第一原子力発電所と同じような事故がまた起こる――。


 原子力推進政策の総元締めともいえる政府の原子力委員会近藤駿介委員長)の小委員会が、日本の原発が過酷事故を起こす「事故発生頻度」を試算したところ、抜本的な安全強化策を施さないまま、原発を安易に再稼働させると、最悪の場合、日本にある原発のどれかが、10年以内に放射性物質を大量に飛散させる過酷事故を起こすという、衝撃的な結果が出た。


 福島第一の事故を踏まえて、過酷事故のリスクコストを試算し、原発の発電原価に反映するのが目的だったが、その計算過程で、とんでもない副産物が飛び出してきたことになる。これが現在の日本の原発が抱える事故リスクの科学的評価だとしたら、ストレステストに合格すれば、原発の再稼働はOKなどという、おままごとみたいな手続き論は、もはや全く意味を持たない。