先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

あれ危ないよねー

オートレース場の規格。
グラベルもクッションもなんにもないでしょう。激突したら即死。
しかもずーっとサイドバイサイドだし。


サーキットの方がずっといい。筑波ですっこけたけどぜんぜん無傷だったよ。マシンは畑に突っ込んだようにドロドロでカウルはがれちゃうけどね。


オーバルレースはバイクは危ないよ。観戦むけでバリアが少ないか全然ないから。
教習所だって、たとえ金網フェンスでも突っ込んで死ぬ人いるんだから…

2011年7月にデビューし、44年ぶりの女子オートレーサーとして期待されていた坂井宏朱選手が12年1月15日、船橋オートレース場で練習中に転倒しフェンスに激突。頭蓋骨骨折により死亡した。27歳だった。


http://www.youtube.com/watch?v=Sjo4U8PwxNo
ここまで回避できず、次々に接触するってのは
ロードレースではあり得ないなあ…サスもブレーキもフレームもプアな仕様だからこうなる。いちどパニクるとライン取り変更ができないんだな。カブでレースやってるように見える…てかカブレースやったことあるからわかるんだが。


70年代で時間が止まってる、
オートレース場に、マシンに(セアだっけ)、この事業を統括・所管する経産省
という構図かな。


民間主導のサーキット・ロードレースは、その安全策は半端ない。コースもマシンもね。
http://www.youtube.com/watch?v=SutNZ3l4IxE
http://www.youtube.com/watch?v=0vnKUL4RDN4
こんなんでも人はまず無傷よ。(共に、ヘタなひとが、低速でこけてるけどね…)


こんだけ高速(最高350kmhぐらい)な世界選手権レースでも、すべってる選手は滑り終わるとまたマシン起こして再スタートしていることが多い。あとグラベルは速度減衰効果が高いのですぐ止まる。
http://www.youtube.com/watch?v=j5z6lFz2aL0
http://www.youtube.com/watch?v=QlO8PCt95Ec
http://www.youtube.com/watch?v=QMJrC9c2rD0
ひかれたり追突、上空へ舞い上がって地面激突…などよほどの要因がないと、起き上がれないほどの負傷にはならない。
http://www.youtube.com/watch?v=pHGk-v1kyrg


オートレース場は舗装しかないので、減速しないままフェンスまで選手が突っ込んでいく。無駄にけがをして死亡する。
グラベルで減速、クッションバリアで吸収…これで生還して軽いけがで済む。


世界的に、オンロードバイクオーバルレースは斜陽である。
アメリカでデイトナ200が行われるが、これもシケイン対策などしてあるし、
http://www.youtube.com/watch?v=CCkhAq9rztQ
http://www.youtube.com/watch?v=cizr8K3kczk
コーナーは40度?近く見えるカントがついてる。…それでもなお外壁へむかってクラッシュすれば即死覚悟…プロライダーはその覚悟で走っている。(だから廃れたオーバルレース)
http://www.youtube.com/watch?v=MabpbGM5Ktg


80年代のバイクレースは、公道サーキットや、稚拙な安全対策のサーキットが多くて、死者が絶えなかった。当時の日本でも公開されたWGP映画にも死亡事故シーンがいくつかある。
オートレース場は、その当時のままの骨董品といえなくもない。